寺沼ハンパないって〜水戸ホーリーホックvsブラウブリッツ秋田(8/19)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□フェリーで北海道に行こうダービー

今も昔も、その時々の人気者が活躍する舞台、それが始球式ですね。女性が始球式の場合、なかなかワンバウンドせずにキャッチャーまで届かせるのが難しいので、上手くいくと〝ノーバン始球式〟としてスポーツ新聞、特に東京スポーツなどのゲスいスポーツ新聞の紙面を賑わせます。

……わかっちゃいるけど、念のためパンツを履いてるかどうかチェックしてしまう。

……いや、あのですね、「ガールズ&パンツァー」も〝ァー〟はカモフラージュだと思うのですよね。。。

ともあれ「ガールズ&パンツァー」はホーリーホックともコラボってます。なぜなら舞台が大洗だから。そして大洗といえば北海道に行く〝さんふらわあ(=商船三井)〟が出入港する港町ですね。そういう部分では秋田も負けていない。秋田は北海道〜新潟〜舞鶴だったか敦賀だったかを結ぶ新日本海フェリーの寄港地。ゆえにこの一戦はフェリーで北海道に行こうダービーなのです。

 

□調子は水戸のが良い?

ここのところの水戸は5試合で1勝4分。無敗といえば無敗だし、勝ち切れないといえば勝ち切れない。勝ち点は1試合1.4。42試合なら58.8。降格はしない勝ち点率です。現状の順位は15位ですし、水戸の予算規模を鑑みるに、まずまず悪くない数字ですね。水戸は各監督のポテンシャルの最大値を発揮させられる伝統がありますし、濱崎名将化計画進行中といったところでしょうか。

対する秋田はここ5試合で1勝2分2敗。勝ち点は5。1試合平均1.0。この5試合だけなら降格しかねない勝ち点取得率ですが、なんせそこは信頼と実績の吉田謙監督ですからね、それくらいのバイオリズム低下で一喜一憂することはない。超秋田一体、やるべきことをやる、それをどこまでもやりきる、その先に感動がある。苦しいときもうれしいときも、希望を持って、秋田一体。秋田のために走り、戦っていくのでしょう。

 

 

□水戸がリードする

さて、この日の水戸は寺沼と安藤の2トップ。ちなみに寺沼星文、〝せぶん〟でなく〝しもん〟って読むのですね。完全に勘違いしてたよ。そんな水戸のスタイルは序盤に武田が永長を追い越していったように、SH+誰か(2トップの一角orWボランチの一人orSB)の2人で相手ペナ角を攻略していくレトロクラシックな442サッカー。硬いプリンというか、フワトロでないオムライスというか、パラパラでないチャーハンというか。

一方の秋田は相変わらずキック&ラッシュがえげつないないですね。この点はJ3を制したときからわかっていたことですが、この試合で改めて感じたのは攻撃時におけるライン。その上げっぷりがはっちゃけてる。何が何でも即時奪回するぞ、と言わんばかり。その際にはWボランチの両方が2トップ下のバイタル中央に突っ込んでいくものだから、ボランチ裏と最終ラインの間に少しスペースが出来ますね。ひょっとしたら3322とか3421とかシャドーなりISHが最前線の下に選手が2枚いるチームには弱かったりするかも?

さて、試合は一進一退といった趨勢でしたが、攻撃の面白みでは水戸だったかな。特に両SH。右の永長はサイドに思いっきり張って、めっちゃ大胆。反対サイドの小原はインに絞りつつ堅実にボールを回していく。そんな中で少し周囲と噛み合ってなかったようにも見えた安藤が前半終了間際にボテボテのシュートを打って、それが決まりました。水戸のリードでハーフタイムを迎えます。

 

□水戸がリードを守れず

後半に入っても秋田はブレない。やることは同じ。〝スピードを落とすくらいならそのまま特攻して玉砕する〟という哲学でラッシュを仕掛けます。それに対して水戸は、いわゆる〝試合巧者〟なゲームコントロールでコツコツと時計の針を進めていきます。そうか、今年の水戸は、あるいは濱崎ホーリーホックは、こういうサッカーなのね。レトロクラシックでゲームコントロール。往年のアントラーズ風味。

秋田はいつものように後半10分くらいにカードを切る。2枚替えってことが多い印象ですが、この試合では3枚替えで攻撃に圧力を加えます。特に右のSHは畑が先発で、途中から中村ですからFW兼用の選手を配置する。となると対面する水戸左SBとしては小兵の成瀬より、CB兼用の選手が良い。ということでタビナスが投入されました。これこれで理に適っているのですが、とはいえ、良いことがあれば悪いこともあるもので、攻撃時のキープ力が低下してしまって高い位置で時間を作れなくなります。果たせるかな、後半終了間際に梶谷のゴールを許し、同点となってしまいます。水戸としては悔しいドロー決着となりました。

試合を通じて感じたのは寺沼がエグいということ。守備時のストーン役としても、攻撃でのターゲットとしてもフィジカルがハンパない。ジャンプの滞空時間がとにかく長い。マーカーより先に飛んで、マーカーより後に着地する。ドリブルにも推進力と迫力がありますし……果たして彼は来年も水戸に所属しているのだろうか?なんてことを思った1戦でした。