あれこれ喝采〜YS横浜vs岐阜(9/4)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□それぞれの正念場

どうやらそれほど遠くない将来、J3とJFLの入れ替えが発生するみたいですね。そりゃそうだ。Jクラブを100にしたいと言っているのだから、「3リーグ=60クラブ」が満席になるのは当然というか、まぁ、うれしい悲鳴のはず、理念的には。となると降格候補として真っ先に思い浮かぶのがYS横浜。そういう規模のクラブですから。でも、現在の順位。名将ではあるんですよね、リヒャルトさん。

岐阜の安間さんについても賛否両論なくはないですが、この人の場合は、本人以外の部分に対するサポーターのストレスを一身に背負わされる傾向にある。等身大の評価としては、今後、ヤンツーさんみたいなポジションになっていくのではなかろうか。ただ、中断あけ初戦の前節は惨敗。のらりくらり維持してきた昇格争い圏内も崖っぷち。ついでに、「試合に絡むとどうにもチームが勝ち点を落とす」の法則が成立しつつある柏木も正念場ですね。頑張っとくれ。

 

□3412vsFW柏木

今シーズンのYS横浜は3412ってことが多いですね。トルシエ時代の代表みたいに。一時期は廃れたシステムですが、ここ数年、ヨーロッパでもときどき見かけるようになってきたような。ボランチは2人。一人は佐藤で、もう一人が山本凌太郎。山本は初めて見る選手かも。選手名鑑によると真面目な性格らしいです。

乗り込んできた岐阜は黒金のアウェイユニ。かっこよ。レフリーのシャツ色との兼ね合いもあるのか、黒のユニフォームってなかなか見かけないですけど、黒にゴールドですよ。岐阜城のイメージかしら?岐阜城って黒でしたっけ?そして金箔だっけか?ともあれ、ピッチで注目すべきは柏木ですよね。この試合ではツートップの一角でした。プレーそのものは、う〜ん、「流石!」と思わせるプレーは散発的だったかな。悪くはなかったと思いますが。

 

□岐阜の完勝

試合は少しレフリーのジャッジが不安定だったかも。まあ、レフリーのジャッジが安定してようと不安定だろうとリヒャルトさんは自チームがファール取られたり、取って欲しい相手のファールが取られないとフォースオフィシャルにぶち切れ倒すのですが。それとどんより雨模様だったにもかかわらず、頑なに前半は照明を点けなかったですね。グランド使用料が跳ね上がるとかあるのかしら?

試合が動いたのは後半。中盤で前を向いてボールを持った柏木を起点にレレウがペナルティエリアに侵入。最後はフリーの深堀に折り返して岐阜が先制。さらに後半の半ば過ぎに相手ボールをパスカットした船津が中島とのワンツーで抜け出し鬼パス気味の折り返し。難しいクロスとなりましたが大西が上手に合わせてリードを広げます。仕上げはスクランブルになったボールに反応した途中出場の山内がほぼファーストプレーながら推進力を発揮し相手のオウンゴールを誘発。試合はそのまま3ー0で岐阜の完勝となりました。

 

コーチングとリーダーシップ

この試合では岐阜の2人のベテランが発揮していたリーダーシップに魅了されました。まずGKの桐畑。ずっと「しゃべれ!」とフィールド陣に発破をかけ続ける。「コーチングせよ!」というコーチングを繰り返していたわけですが、桐畑の見せ場はそれだけにあらず。前半、ボールと関係のないところで本田拓也が倒れされるというシーンがあったのですが、その際に桐畑はずっと「7番、おいっ7番! 審判!7番だよ、7番‼」とレフリーや相手当事者に合法的な圧力をかけ続ける。とても大切なことです。

ただ、このシーンでより凄みを感じたのは倒された当事者である本田拓也。流れが切れたタイミングで、「詰め寄った」と後ろ指さされないギリギリの距離からラインズマンに対して、「見てた?ねぇ見てた? あれが許されるならこっちもやるよ?  ちゃんと主審にそのあたりをコントロールさせてよ‼」と紳士的かつドスの利いたアピールをする。本拓さん、かっけえっす。勝負は奇麗事ではないので、やっぱりこれくらいじゃなくちゃ!と。

 

□石川町界隈にて

この日はキックオフ時刻が15時。ゆえに試合終了は17時。というわけで試合終了後はそそくさと三ツ沢上町に急ぎ、地下鉄で関内へ、関内から歩いて中華街を目指す。「龍仙 馬さんの店 本店」という店で夕食を食べたのですが、この店に限らず中華街の店で働く人たちって、まあ、ものの見事に「郷に入っては郷に従う」とは無縁の人生を送ってますよね。たぶん、多くの人たちは二世とか三世なんじゃないかと推測するのですが、彼らはインターナショナルスクール的なところに通っていたのかしら?日本人を主たる生徒(児童・学生)とする学校を卒業してあれだったら、逆に尊敬する。

そのあとはコーヒーが飲みたくなったので元町商店街ルノワールへ。チェーン店系喫茶としてはそれなりの客単価なビジネスモデルだけあって、それはそれは好感接客でした。全盛期の「さくらや」にもいなかったくらいの好感接客。やっぱ、こっちの方が皮膚感覚的に居心地よいですねぇ。いやはや、日本人。