生の醍醐味〜YS横浜vs北九州(6/9)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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この日はYS横浜と北九州の試合を観戦。YS横浜は新たに招聘したリヒャルト監督が奮闘中で、クラブ規模を踏まえると「よくやっている」の範疇にあるのではなかろうか。ちなみにリヒャルトといえばリヒャルト・ワーグナー。高尚なことはいっさい分からないワタクシでも「リヒャルトといえば、リヒャルト・ワーグナー」というのは分かります。なぜかというと、ワタクシが使っている変換アプリの予測変換だと「リヒャ」の時点で「リヒャルト・ワーグナー」が出てくるから‼

対する北九州は好調。開幕当初の絶好調からは少し落ち着きつつありますが、なんせ、信頼と実績の小林印。10試合で失点7。守備組織なんぞ、さっさと整えてしまうのです。攻撃面はやや物足りない現状ですが、コバさんのチームは、シーズン終盤に近づくに従って、加速度的に得点と勝ち点を積み上げていく傾向にある。仮にこの法則がギラヴァンツでも発動すると措定すれば……オラ、想像するだけで、ワクワクすっぞ!

 

■前半

この日の午前中は戸塚まで足を伸ばす。戸塚って、実はヨットスクールがあるわけではないんですね。いや、何らかのヨットスクールそのものはあるかもしれませんが、80年代に取り沙汰された、あのヨットスクールは、別に東海道戸塚宿の地名を冠していたわけではないらしい。そんな体罰地獄というわけではない戸塚に来たのは、「とんかつ専門的 山かつ」でランチを食べるため。揚げ物って、揚げたてであれば、その瞬間、自動的に美味しいのですが、しかも素材に最低限の手間暇をかけているであろう店。美味しくないはずがない。優勝〜‼

 

さて試合内容ですが、大変です、YS横浜のリヒャルト監督。ラップトップの使い手です。厳密にはタブレットの使い手です。もっと厳密にはタブレットを片手に指揮をとりながらも、たぶん、タブレットのスイッチはずっと切れたままです(そういうタイミングでベンチを見ることがなかっただけなんですけど)。そして、タブレットを駆使して選手に植えつけているのは、「最小手数でシュートまで!」です。ゆえに、ロングボールや、一発で局面を打開したいって感じのパスが多いのですが、北九州のディフェンダーに「蹴らせとけば良いよ♪」とか言われていました。

対する北九州は、イーブンボールの勝率が異様に高いような印象があります。一見、フィフティに見える場面でも、10cm、20cm、北九州の選手の方がボールに近いところにいる。こういう、フィフティボールの勝率については、「サッカーの本質だ‼」「気合だ!気合‼」ってことにされますよね。もちろん、選手はそれで良いのですが、たぶん、そこには論理というか、必然性があって、コバさんみたいな名将は、そこにこだわったチーム作りのマニュアルを持っているんだと思われます。

 

■後半

展開としては、序盤から北九州がイニシアチブを握ります。ただ、日本のサッカー界では「イニシアチブ掌握=決定力不足の露呈」が絶対のデフォルトですから、そういう意味では北九州が貫禄の決定力不足を顕示しまくって、それに伴い、YS横浜のプレーがラフになっていく、そんな前半戦でございました。ディサロがケガしちゃったし。

ということで、後半から北九州は池元を投入。ジーコジャパン(古っ!)で言うと、前線でカラダを張ってた巻誠一郎が負傷交代して、代わりに点取り屋の大黒将志が入ったような感じ。そして、ベテラン池元は貫禄を見せつけ先制点をゲット。先制すると北九州は強い。YS横浜の反撃をのらりくらり交わしながら、終了間際に町野がダメ押しゴールを奪い、上位チームの沽券を示しました。

 

この試合は観客が1000人くらいで、しかも専スタということもあり、ピッチの声がよく聞こえてきた。そして分かったこと、それは北九州においては新井が叱られ役だということ。チームスポーツにおいて、叱られ役になれるというのは、とても大切な才能。こういうタレントがいないとチームはなりたたない。そして、その役割を果たせる個性というのは、そうそういない。

他に聞こえてきた声は北九州ゴール裏のヤジ。いやあ、偏見ですよ、偏見。でもね、やっぱり北九州のサポーターのヤジは、荒々しくあってほしい(表現を選んだ)。炭鉱と鉄鋼の都市。汗にまみれて、いわば封建制の寄親寄子的な人間関係で秩序を作ってきた都市なんだから、そりゃ、なめたらあかんぜよ。けれど、それ以上に目立った声はYS横浜リヒャルト監督の審判団へのアピールですね。もはや、ただのクレーマーですやん。ほわーいじゃぱにーずぴーぽー‼

 

試合終了後は桜木町まで足を伸ばし、「ゴールデンもつ」というクラシカルな地下街酒場へ。そこには樽生のホッピーがあるんですけど、びっくりしました。樽生ホッピー、メッチャ上手い。黒ホッピーとか、ハーフ&ハーフも飲んだんですけど、樽生ホッピーの軽やかさを満喫するのは、いわゆる「白ホッピー」だと思います。なかなか東京って、「東京ならでは!」ってものがないなか、東京(南関東)ローカルグルメとして気を吐いているホッピー。地方から来たお客さんを接待するなら、がぜん、樽生ホッピーです!(接待相手を選ぶ)