チャーをジェイコブズがやっつける〜YS横浜vsカマタマーレ讃岐(7/4)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□対照的な下位対決

J3のなかでも下位のチーム同士の一戦。とはいえYS横浜、6月の成績は3勝1敗です。つまり好調なのです。よくやってますね。厚切りジェイソン監督も、かつてに比べると審判に対するモンスタークレーマー体質が改善してきた模様ですし。ちなみに6月にもう1試合やっていて、それは天皇杯。すがすがしく鹿島に大敗しとります。1ー8。1点取ってるんだなぁ。

アウェイに乗り込んできた讃岐は、元J2とは思えない体たらく。まぁ、J2末期の段階で「一度落ちたら厳しいだろうなぁ」との予想は容易についたのですけど。しかもブービー争いの相手は鳥取なんですね。ワタクシ的に、なんとなく鳥取と讃岐って類似キャラ。その当時はJ2しかなかったので、両チームとも「Jリーグ入り=J2参入」って状況だったのですが、結果的にそこがゴールになってしまったというか、「J2に参入するに相応しいクラブ」ではありましたが、「J2たるに相応しいクラブ」にはバージョンアップできなかった印象があります、ピッチの現場以外の部分で。

 

□たぶん3412vs352(中盤逆三角形)だったと思う

そういえばYS横浜の吉田が負傷で長期離脱になったんですよね。YS横浜のバンディエラであり精神的にもゲーム運び的にも支柱なんで、それなりに影響は出るのでしょう。この日はレギュラーを争ってきた神田夢実と佐藤祐太が揃って出場することで吉田の穴を埋めます。システムは3バックですが敢えて5バックとするなら、5122なのか5212なのか、はたまた5221なのかが流動的。佐藤と神田が縦関係に見えたり、菊谷とンドカ・チャールズ(通称「チャーリー」あるいは「チャー」)が縦関係に見える局面がちょいちょいありましたので。

対する讃岐ですが、YS横浜にチャーがいるように、讃岐には栗田マークアジェイがいるのですよ。「ア」がなくて「マークジェイ」だったら、「マークジェイコブズ」みたいにカバンとか作り出しそうですが、前半はあんまり目立ってなかったです。そして後半は目立ちまくりでした。他には重松とか竹内といった名前が懐かしい。あと明石海峡を渡ればそこは関西なお土地柄だけあって、レンタル派遣(?)されてたり、都落ちしてたり、ユース出身だったりっていう、セレッソとガンバの大阪勢が多いですね。

 

□前半はYS横浜、後半は讃岐、ゴール数も讃岐。

前半は讃岐の小松が負傷交代したくらいで、総じて一進一退の展開。ただ仮に「ダイレクトパスが連続で繋がること」を指標とするならば、圧倒的にYS横浜の方が攻撃のかたちは成熟していたと思います。シュートやシュートチャンスも多かったし、運任せではなく、パスワークの向こう側に日頃のトレーニングがぼんやりと伝わってきてました。モンスタークレーマーでさえなければ、良い指導者なんですよね、リヒャルトさん。

ところが、後半になると一転してYS横浜は苦しくなります。序盤、はやって無理目のシュートを打った薩川(あの薩川のご子息⁇)をゼムノビッチ監督がたしなめたように、讃岐は全ぶりで後半勝負だった模様。高い位置でのプレス強度を高めて中盤を掌握すると、カバン職人未遂のマークアジェイが先制ゴール。さらに徹底した最小手数・最短距離にこだわった攻撃から、それでも複数の選手が飛び込んだクロスに重松が合わせて追加点。YS横浜もロスタイムにピーターゼンのゴールで追いすがったものの、そのままタイムアップとなりました。

 

□ンドカ・チャールズについて

開幕当初より圧倒的なスピード&パワーを見せつけていた選手ですが、レギュラーとして試合に出続けるなかで責任感が出てきたのでしょうか、いろいろとムラがなくなってきましたね。すっかりエースの風格です。ただ、まだまだメンタル面での成熟は途上らしく、ファールを取って貰えなかったときなどは不満タラタラでブーたれていて、そのあたり切り替えの遅さが気になります。それから、この試合では途中交代となりましたが、押し込まれた展開で存在感を発揮することができませんでした。狙ったロングキックの競り合いでは出色の強さを見せていたものの、押し込まれた展開で飛んできた苦しまぎれのクリアボールにおける競り合いで味方を助けるってところに課題があるのかもしれませんね。さらなる成長に期待しましょう。

 

大岡川沿い放浪記

試合の後は、京急線南太田駅近くにある某喫茶店ナポリタンを食べようと思ったのですが、雰囲気がディープすぎて後ずさり。近くの「ぱぁら〜泉・南太田本店」に行き先を変更したものの、時節柄ですかね、Googleマップ上は営業しているはずがお休み。急いで黄金町の「タケヤ」を目指したものの、やはりGoogleマップ上は営業しているはずがお休み。もはや、何はともあれビールのラストオーダー(19時)をねじ込まねばならぬ。ってことで黄金町の「豚骨清湯・自家製麺かつら」ってとこに駆け込んだ。ラーメン、めっちゃうまかった。というか、おつまみ代わりにトッピングのメンマを皿で出してもらったんですけど、もはやそれだけで旨かった。何よりもオーダーしたパーコー麺の“パーコー”、って言うのかどうか知りませんけど、あの豚肉を揚げたヤツ、あれがねぇ、超絶に美味だったのですよ。人間万事塞翁が馬ってことを、再認識させられたパーコーでございました。