テレビ観戦記高校サッカー千葉予選準決勝と柏vsセレッソの周辺をウロウロ振り返る。

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横河武蔵野FCのサッカー横河武蔵野FCvsツエーゲン金沢(12/10)の周辺をウロウロと…6/6

「FOOT×BRAIN」の界隈をサラッと。

天皇杯報道の界隈をサラッと。

てなわけで。

市立船橋vs習志野(11月20日)

市船 習志野

    9      11

8  10  11 15  10  9

  12 6   7 12

18 4 3 2 3 19 5 2

  1 17

習志野と言えば玉田ですね。市船に関しては、Jリーガーになった卒業生が多すぎて、誰がOB代表ってのは難しいですが、2011年的に旬なのは北嶋?

ともあれ、市船vs流経柏が決勝になれば、確実に全国大会決勝よりレベルが高いとか何とか言われる千葉県予選。そこに習志野やら八千代やらが絡んでくるんだから、どんな激戦区なんだ?

そんな千葉県予選ゆえに習志野といえどもノーシードになってしまったりする。それに、そもそも近年のネームヴァリュー的には市船の方がピンと来ますよね。なので、組み合わせを見たとき、「当然、市船の方が強いのだろう」とワタクシなんかは考えたのですが、先制したのは習志野

9番の選手がゴール前右の角度のないところから綺麗なシュートを決めて挙げたもの。ただ、その9番君、勢い余って直後に退場してしまいました。

ただ、その退場は、それほど劇的に試合の様相を変えるという感じではなく、後半になっても、「どちらかと言えば市船が攻めている時間が長い」ってくらいで、決してワンサイドゲームになるということはありませんでした。

とはいえ、やはり1人少ないと、ジリジリと疲労が蓄積されていくらしく、習志野の守備の要であろう5番の選手が足を攣って交代すると、後半の残り10分、市船が一気に攻勢をかけます。で、そういう流れの中で市船キャプテンの10番君が同点ゴール。

プレースタイル的には、けっこう「パス地蔵」系の華麗だけれど力強さなり、泥臭さなり、運動量なりに劣るタイプの選手なのかなと見ていたのですが(もちろん一試合テレビ観戦しただけなので、実際にそうなのかは分かりません。ただ、クラシカルなトップ下でした)、勝負強い選手ではあるようです。

だって、ゴール前の混戦でオーバーヘッドキックとか打って、で、決まってしまうんですもん。確実にモテますやん。文化祭終わりの後夜祭とかでフォークダンスをやったら、絶対に女子が「キャアキャア」言って、列を作りますやん。

そんなモテモテ10番率いる市船の猛攻をどうにか耐えて延長まで持ち込んだ習志野ですが、延長前半早々に決勝点を決められて力尽きます。ただ、ナンセンスで有名なタラレバを発動させるならば、11人vs11人のままだったら、少なくとも「良い攻撃(=小気味よいパスワーク)」を多く披露したのは習志野の方だったと思います。

柏レイソルvsセレッソ大阪(11月26日)

この試合は、レイソルの優勝が決まった後、つまりJリーグの全日程が終了してから録画を見ました。で、どういう時期に見たかというと、那須大亮レイソル加入が決定的とかどうとかっていう報道がされた前後の時期ですね。

その報道を耳にして、「レイソルってそんなにCB不足だっけか?」なんて感じたのですが、実は2011シーズンのレイソルって、CBを、ほぼ近藤・パク・増嶋の3人で回していたのですね。古賀とか小林祐三とか村上とかDFをホイホイ放出していたので、「DFがいっぱい居るんだなぁ」と思っていて、手薄とのイメージがなかったので、少し意外でした。

しかも、数日前にはパクドンヒョクの契約満了がリリースされていた。って、ことは、12月初頭の時点でレイソルの2012年度の契約更改が内定しているCBって近藤と増嶋しかいなかったんですね。

さすがに、「さんなわけないだろう!?」ってことで選手名鑑を紐解いたところ(念のため確認ですが、「紐解く」からといってワタクシが所持している選手名鑑は巻物ではありません)、アンヨンハがいました。

というか、レイソルってパクドンヒョクとアンヨンハの両方が所属していたのか。俄然いろいろと興味が沸いてきます。

「彼らは両国の置かれた状況に関するナイーブな内容についても会話をするのだろうか?」とか、「彼らは普段、何語で会話しているのだろうか?」とか、「そもそもアンヨンハは日本語と朝鮮語の、どちらが得意なんだろうか?」とか、「アンヨンハは通訳的な役割も果たしているのだろうか?」とか、「よく観察すれば、二人は微妙にヨソヨソしかったりしないだろうか?」とか、「ブラジル人の2人は、この2人の置かれているナイーブな関係を理解しているのだろうか?」とか、「てゆうか、ほかの日本人選手も、一応、知識として、そういう歴史的経緯を理解しているのだろうか?」とか。

まぁ、ワタクシの経験上、実際に人間関係が形成されると、基本的に、そんな背景の部分なんて、あくまで背景であって、自ずと後景に退いていくんですけどね。気の合わない日本人より、性格的に一致する部分のある留学生との方が、一緒にいて絶対に楽しい。あくまで個人的な経験談ですが、部屋の中でパソコンをいじっていても決して実感できない真実だと思います。

そんな、なんだか東アジアの縮図のようなレイソルですが、サッカーのスタイル的にはブラジリアン。まぁ、ブラジルはブラジルで、甘い言葉に誘われたり誘われなかったりしつつ、1920世紀に多くの日本人がフロンティアした国ですから、東アジアの縮図っちゃ縮図ですが、そんなことはさておき、ネルシーニョでありドミンゲスなわけですよ。

先制を許したものの、ネルシーニョ采配で息を吹き返し、水野がロングシュートをゴォォンとポストに直撃させ、ガックシとなり、そこからの二次攻撃で、田中順也がロングシュートをゴォォォォンとポストに直撃させ、ガックシガックシとなり、「こりゃ、アカン感じの流れかも」なんて雰囲気が日立台を包み込みそうになった直後、レアンドロ・ドミンゲスがロングシュートをパスゥゥっとゴールネットに突き刺す。

結果は同点に終わりましたが、柏の強さは十分に伝わってくる試合でございました。