まずは無難なスタート〜鹿島vsJDT(2019/03/05)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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今シーズン、初観戦っす。というよりも、この年末年始は高校サッカー天皇杯プレーオフも見に行ってないので、丸々4か月ぶりのスタジアム観戦。チョイスしたのは鹿島。やや、スロースタートになりましたかね。もともと、なぜか成績の割にサポーター支持率の低い大岩監督ですけど、植田と昌司が抜けて、三竿と優磨が出遅れた現状を踏まえると、批判されるのは酷ってもの。

対する相手はJDTと略されるチーム。……知らん。知ってるわけがない。タイのチームですよね?そりゃ知らん。せいぜい、BSで放映されたアジアカップの試合を見たくらいのもの。アジアカップではティーラシンとティーラトンが存在感を示した一方で、チャナティップは少しおとなしかったですかね。ともあれ、JDT.知らん。実はタイではなくマレーシアのチームという噂もあるぞ‼ でも、わざわざ平日に鹿島くんだりまで有給使ってやってきたのは、そういう相手と戦うアントラーズが見たかったから。ちなみに、生でのACLは初めてでございました。

 

■前半

数年に一回くらいは鹿島に遠征するんですよね。前回に訪れたときには、ベタベタながら鹿島神宮に参拝したわけですが、さすがに今回はパス。でも、せっかく有給消化してるんだから、観光はしたい。近くに手頃な観光地がないかと地図とにらめっこした結果、佐原に赴くことにした。20年くらい前に訪問した記憶がうっすらありますねぇ。それぶりです。20年前に来たときは、友人の車に乗っけてもらって、潮来とか香取神宮とかに足を延ばしたような。佐原市街地は、中心部をサクッとだけ。

ここのポイントは明確で、なんといっても伊能忠敬タウン。小江戸なのか、小京都なのか。川沿いに風情があって、時節柄、街中至る所におひな様。伊能忠敬の立派な記念館もあって、半日楽しむにはちょうど良いサイズ感なのですが、なんせ、花粉ですよ、花粉。同じ症状をお持ちの方なら分かると思いますが、ひどい日になると、ありとあらゆる思考力と五感が停止してしまう。ワタクシの場合、1シーズン2〜3日、そういう日があるのですけど、まさにそれにぶち当たってしまったよ。

 

そんな、ある種の涙目で臨んだ4か月ぶりのキックオフ。の、前に選手入場を眺めていると、JDTは赤のベンチコートで入場してくる。鹿島は黒のベンチコートだったんで、なんでホームの鹿島が赤を譲ってんだ?状態だったのですが、ベンチコートを脱ぐとJDTのユニフォームはビビッドな紫。もうね、サンガやん!ってな話なわけですよ。ちなみにサポーターは別に紫一色になっておらず、肌色。だって、JDTサポの皆さん、裸族なんだもん。

ホームで迎え撃つ鹿島はターンオーバーということか、若手を積極的に起用。まず目についたのはボランチに入っていた名古。なんだか、後ろ姿が一列前でキャプテンマークを巻いていた遠藤康に似ているような気がするのはワタクシだけでしょうか?もう一人抜擢されたのは平戸。町田でJ2アシスト王に輝いたテクニシャンが、まさかのSB起用。それでも相手ゴール前では当たり前ながら、アタッカーの動きができる。誰かに似ていると思ったら、ジェフ時代、SBにコンバートされたばかりの米倉を見ているようだ。

 

■後半

試合は拮抗しつつも前半から動く。まず山口のシュートをJDTのキーパーがファンブルして、そのキーパーが押し込みに突進してきたセルジーニョを思いっきり掴んでこかす。完膚なきまでのPKを献上しつつも、そのPKをセーブしてしまう。相当、精度の高い、遠大な計画性に基づく自作自演ですな。で、ジャッジが倒れた者勝ちっぽいところもあって、「JDT、やるやん‼」って感じで試合は進んだのですが、前半終了間際、平戸が相手が最も嫌がる「触れば即アシスト、触らなければそのままゴールイン」なキックを蹴り込み、触らなければそのままゴールインとなり、鹿島が先制して折り返します。

後半に入っても、構図はさほど変わらず。鹿島が何度かチャンスを作りながらも、そこまでリスクをかけないのでスコアが動かないなか、シュートを外し続けていたセルジーニョが、やっと仕留めて2点差に。その後は本家の“カシマる”を発動。不安定(というより雑な)ジャッジ絡みで1点は失いましたが、大勢に大きな影響はなし。キッチリとホームで勝ち点3を獲得しました。

 

ところで、この試合は両チームの左SBが互いに22番という対決でもありました。鹿島の22番は西が移籍して今年から安西。Wアンザイとしてイケイケだった頃は安在が左、安西が右に固定されていたので右専従かと思っていたのですが、ロティーナの魔改造によって左もこなせるようになっていました。

JDTの22番については、彼にはボランチであって欲しかった。だって四捨五入すれば190センチになろうかという長身にアフロヘア。もはやそれはフェライニ。それが、なんで左SBなんだと。そういう意味では釈然としない部分も否めない22番対決でもありました。