■鹿島 0 vs 1 浦和[CS決勝1st 11月29日]
番組の冒頭、スーパーサッカーでお馴染み、我らが狂犬こと加藤さんが「今年で最後のチャンピオンシップ!」と絶叫しての煽りで始まった、TBSの中継。・・・いや、確かに今年で最後なんですけど、なんか、この言い方だと、長いこと続いた伝統的な風物詩が無くなってしまうみたいな印象を受けません? まぁ、仕方ないんですけどね、ビジネスですから。でも、去年と今年の2年間だけだもんなぁ、いまのやりかたでのチャンピオンシップって。。。
最近はBSNHKでサッカーを見ることが多かったので、久々の民放地上波に戸惑いまくりだったのです。何に戸惑ったって、チャンピオンシップのアンバサダーが松木さんですって! 言われてみれば、去年もそうだったような記憶があるような無いような。記憶違いかなぁ?? ともあれ、TBSで松木さん。でも、アンバサダーであって解説者としての登場ではないので、例の、あの、皆さん御愛顧するところの松木節は聞けませんでしたね、幸か不幸か。きっと不幸でしょう!!
そんな中継チームのなかでも、最も前のめっていたのは実況アナウンサーの佐藤文康さん。せっかく解説の金田さんが話し始めたののに、スルーして自分の実況を続けちゃうんですから。もちろん、ピッチ上で決定的になりそうな局面が生まれているのに、自分の解説に夢中になった解説者がそれを見逃して話し続けているとかならわかるんですけど、そういうことでなくて、単に自分が話したいから、アナウンサーの立場でありながら解説者のコメントを遮って話しているだけのような場面が散見しましたね。「お前は、フジの青嶋か!」と。
それから、前半に福田さんだか金田さんだかと絡みつつ、「CS1回戦の川崎戦に勝利しても小笠原などは「まだ何も成し遂げていない」と釘を刺していましたね。こういう発言が出来るところに鹿島の勝利の伝統があります」みたいなことを言っていたのですが、後半が始まるタイミングでは「槙野は「年間勝ち点1位になったけど、まだ何も成し遂げていない」と話していました」とか言い出す。・・・「まだ何も成し遂げていない」こそ、鹿島が王者であり続けたことを象徴するのじゃなかったのか? だったら、槙野が同じ旨の発言をしていたって言っちゃダメでしょ。〈「まだ何も成し遂げていない」=勝利の伝統〉という論理を持ち出した以上、槙野が同じ発言をしたということになれば、浦和も勝利の伝統があるチームということになって、鹿島のスペシャリティを否定することになってしまうぞ。。。
揚げ足ばっかり取っていると性格が悪いと思われるので、やっぱり褒めるべき点は褒めないといけないと思いますので、挙げますと、金田さん、良かったですね。西がPKをとられたシーン。瞬間的に「ウソん!!」って叫んだのがとても良かった。あれ以上のレフリーへのダメ出しはない。そして、すぐ後に「まぁ、レフリーの判断ですから、そういうことなんでしょう」と付け加えるところに、大人の余裕を感じる。懐が深い。相棒の福田さんと違って、マリノス出身ですから、どちらかに肩入れする立場でない。だから浦和が先制したら「鹿島、ガンバレ!」モードになるし、でも、浦和の良いプレーには「素晴らしい!」ってなるし、往年のドリブルを髣髴とさせる変幻自在さ、いいぞ、金田喜稔!
ちなみに録画の設定ミスだかなんだかで後半ロスタイムの1分30秒くらいは見られてません。。。