テレビ観戦記高校サッカー千葉予選準決勝とガンバvs清水の周辺をウロウロ振り返る。

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渋谷幕張vs流経柏(11月20日)

渋谷幕張      流経柏

   9           16

   10        9 5  11

19 7 4 5      13 10

6 3 8 2     3 20 8 15

なんともインターナショナルな、渋幕。1トップはチアゴ君。監督はマルコス。有名な卒業生は(田中)マルクス。なんか、漫画とかだったら、超強豪校として描かれそうなキャラ。

ただ、実際には、アッサリと流経柏が先制。まぁ、なかなかのアッサリ具合でしたよ。前半の、まだ試合が温まらない時間帯に、なんとなく流経1トップの16番に入れたクサビのパスが、フワッとした感じのまま繋がって、気がつけばシュートが決まっていた、みたいな。

ただ、これは単なるラッキーパンチではなさそうです。と、言いますのも、流経柏って、もの凄く「プロっぽい」サッカーをする。

中盤をシッカリ作って、相手の隙を見計らいつつ、チャンスと見るや一気にスピードアップして攻勢をかける。その際、ロングボールはほとんどない。基本的にショートパスにミドルパスを織り交ぜてって感じなのですが、では「繋ぎ倒す」ってことになるかというと、そうではない。縦に速いパス交換で一気にゴール前に押し込んでいくんですね。

高校サッカー伝統のロングボール大作戦でもなく、近年流行のパスに特化した「面白いサッカー」でもなく、プロの世界のグッドチーム、例えばカシスタなどで日常的に展開されているサッカーを、そのままやっている。

なんというか「こういうシチュエーションではとっさの判断として本能的に、こういうプレー選択をする」って部分、無意識化するまでに叩き込まれた「サッカー脳」の方向性が、本当にJリーガーやJFLの選手を見ているようです。ということは、これは、「プロになる」ではなく「海外で活躍する」というところから逆算したときに、必ずしも正解とは言えない可能性もあるわけですが・・・。

ともあれ、このサッカーが出来れば、プロに入っても質的な相違に戸惑うことはないでしょう(量的にはビビリまくるでしょうが)。流経柏が近年、プロ養成機関化しているのも頷けます。

で、セットプレーから抜け目なく追加点を奪って余裕をかましていたところ、エアポケットができて、なんだかよくわからない失点を喫してしまう。まさにJのスタジアムで日常的に展開されている光景。こんなところまで真似しなくても良いのに。

また、流経柏の選手は試合中の立ち居振る舞いもJリーガーっぽい。例えば、なんとなくプレーが切れているとき、腰に手をかける様子とか、チャンスで味方がラストパスをくれなかったときの地団駄の踏み方とか。ちなみに地団駄は島根で踏むのが良いらしいです。そんなことはどうでも良いのですか、ともあれ、そんな流経柏を全国大会で見られないのは残念でなりません。やはり、島根まで踏みに行きますか!?

ガンバvs清水(12月03日)

この試合は、TBS。TBSと言えば「スーパーサッカー」。「スーパーサッカー」と言えば、我らがオグちゃん。そしてオグちゃんと言えば中西永輔。ってなわけで、この試合の解説は中西永輔さんでした。

中西さんと言えば、現役時代から抜群の運動神経で、キーパー以外のあらゆるポジションをこなした選手ですね。どのポジションに入っても、頭ではなくカラダが勝手に反応して適切に対応してしまう、みたいな。

回りくどい言い方をしてきましたが、要するに、風間さんとか解説者時代の相馬さんとかみたいに、「この人、頭いいなぁ」みたいな類の解説をする人ではないということです。

どちらかというと松木さん系。もちろん、松木さんはワン&オンリーの存在であって、完全に悟りを開いて解脱している方であって、中西さんは、まだまだその境地に達していないと思いますが、何か言った後に自分で「うんうん」とか頷く感じは松木さんにそっくりです。

何よりも存在感を示したのは、「それをハッ・・・!?えと、なんて言うんですかね、、、ちょっと解りませんけど、とにかく頑張って欲しいですね」ってしどろもどろになっていると、隣のアナさんに「『発奮材料』ですか?」とフォローを入れて貰い、「そうです、そうです(テヘッ)」みたいになってしまったシーンでしょうか。ミスタージェフとして多くのサポーターに愛された中西さんが持つスペシャルな才能、すなわち人並み外れた「御愛嬌」を遺憾なく発揮しておりました。

さて試合。

ガンバは非常に良かったですね。先制点を献上した後、イグノの活躍で逆転すると、前掛かりになった清水をあざ笑うかのような鮮やかなカウンターを量産していました。

カウンターと言っても、FWを走らせる守備的なカウンターというより、人数を掛けたショートカウンターが多い。イグノなどが単騎、或いは23人で攻めきることも少なくなかったのですが、中盤でボールを奪うや、自慢のパスワークを見せつけるように、それでいてスピーディーに前線に詰めかけ、相手DF陣をアタフタさせて、で、シュートをミスって帰陣する、みたいな。

ただ、この日のガンバが西野体制の集大成を見事に具現化できたのは、二川やイグノといった選手の出来がいつも以上に素晴らしかったという部分に加えて、清水の不出来という要素のアシストもあったかと思われます。

この試合には小野もユングベリもいなかったことも大きかったのかと思いますし、そもそも4123という選手配置の必然とも言えそうですが、ともかく起点がサイドにしか作れない。しかも左サイドの伊藤・太田コンビは、どちらかというと「使われる」選手ですので、しっかり起点となって攻撃を攻撃をコーディネートするという役割は、専ら大前・辻尾の右サイドに委ねられていたのですが、その右サイドでミスが多かった。特に、「今から攻撃に移るぞ」ってタイミングでの簡単な横パスやバックパスをかっさらわれてしまうというシーンが目立ちました。清水としては不本意な2011年シーズン最終戦だったのではないでしょうか。