PTAを味方に付けろ!東京ヴェルディvs福岡(6月14日)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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灼熱地獄にも程があるデーゲーム。

■前半

浦和にいた堤って、現在は福岡に所属しているんですね。しかも、金髪なのか銀髪なのか、とてもハデハデな髪型。彼、こういうタイプのキャラでしたっけ? あるいは「自分にプレッシャーをかけるべく、敢えて派手に!」ってパターンでしょうか。その堤の隣には、髪色をいじらなくとも十分に目立つイ・グァンソン。とにかくデカいのですよ。193センチの90キロだそうで。そら、目立つわねぇ。髪色をカラフルにする必要はまるでない。

 

 

彼ら目立つ選手たちとは対照的に、なかなか所在を確かめられなかったのがパク・ゴン。てっきり、アンカーを置いた433における3セントラルの一角だと思い込んで中盤を探していたのですが、中原と武田が存在感を示す中、サッパリ出現しない。どうやら、この日のアビスパは343を採用していた模様。で、3バックのワタクシから見て遠いサイド(左)にいたらしい。どうりで見つからないはずです。

 

 

試合は、前半から大味な展開に。先制点はコーナーキックを最後は城後を押し込んだものでしたが、これはなんだかヴェルディGKの佐藤のミスに見えた。この場面では、前半の、しかも単なるコーナーキックだってのに、アビスパのプニシュク監督がやたらエキサイトしていたので、その熱さに怯んだのかな、とも思いましたが、福岡は前半だけで、さらに金森やらオウンゴールやらで、もう2点をコーナーキックから決めていたので、ヴェルディ守備陣がザルだったのでしょう。

 

 

なお、アビスパは流れの中からも得点を決めています。そのシーンを振り返ると、中盤でのパスカットから城後がドリブル&キープで局面を打開すると、左サイドでフリーになっていた酒井宣福に展開し、そのまま押し込んだという感じ。これは綺麗なゴールでした。それにしてもこの日の城後、なんだかヴィッセルにおける森岡みたいでしたね。プレーの種類といい、クオリティといい、存在感といい。未完の大器も、さすがにそろそろ大成しかけているのかもしれません。

 

 

■後半

 

後半に入って、三浦泰さんも安西のポジションをいじるなどしてテコ入れを図ってはきましたが、問題は解決せず。またしてもコーナーキックから失点してしまう。酒井宣福がバシッとヘディングを決めましたのですが、なぜか、どフリーでした。てなわけで、5ー0という、これ以上ないスコアでアビスパが勝利しました。ただ、では、いうほど福岡が良い試合をしていたかというと、かなり怪しい。30℃を超そうかというデーゲームということもあってか、省エネな縦ポンサッカーでしたからね。

 

 

かなりグダグダな展開の中、福岡は平井を、ヴェルディは平本を投入します。そうか、平井将生平本一樹が、ここで出てくるのか。将来の代表入りも嘱望されたストライカーがJ2の下位チーム同士の対決でマッチアップするとは。ともあれ、彼らみたいな実力者が入ったからか、日差しが少し斜めになったからか、60分を過ぎてからは、むしろサッカーらしいサッカーを両チームが展開するようになっていましたね。ホント、不思議な試合でした。

 

 

さて、繰り返しになりますが、決して福岡が内容で圧倒した試合ではなかった。局面局面におけるパスワークなどは、むしろヴェルディに良い場面が散見された。にもかかわらず、ヴェルディはどうすることもできなかった。なぜか。まず言えることは、イージーな先制点を献上したことで、チームのリズムが見事なまでに崩れてしまったこと。そして、リズムを取り戻せないまま失点を重ねたことで、各選手がイライライライラしてしまいましたね。これでは厳しい。

 

 

それから両チームでは少しフィジカルにも差があったかもしれません。常盤と菅嶋というヴェルディの2トップは福岡守備陣とのぶつかり合いで悉く劣勢にまわってしまっていました。また、フィジカルとも関連するかもしれませんが、駒沢のピッチコンディションが今ひとつだったのか、よくスリップしていて、そうなるとショートパスサッカーを志向するヴェルディにとっては厳しくなる。そんな中でも、ニウドなどは謎の存在感を示していましたが、そのニウドにしても、やや空回り気味。福岡が勝つべくして勝ったとは思えないですけど、ヴェルディが負けるべくして負けた試合とは言えるかもしれません。

 

 

■日本代表への推薦状

 

□推薦者

菅嶋弘希

 

□推薦理由

 

この試合ではアビスパヴェルディも3人ずつリオオリンピック世代の選手が先発で出ていましたね(他にもいたらスイマセン)。アビスパは三島、金森、酒井宣福ヴェルディは菅嶋、安西、安在。アビスパのプニシュク監督は若手を起用するのが好きそうですから、能動的な判断で抜擢しているのでしょう。一方、ヴェルディの三浦泰監督は、どちらかというと「チーム編成上、若手を使わないことにはしかたない」という消極的な理由で使っていそう。

 

 

ともあれ、その中でも特に菅嶋を取り上げたのは、彼が黒髪の坊ちゃん刈りだから。昔のジャニーズ系というか、優等生チックというか、茶髪にしたり、眉毛を細くしたりってことをあんまりしていない。学級委員タイプといいましょうか。言っても日本では、まだまだ「スポーツ=体育=教育の一環」ですからね、こういう、PTAのおばさま方に評判が宜しそうな選手というのは、教育上の見地からしても重要なのですよ。ってなわけで。