都外の試合のレポ解禁!〜京都vs新潟(10/10)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□試合前

横文字カタカナ英語大好きおばさんが「一応、念のため都県境をまたいだ不要不急の……」って言っていたので、これまでは都内での試合ばかりのレポートとなっていましたが、もっと偉いおじさんたちの集団が「お前らいいから旅行しろ。これは命令だからな」と言わんばかりにJR救済キャンペーンを始めて、晴れてお国の太鼓判を得たので、都県境をまたいだ試合のレポートもアップします。権威に従順なワタクシとしては、不本意ながら(?)旅行してきました。ホントはイヤイヤ(?)なんですよ。でも、お国の方針に逆らうと、謎の推薦表にリストアップされても、理由なく外されて任命されないとか、そういうこともあるかもしれないじゃないですか。専制志向強めの政治家クラスターを長年にわたり社会が支持してきたのだから、お国の方針に逆らうなんてできるわけがありませんので、不本意ながら(?)、gotoに、イヤイヤ(?)参加でございます。まったくもぉ〜、ホントはイヤなんだからね、大っ嫌い‼

 

□両チームの現状

というわけで5位6位の直接対決です。2020年10月10日現在、熱烈なサンガサポであるワタクシとしては、5位のチームを応援します。でも、どっちも頑張れ、みんな頑張れ。ともあれ、京都は現在5位。よくも悪くも、實好監督は、我らが四中工OB(ワタクシは四中工OBではないですけど)の一三に比べると地味というか、鮮烈さに欠きますね。

対する新潟については、今シーズン、2試合目の観戦となります。例年と違って「とにかく見れる試合から見に行こう」ってやっていると、こういう重複が出てくる。ただ、その時はチョンテセとか萩原拓也とか福田晃斗とかいなかったし(中島元彦はいた。試合中にポジションがチキチキ七変化してた)、監督さんの戦術も浸透途上だったので、また違った顔が見られるかもしれないなという期待感もある。順位も6位と、新潟サポ的には不満かもしれませんが、外国人新監督としてはそこそこなんで、ちょいと期待です。

 

□ピッチ上の両チーム

京都のシステムは352なのですが、3421から352に進化したというより、442の変形としての352って感じですね。442で選手を当てはめて、ボランチを縦にして一方をリベロ化して両SBが押し上がると、あら不思議、両SHが中央寄りでプレーできるじゃないですか、みたいな。両SHをセントラルでプレーさせるために一工夫というイメージです。

一方の新潟は、4231の「3」に10番タイプを3人並べたような雰囲気。ボールをもらって、剥がしながら前を向いてパスを出せる選手が2列目に揃っているので、それなりに押し込むことができます。尤も、それは新潟側の要因ではなく京都側の要因かも。京都の中盤逆三角形は、どちらかというと守備での強度を売りにしている選手ではないので、しっかりリトリートして5バックで守る傾向がある。故に新潟が押し込んでいるように見えただけって可能性もあります。

 

□注目点

新潟はヨーロピアンスタイルなんで、5レーンサッカーをやっている模様。そして特徴的なのは、おそらく攻撃時には両SBはハーフスペース(2レーンと4レーン)にいなければならないという約束事があるっぽいこと。ゆえに右SBの田上は大外を回らずペナへと一直線に走り込んでいくし、左SBの早川はボランチのようにコンダクターっぽくボールに絡んでいく。そういう関係性だったと思われます。

京都はそういうバルサッカーとは一線を画すカウンタースタイル。ラストピースとして迎え入れられた仙頭がボールを運び、庄司が後方援護するW司令塔みたいな役割分担なんですけど、仙頭がボールを持てる分、チームに余裕ができて、結果として逆に「頼むからウタカ、なんとかしてくれ」感が薄まったかもしれません。特定の個に頼らなくなったことは俯瞰で見れば良いことですが、こと、今シーズンの勝ち点積み上げに限って判断した場合、この「いつもいつもウタカに依存するわけじゃないぜ」ってのが、直接的な合理性を帯びるのかってのは、なかなかいじらしいところかもしれません。

 

□試合展開

前半はスコアが動かず。互いに悪くはないものの、「そこでもう一段階ギアアップできないから、その順位にいるんだぞ!」っと思わせるような内容です。特別にヒドいわけでなく、一見それなりにできているように見えるからタチが悪いとも言えるかもしれません。

って状況を打破するためか、新潟は「3」のうち2枚を10番タイプから大本・堀米というWGタイプにスイッチ。それが奏功したのかどうかはわかりませんが、試合は動きます。右サイドからの展開でスクランブルが発生し、最後は田上が仕留めて新潟が先制。とはいえ、追い込まれて余裕がなくなっ京都は、逆に、ウタカをシンプルに使う、そして、そのおかげであっさり追い付く。しかし、その次に輝いたのは新潟の左サイド。堀米がワンツーからダイアゴナルにゴールへと突進。鮮やかに決勝点を決めました。これは美しかった。新潟が逃げ切って京都との順位を逆転させました。それにしてもサンガスタジアム、素晴らしいスタジアムです。