果たして新潟は強いのか、危ういのか〜東京ヴェルディvsアルビレックス新潟(9/19)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□新潮スクープは続くよ何処までも

それにしても新潮の永井スクープ記事が続きますよね。これは当初のプラン通りなのだろうか、あるいは前回記事の差し止め要求を受けての対抗措置なのだろうか。まあ、「自分たちに都合の悪い記事は出版しないでくれ」といっても、そんな甘っちょろいことにはなりませんよね。

記事の中には「チームに対する批判をした者は、どのような内容であろうと耳にした時点でチームから排除する」というチーム運営だったらしいので(ホントかウソかは知らんけど)、そういう強権主義が組織外の存在(=新潮社)にも通用すると勘違いしてしまっていたのかもしれません。それにしても、永井政権になってから、海江田さんや、『エルゴラッソ』の番記者さんが提灯記事しか書かなくなったのは、そういう強権主義があったのか。多分、永井さんはサッカーチームの監督になりたかったのではなく、教祖様になりたかったんだろうなあ、と。

 

□ブーストvs要リブースト

さて、2週続けてのヴェルディ戦です。先週は右SBに深澤が出てたんですけど、てっきりそれは、松本からのレンタルである浜崎が契約上の規約で出られなかっただけかと思っていたら、今節も深澤は先発出場しているので、堀さんの抜擢でもあるのか。とはいえ、それ以外はほぼメンツに変化はなし。内部の人事異動なんで、選手の再点検の必要もなく、さっさと固定できたらしい。その分、ブースト効果は薄まりそうですが。

上越新幹線で乗り込んできた(知らんけど)新潟は、わりと長目の足踏み期間。シーズン序盤の快走はどこへ行ってしまったのか。まあ、昨シーズンと違ってお家騒動的なゴタゴタは表面化していないので、そこは良いですけどね。新潟が最も手っ取り早く再浮上する方法は、まあ、「それができれば苦労しないよ」案件でもありますが、本間のブレイクスルーですかね。ポテンシャルを絶賛される天才とはいえ、徳島の渡井もそうですが、もう一つ、何かが足りないようです。

 

□新潟の本領発揮

一応、前監督時代はポゼッションサッカーをスローガン上は標榜していたヴェルディ。しかし、今回の相手は格上ともいえる新潟、さすがにポゼッションはままならない。押し込まれてボールを奪った後のポジティブトランジションで、ことごとくパスカットされて四苦八苦してました。典型的な被ポジショナル地獄。どこでどう奪っても、次の瞬間相手の数的有利な奪い返しをくらってしまう、みたいな。

対する新潟はこの試合、高の相方として福田ではなく島田を起用してきました。そして、前半の鮮やかなサッカー。ウイイレとかでパラメーターにすれば福田の方が大きな数字になりそうですけど、高との相性という点では福田より島田の方が相互補完関係が上手いこといくみたいなこともあるのかしら。ちなみに相互補完関係と言えば、大きくダイナミックやフィードの舞行龍と、針の穴を通すような精密な縦パスの早川という相互補完関係も素晴らしかったですね。そら、ヴェルディも四苦八苦になるよってな感じでございました。

 

□リードを広げる新潟

というわけで、先制点は三戸でした。カットインからのミドルシュートだったんですけど、三戸ってもはやカットインマシンですね。高い位置ならカットインからシュート、低い位置ならマイナスになってもドリブルで中向きに入っていき、そのままなぜがどフリーの堀米にサイドチェンジ、みたいな。左利きの右WGなんで、ある程度予測はできたはずですけど、わかっていても止められないということなのか、それとか福村ガンバレよって話なのか。

ともあれ、ワタクシの目には機能していたように見えた新潟なのですが、アルベルト的には不満があったらしい。リードした状態であるにもかかわらず、ワントップを谷口から鈴木孝司にスイッチ。そして、その鈴木孝司も関わった完璧なカウンターから追加点を奪います。ここまではアルベルト采配ズバリ。もっとも、このゴールについてはヴェルディ守備陣の対応がどうだったんだ?ってのもある。

 

□グダる新潟

リードが2点になったところでアルベルトは逃げ切りを選択。高木次男に代えて福田を投入します。一瞬、4ー3ー3にするのかとも思ったのですが、福田はそのままトップ下に入ります。ただ、好事魔多しとは言いますが、投入された福田が未だ試合に入り切れていないようなタイミング、なんならファーストタッチもまだじゃないのかくらいの時間帯に、新潟は痛恨のPK献上。得点王争いにも色気を持てる小池が決めて、俄然、試合の行方はわからなくなります。

で、その後の新潟は防戦一方。もちろんヴェルディが捨て身の攻撃を仕掛けてきたという他律的な要素が大きいのでしょうけど、シンプルに福田の投入が裏目に出てないかい?なんて思ったりもしていたら、今度はヴェルディがサプライズ采配。堀監督は佐藤優平をCBにスライドさせるという荒技を繰り出してきた。そうか、そういう準備もあって加藤弘堅がベンチ外だったのか。ともあれ、これだけ特攻モードになると、実際に玉砕してしまうもので、試合終了間際にヴェルディは痛恨の守備乱れ。やすやすと新潟に勝負を決める3点目を許してしまいましたとさ。