いろいろありすぎだ〜SC相模原vs水戸ホーリーホック(10/3)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□試合後試合前

この日は「中古タイヤ市場 相模原店 自販機コーナー」ってなところに行ってきた。レトロ自販機の聖地で、テレビなどでもよく取り上げられます。以前、Googleマップで調べたところ、ギオンスタジアムから徒歩で30分弱ということだったので、せっかくだし、ってなわけで。自動販売機そのものは爽快なほどに並んでいるのですが、実際に起動しているのは、それこそテレビで取り上げられるような、ごく数台なのですね。うどんとハンバーガーとトーストを食べてきました。渡る世間は麦ばかり(ついでにペンギンズバーの自販機も用意してくれ)。

で、そこからギオンスタジアムまで歩こうとすると「神奈川県立相模原公園」を通り抜けるような形になるのですが、ここの公園はドーバー海峡的な一般道で2区域に分かれていて、その道を横断するのには困難を極める。あとで調べ直したら、Googleマップ上は連絡通路?ブリッジ?があるっぽいのですが、それを見つけられないと、ものすごく遠回りしないと隣のエリアに移動できない。すなわちギオンスタジアムに近づけない。自動車を優先するために徒歩の人間の人権が剥奪される、戦後日本の縮図のような県立公園でありました。

 

□粘る相模原、少し余裕の水戸

都内在住のワタクシとしては、今シーズンはJ3観戦が困難なシーズンです。というのも、2019シーズンまでは3チームあった一都三県のJ3クラブのうち、FC東京U23は2020シーズンを待たずに解散。そして相模原は、その2020シーズンにあれよあれよの昇格を果たしまして、つまり日常的に観戦できるチームがYS横浜1チームになってしまったのですよ。今シーズン序盤の成績を眺めていたら、2022シーズンは再び2チームになりそうだったのですが、高木監督のもとで復調を遂げ、来シーズンもJ3は一都三県で1チームしかない体制が維持される可能性が出てきた。

相手は水戸。ここは、他のクラブではなかなか本領発揮といかなかった監督を浮上させるクラブ。何かポジティブな土壌があるんですかね? 秋葉監督も例に漏れず、貫禄の中位、予算規模を考えれば立派な成績ですので、貫禄の中位と言えるでしょう。

 

□3バックをめぐるアレコレ

高木監督になって生まれ変わった相模原、何が変わったかというと、プレスのメリハリがビシッとついてきたように素人目には映る。「行くときは行く、退くときは退く」ってところの意思統一ができているのかなぁという感じ。攻撃では、3バックの一角の、例えば白井あたりがするすると高い位置を取ってターゲット役を担っていて、良いアクセントになってましたかね。

相対する水戸は、劇的に面白いサッカー。パスワークが流麗です。相手のツーライン、「5」と「4」の間でうまくボールを引き出しつつ、WB裏を突いていくという、3バックを相手にしたときの定石っちゃ定石なんですが、そこがしっかり徹底されていました。基礎が徹底されたサッカーって、見ていて爽快ですよね。

 

□前半は相模原リード

試合は早い時間帯から動きまくりです。まだ選手たちも温まりきってないんじゃないかって時間帯に相模原の平松が先制ゴール。ペナ内左寄りで水戸CBタビナスが平松をフリーにすると、慌てて詰め寄りながらも尻もちレベルで振り切られて先制点を献上しました。とはいえ、より攻撃において組織的なコンビネーションを発揮していたのは水戸。裏抜けから藤尾?か誰かがPKを獲得して、藤尾が決めましたが、その前からガンガンにペナ侵略を繰り返していたので、必然のPKとも言える。

同点になってからは水戸がイニシアチブを握り続ける。ってなかでイエローなチャージを受けた藤本淳吾がブチ切れて新里をこついた。こついた時点で藤本にカードが出てもおかしくないのですが、原因を作った新里にイエロー提示。妥当な判定。藤本も味方にハッパをかけるべくパフォーマンス的に熱さを見せたのでしょう。その熱さが伝わったのか、カウンターから単独突破で松橋が追加点を決めました。平松の先制ゴールと同じような位置を攻略してのゴールだったので、あるいはスカウティングの成果かもしれません。

 

□後半はバカ試合

で、前半のうちからそんな調子なものですから、後半もしっかりクレイジー。この日は快晴の半袖日和。しかも13時キックオフ。暑いのですよ、真夏に比べて湿度は低かったとはいえ。なので、前半からボールを握りつつ、勤勉なプレスをかけ続けていた水戸は、早めに運動量が落ちる。それと反比例するように相模原の攻撃回数が増えるたのですが、やっぱり、そこはサッカー。むしろ水戸が点を取る。

中山仁斗ドッカンミドルも、教科書通りの中央突破から決めた奥田のゴールもそれはそれは素晴らしかった。ただ、ここからがバカ試合。得点後の集中力が欠きやすい時間帯にスルッと児玉駿斗が同点ゴールを決める。それでも水戸は再び奥田のゴールで勝ち越す。さすがに勝負ありかと思いきや、やはり最も集中力を高めなければならない時間帯、すなわち後半ロスタイムに児玉駿斗が二度目の起死回生弾。キャプテン翼高橋陽一さんが描きそうなドロー劇場となりました。