長谷川唯とイベリコ豚と一人焼き肉と〜ベレーザvs伊賀(9/26)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□試合前

この日も昼過ぎまでは、都内を散策してから西が丘を目指すことに。というわけで、最近はまっている江東区の都営新宿線沿線界隈をお散歩。これまで、例の赤いシェアサイクルを借りたり返したりするのに、よくサイクルポートを利用していた「中川番所資料館」に入館してみた。区立の博物館だけあって、なかなか立派でしたよ。亀戸の特別展をしていたのですが、実は総武線で亀戸だけ江東区。西隣の錦糸町墨田区で、東隣の平井は江戸川区だったりするのです。

昼ごはんを「サンロード中の橋」なる商店街の店で食べたので、大島駅から新宿線に乗る。で、神保町で三田線に乗り換え。つまり都営地下鉄だけで移動ができた。西が丘に行くときはたいてい赤羽から歩くかバスだったので本蓮沼駅を使うのは久しぶり。そして「本蓮沼」は、「ほんはすぬま」ではなく「もとはすぬま」だったのですね。勝手に脳内では「ほんはすぬま」として再生していたよ。

 

□ピッチ上の両チーム

今シーズンは、これまでみたいには圧倒的な勝ち点を積み重ねられていないベレーザ。この試合でも、圧倒的感は影を潜めます。とはいえ、それはベレーザの問題というか、伊賀が良かったのかもしれません。伊賀の猛烈なフォアプレスに苦戦していて、さしものベレーザも前半はなかなか形が作れていなかったです。

逆に伊賀は前半の入りが良かった。というかフォアプレスが剥がされるようになるまでは、とても良かった。プレスにリソースを割く分、攻撃は物足りなかったですが、その中でもアクセントとなっていたのが杉田。この試合ではISHに入っていましたが、フォアプレスの後は攻め残って良いという役割だったらしくその攻撃力の片鱗を見せまくり。この選手はたぶん視野が広いのでしょうか、判断が速くてアイデアも流暢。流れるような動きでボールをさばくので、見ていて気持ちが良い。さすがです。

 

□注目点

なんだかんだで先制しつつも前半は大苦戦したベレーザ。後半は一転してリズムを握り返しますが、その要因は長谷川唯の位置取りでしょうか。前半は中盤ダイヤモンドのトップ下だったのですが、後半の立ち上がりにはボランチ近くまで位置を下げて、途中からは完全に左SHにスライドしました。で、それが奏功した。

というのも、伊賀はアンカーを置くシステムだったので、結果的にアンカーの乃一にマンマークされるような形に前半はなっていた。ハーフタイムの微調整でそれが剥がれた分、後半は長谷川の流動性が生きるようになった。代わりにトップ下に入った木下もフィジカルで乃一に負けていなかったですし、立派だったと思います。ついでに言えば、伊賀のアンカーに入った乃一、ようやく天職に巡り合えた感じですね。パワフルでパスセンスもあるけどアジリティに欠けるという本田圭佑みたいな選手なんで、構えるポジションの方が良さが生きると思われます。

 

□試合展開

スコアは、先にも触れたように前半のうちにベレーザが動かしました。サイドからのクロスに小林が合わせたヘディングのゴール。ただベレーザとしては内容的に不満だったでしょうし、伊賀は追いつかないといけない。そこでベレーザはケガ明けの清水(と宮澤ひなた)を、伊賀は切り札の道上をそれぞれ投入します。

そして後半はベレーザの試合。長谷川唯が輝きまくり。輝きながら明日のドアを開けるのか!と言わんばかりに輝く。まずはパスカットから持ち上がって、そのままロングシュートを決めてしまう。もうね、帽子を脱ぐしかないですよ、あんなんされたら。で、こうなると長谷川は止まらない。ベレーザダメ押しの3点目も、ほぼ長谷川唯の得点。低い位置でボールを持つと、もはや伊賀のプレスもユルユルだったので、雑な感じで狙い澄ました縦一本を入れる。それに合わせて抜け出した宮澤ひなたが決めきりました。往年の宮間あやを彷彿とさせるスーパーパスで勝負あり。そのままベレーザが3ー0で完勝しました。

 

□試合後

西が丘での観戦後は決まって赤羽で一人酒。この日は「トレボ」というバルだかビストロだかわからないですが、それ系の店へ。普段だと、こういう、「デートなり女子会なりで来てくださいね(はあと)」っていう店は、一人客をお断りされがち。実際にフロアの案内係は「一人?」って反応でしたが、なんせ、こういうご時世。すっと入れてくれました。なので、イベリコ豚のグリル(1600円)を一人で食ってやりましたよ。

でもさすがに、多少の気疲れもしてしまったので、池袋で店を変えてみた。ということで訪ねた先が「ひとり焼肉 美そ乃」。こちとら、一人客であることが前提なのだから、文句言われる筋合いはない。ただ、赤羽トレボで美味しい美味しいイベリコ豚のグリルを食べた後なので、焼き肉は若干……の問題など一ミリもなく、ただただひたすら美味しく食べましたよ。「極上サーロインの2枚付け」とか「ホルモン盛り合わせ」とか「小ライス」とか。ライスが「(小)」のところに加齢を感じたのと、580円の「氷結レモンハイボール」ではなく、440円の「角ハイボール」にしておくべきだったという反省こそあれ、2軒ハシゴ(計6500円)に一片の悔いなし。