千葉の術中にはまったのか、それとも単に金沢が虚無だったのか〜千葉vs金沢(9/10)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□次期監督予想ダービー

千葉はユンジョンファン監督の今季限りでの退任が発表されましたね。まあ、仮に続投させるという判断だとしても、あるいは今回の決定のように満了という判断だとしても、どちらでも納得できる状況ですよね。早めに発表したのはユンさんの就活への気づかいかな?ともあれ、次の監督が注目されるところ。個人的にはロティーナあたりが宜しそう。ロティーナ、セレッソエスパルスヴィッセルではそれなりのサラリーだったと思いますけど、日本でのスタートがヴェルディなので基本価格はそこまで高額ではなさそうだし。

ただ、同じく守備の整備に定評があるとはいえ、ユンさんとロティーナでは中身は違いますよね。ロティーナはポジショナル系。ユンさんはどちらかといえば古式ゆかしい堅守速攻的カテナチオ。そういう意味ではロティーナよりもマッシモの方が継続性は出そうですけど、マッシモは所属したほぼほぼ全てのクラブにおいてギャラ交渉で揉めてるからなぁ。コロナ禍の影響をモロに受けて青息吐息のJR東日本が首を縦には振らなさそう。

 

□来期予想ダービー

視点を変えて、ユンジョンファン監督の再就職先の予想をすると、どうですかね。パッと思い浮かぶのはアルディージャあたりなんですが、これまでのクラブカラーとして相馬さんを切る可能性は切らない可能性よりも低い気もするし。ただし、伝統的に堅守速攻で躍進することの多かったクラブですし、状況的に時間も与えられるだろうし、現在の大宮とユンさんはマッチしそうにも思われたりします。

他方の金沢ですが、ヤンツーさんが率いるようになって何年目ですかね?一貫してヤンツーさんは組織としての体裁が崩れないチームを作ってくる。基礎を叩き込むからの底力であり、あくまで基礎の徹底を追求するがゆえの限界が明確ともいえる。そろそろ金沢としても次のサイクルに入るべき頃合という考え方もありますが、代えて良くなる可能性よりも悪くなる可能性のが高そう。けっこうシビアな判断が求められるタイミングなのかもしれませんね。

 

□ラッキーポロリを生かせない

さてオンザピッチ。千葉はいつもの3421。2シャドーが見木と高木俊幸だったのですが、高木が右で見木が左なんですね。高木俊幸といえば左ワイドからのカットインという印象が強かったので少し意外。それから芝の状態が微妙でしたね。フクアリの芝に生育不良のイメージはなかったので、こちらも少し意外。

対する金沢は、442の両SHに入るかと思われた大石と嶋田が同じサイドにいたりする  ???  よくよく観察すると珍しく3バックでしたかね。松本大弥がボランチで藤村と並んでいたのか、ISHで嶋田と並んでいたのかが微妙。前者なら3412、後者なら352ということになるんだと思われます。

試合はそれなりに動きのある前半45分に。まず見木につっかけられた松本大輔が、そのまま負傷交代を余儀なくされます。それほど危険なファールには見えなかったですし、その後の松本大輔の歩き方から判断する限り捻挫ですかね。まあ、ファールをした見木がいけないのですが、運も悪かった。とはいえ金沢は運に助けられた部分もあって、序盤からGKの白井が往年の大磯でのアイドル水泳大会ばりに、ちょいちょいポロリするなどリズムが悪いシーンがあったり、ジェフ側の積極的なシュートがゴールをかすめたりしたのですが、なんやかんやで失点には結びつかなかった。金沢的には運が良いのか悪いのかわからないような前半の戦いでした。

 

□千葉の完勝?快勝ではあった。

この試合はなかなか不思議で、ポゼッションで圧倒し、かつ、結果的に決定的なシュートを連発していたジェフですが、だからといって「攻めまくっているのにゴールだけが決まらない」感は全く漂ってこなかったんですよね。ということもあって、逆にゴールが決まらなくても嫌な流れにもならなかった。って中で田口が中盤をチンチンに掌握して金沢守備陣をペンペンにすると、そういう流れから見木が先制ゴールを決めました。

となるの金沢も攻めないといけないわけですが、如何せん、パスが2本以上繋がらない。急造のシステムが影響したんですかね?まあ、一応、金沢がボールを握った時間帯もあったんですよ。ただ、それはリードしたチームの常としてジェフが引きすぎた結果として3バックのところでボールを持たせてもらえただけ。得点の匂いが仄かに香ったシーンも皆無ではなかったものの、総じて金沢は厳しかった。

勝った千葉に注目すると、まずは櫻川ソロモン。ハイボールでの競り合いでは強さを見せていました。けっこう競り勝つ、あるいはイーブンまで持っていける。ただ、そこから収めるって部分がまだまだ足りないかもしれません。もう一人、西久保。この選手はタイミングの良いフリーランニングでオーバーラップして、シンプルにクロスを入れて颯爽と帰っていく。なんだか女子サッカーの清水梨沙みたいで好印象です。自信をつけるとこねくりまわすようになるかもしれませんが、今日の試合では爽快さを感じさせてくたので良かったです。そんなこんなで試合はそのまま1ー0で千葉が勝利を収めました。