□蔵前から浅草橋を通って秋葉原へ
天気も良くなったので、少し下町を散策しようと、朝から蔵前のカフェに行ってみた。で、そこから浅草橋までプラプラ歩く。いやぁ、浅草橋って浅草や上野よりも江戸感が強くありません?神田川と隅田川が合流する辺り。屋形船の船宿があって。なんか、「船宿」って響きだけで江戸感がマックスになる。
そのまま神田川沿いを遡上するように歩くと秋葉原に辿り着くわけですが、ちょうど雑なトートバッグが欲しくて、で、雑なモノと言えばドンキホーテじゃないですか。ということで秋葉原のドンキホーテに立ち寄ったところ、そうか、ここがAKBの、あのドンキホーテだったか。峰岸が坊主だった時期とかのCDポスターが貼ってあって、さすがにこの頃の人たちはある程度、顔と名前が一致するなぁと。まゆゆとか。
すっかり出遅れまくったと思っていたベレーザですが、なんやかんやでじりじりと順位を上げて、今節はじまる前の順位は2位なんですね。首位を快走するINACとの勝ち点差はずいぶんと開いておりますが。特に中断期間が開けてからは連勝しているらしい。たまたまではなく、戦術が浸透したということであって欲しいところ。岩清水や宇津木が実戦力になったことも大きいのかしら。
対するノジマステラは低空飛行で順位的にはブービーなのですが、再開後は大宮と浦和の埼玉勢を向こうに回して連続ドローですから、浮上のきっかけを掴みつつあるのかもしれません。中断期間に杉田亜未が加入したんですね。我らが伊賀くノ一がスタジアム問題か何かでトップリーグに参入できない中、なでしこリーグ終了まで契約を全うしてくれたのだから感謝しかないですけどね。杉田なら育成年代にはエリートチームに所属していたんでしょうし、かつ、社会人になってからはプロビンチャでの経験も積んだ。どういう立ち位置のクラブの、どういう立ち位置の戦術にもフィットできそうだから期待大です。
□栗毛色vsバスケ部体型
さて久しぶりに見たベレーザですが、システムは前期途中からの4123を継続。三浦成美が復帰してましたね。一方で小林里歌子と宮川麻都がベンチにも入ってなかったので、ケガでしょうかね。なかなかベストメンバーが揃いません。無事是名馬的は清水梨紗の髪色が、さらに明るい茶色になっていた。昔、こういう毛色の競走馬がいたんだよなぁ。名前は忘れた。G2なら上位人気するくらいの馬。なんだっけかな……
そんなことはともあれ、ノジマステラは3421で杉田はシャドーに入っていました。カウンターの持ち出し役とかフォアプレスの起点になったり、天職に近いポジションかも。3バックは左から22・4・5で、22はサッカー部体型なのに対して、4と5はバスケ部体型。前や上には強いのですが、背走とかアジリティが微妙っぽい体型。「サカつく」脳的には4番と5番をストッパー、22番をスイーパーにしたくなるような組み合わせでした。
□前半から打ち合い
試合は前半から大忙し。ほぼほぼノジマステラのファーストアタックを右サイドから仕掛けると、その跳ね返りを杉田が押し込んで幸先良く先制するも、ベレーザもさっさと追いつく。右のコーナーキックから植木がフリーになって決める。その後も植木は同じパターンでフリーになっておりました。
振り出しに戻った一戦は、前半のうちに再び動く。やはりコーナーキックから、今度は村松がフリーになってベレーザが勝ち越します。ところがところが直後のプレーでノジマステラも追いつく。右サイドをス崩して小林海青が決めたゴール。……ベレーザもノジマステラも、1点目と2点目が同じ形。いや、守備よ、守備。同じ形でやられてるやないかい、と。なお、前半のうちにベレーザはさらに勝ち越しましたが、その時は左から山本柚月が決めたので、1点目・2点目とは異なる形でした。
□スコア以上の実力差
後半の頭からリードしているベレーザが動く。中里に代えて大山をアンカーに投入して、三浦を1列上げる。1列上がった三浦もさることながら、大山が良かったですねぇ。たくさんボールに絡んで、攻撃のリズムを作っていた。ボールが集まりそうなところに顔を出せるってのは実力は当然として、その日のバイオリズム的な要素も大きいので、そのあたりも含めて上手くいきました。追い上げたいノジマステラも大砲CBを削ってサンデーロペスをピッチに送り込む。システムは433となりました。
ただ、後半はガス欠を起こしたのか、そもそも攻撃的な守備に特化していて“しのぐ”守備を苦手としているのか、ノジマステラはベレーザの繋ぎを全く潰せなくなります。ベレーザはノジマステラゴール前で余裕の繋ぎを見せると、北村のクロスが向こうサイドまで抜けていきSBの清水が押し込んでダメ押します。追い込まれたノジマステラもサンデーロペスが相手GKのブラインドを作ったことで発生したゴールで意地を見せましたが、スコア以上にベレーザの完勝だったと思います。