スウォビィクを愛す覚悟を決めた〜柏レイソルvsベガルタ仙台(10/2)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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常磐線小咄

知り合いに成田線沿線に住んでる人がいて、「柏からちょこっとです」とか聞いたのですが、今ひとつピンときてなかったのですね。それが今日、氷解しました。そうか、レイソル戦を見てから帰宅するとき、ときどき「よっしゃ!今日はグリーン車で‼」とか息巻いていたらグリーン車が付いてない品川行きがやってくる。それが成田線らしい。確かに謎の成田行きがあるなぁ。「成田空港行きじゃないのか?」と不思議に思ってたヤツ。

そんな成田線は厳密には我孫子で分岐するようなのですが、常磐線の特別快速って、同じJRの乗り換え駅であるにもかかわらず、我孫子をスキップするんですね。ってことは、そっちに行きたい人は柏とか松戸で乗り換えになるはず。きっと松戸で乗り換える人は「松戸で待つど!」って脳内無限ループしているにちがいない……。えぇえぇ、、、はいはい。。。

 

□動くハウルと六本木

さて柏ですが、去年今年のチームスタイル的に救世主となったはずのハウルがリリースされてしまいましたね。まあ、ネルシーニョとの人間的相性とかいろいろあったのかもしれませんが、なんせハウルですからね、動くんですよ。天空じゃないラピュタなんてバルスじゃないないのと同じで、動かないハウルなんて、サツキとメイにも見捨てられるってもんです。だから、次のチームへと動いていくのでしょう。

とりあえずレイソルは今の社長が退任するまではネルシーニョと心中することが既定路線。で、事情はベガルタも似たり寄ったりではなかろうか。少なくとも今シーズンは手倉森さんと心中。いや、心中するのは六本木だけにしておけよ、と……。……それにしても手倉森さん、苦戦してますね。大きな流れでいうと、Jリーグ創成期から日本のサッカー界を支えてきた「鹿島的世界観」が終焉を迎えようとしているのかな?「阿吽の呼吸」の時代から、「戦術的ポジショニング」の時代へという大きなうねりがあるのかもしれません。

 

□凸と凹

今日の試合に限れば、これまでとは一転して、なんだか柏、ポゼッションだぞ。仙台との相対関係でそうなっているだけかもしれませんが、自律的にそう変えたのかも。なんせ、システムが中盤逆三角形の433だったし(ボックス442の可能性もある)。このシステムだとサヴィオと武藤が生きますね。サヴィオは典型的な2.5列目のプレースタイルだし、武藤については戸嶋が気をきかせたいポジショニングで武藤のモビリティを生かしてくれる。悪くなかったですよ、柏。

対する仙台は、まずシステムが442だし、「とにかくシュートまでやりきる(精度は二の次)!」ってところが徹底されてましたし、ベタベタなカウンタースタイルだったしと、なんだか天皇杯でJリーグチームに挑むアマチュアチームというか、去年までのホンダっぽかった。キャプテンが大ベテランの関口ってところも、去年までのホンダの古橋を彷彿とさせる。とにもかくにも凸と凹が噛み合ったマッチアップだったと思います。

 

□いや、神谷、湘南時代から好きだよ

さて、スコアについては、そりゃ柏が思いっきりポゼッションして、仙台が徹底したリトリートカウンターなんだから、一撃必殺技で仙台が先制するってもんですよ。決めたのは富樫ケイマン諸島。ケイマンって、こんなに決定力のある選手だったのか。それ以外にも幾つか仙台はカウンターやセットプレーから追加点のチャンスを作っていく。柏については前半だけでも神谷はいったい何本コーナーキックを蹴ったんだ?みたいに攻めまくりますが、0ー1のままハーフタイムを迎えました。

両将ともに後半開始にとともに動く。ワタクシが良かったと思っていた武藤・戸嶋・富樫が揃って45分でアウト。それに伴ってレイソルは神谷が左にスライド。とはいえ何かが画期的に変わったという感じでもなく、仙台は逃げ切りモードに入る。平岡を入れて5バックになりました。で、たぶん、それに対応してレイソルも3バックにしたんですよね?神谷が右のワイドにいた。そして、その神谷が右45度から同点シュートを決めました。う〜ん、エクセレント!その後もワクワクが止まらない展開ではありましたが、スコアは動かず、ドロー決着となりました。

 

□注目点

この試合、密かにヤクブ・スウォビィクに注目しておりました。地上波のスポーツ番組でもクローズアップされるくらいの神セーブ。「なんで、このレベルの選手が日本に?」なんて思ってもいたのですが、いやあ〜、お茶目。失礼ながら、キック、めっちゃ下手やん? 町田の正GKもゴールキックが直接相手のスローインになることで有名ですが、スウォビィクさんも、なかなかのものです。しかも、蹴った後、謎の大声が発せられる。何らかの指示なんだとは思うのですが、ゴルフでOBに打ち込んだときの「ファ〜〜‼」みたいで、お茶目なんですよ。声が高いのもラブリーさをいや増しにする。人間、完璧であればあるほど周囲からは愛されない。これくらいのツッコミどころがあってこそ愛されるってもんです。スウォビィクにゾッコンになった一戦でございました。