「安藤の背中に久保さん或いはスカイラブツインを見た。」ってな試合【なでしこvsスイス】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■なでしこ 1 vs 0 スイス女子[女子WC 06月09日]

なんか、スイス女子代表の選手たちって、めちゃめちゃルックス偏差値が高くなかったですか? 「特に5番のマリッツと13番のツルノゴルツェビッチの可愛さは尋常じゃねぇ」なんてヨコシマなことを考えている場合ではありませんでした。

 

 

試合そのものは五分五分のグッドゲームだったんですけど、安藤がケガしちゃいましたね。巧みな抜け出しからGKとの1対1を迎え、そのまま突っ込んでいったところ、GKと交錯し、そのときの接触によって負傷。試合後、骨折との診断が下されました・・・

 

 

そうやって安藤が自らの負傷と引き替えに奪ったPKを、エースの宮間が決めて、貴重な貴重な先制点。こういう、言い方は不謹慎かもしれませんけど、「ドラマチックな名場面」を目の当たりにすると、我々世代としては、「トシ、サッカー好きか?」という台詞を思い出さずにはいられません。漫画「シュート」の久保嘉晴ですね。もっとも久保さんは、ゴールを決めた後、えらいことにあの世に旅立ってしまうんですけど。

 

 

同じように、ゴールと引き替えに、ピッチを去らざるをえなくなったといえば、皆さん御存知「キャプテン翼」のスカイラブツインシュートってパターンもありますね。和夫だったかの両足裏の上に政夫だったかがドッキングして飛ぶのが元祖スカイラブハリケーン(和夫と政夫が逆かも)。それに対し、次藤君の左右の足裏にそれぞれ和夫と政夫が1人ずつドッキングして飛ぶのがスカイラブツインシュートなのですが、この必殺技は着地が未完成だったらしく、ゴールと引き替えに立花兄弟負傷退場してしまいました。スカイラブハリケーンやらスカイラブツインシュートやらを言葉で説明するのは野暮ってものなので、合法的な手段で映像をご確認くださいませ。とにもかくにも、漫画みたいな展開で安藤が悲劇のヒロインとなってしまいました。

 

 

そうやって奪った先制点。どうやってでも守り切らないことには安藤が浮かばれません。リードされた強豪スイスとしては2トップを起点に切れ味鋭く攻め立ててくるのですが、それに対してなでしこの時間の使い方は、なかなか秀逸でしたね。

 

 

相手のプレスが来ないとなれば最終ラインとキーパーでパスを転がして、自陣でセーフティに試合を進めていました。無理に追加点を奪うでもなく、ベタ引きになってクリアを繰り返しながら這々の体でしのぐのでもない。相手にボールを持たせながらも、さほどブロックは下げられない。だから危険な場面も相対的に少ない(あくまで相対的に、ですが)。さすが世界の強豪、なんやかんやで貫禄の逃げ切り勝利でした。