■相鉄バスの罠[横浜FCvs徳島(3月10日)]
皆さん御存知の通り、一般論としてニッパ球には横浜駅からバスで行きます。そして、これまた御存知の通り、そのバスには横浜市営バスと相鉄バスの二業者があります。まぁ、特に分別することなく、来た方に乗るって感じでしょうけど。
で、この日も、いつものように横浜駅から階段を昇って降りてまた昇ってバス乗り場に行くわけですが、階段のところに交通整理員らしきおじさまがいらっしゃる。「三ツ沢グランド行きのバス乗り場はこちらです!」とかアナウンスしている。
「あら、ちゃんと整理するようになったのね!?」とか感心していたのですが、どうも雰囲気がおかしい。他の人が、「路線番号○○もこっちでよいですか?」って聞くと、一瞬、「こちらは相鉄バスです。三ツ沢グランドなら、こちらで問題ないです」の一点張りでしか答えない。
地上に昇ると制服を着た人がいて、そこには「相鉄バス」のバッジが・・・。そう、つまり、あの交通整理員らしき人は、横浜駅バスロータリーを整序するための係員ではなく、市営バスと相鉄バスとの区別をすることなく、なんとなく乗り場に向かうサッカー客を、相鉄バスに誘引するための係員だったのです(たぶん)。
別に値段は一緒なんで構わないんですけど、明らかに市営バスの方が空いていましたし、そもそも、なんか、やり方が悪質な風俗の客引きみたいで、とても感じが悪く思えたのはワタクシだけでしょうか
浜松駅から東海道線に乗り換えて、五分くらいだったでしょうか、すぐに磐田駅に着きます。颯爽とシャトルバス乗り場を探してみたところ、駅を出てすぐに「ヤマハスタジアム行き」みたいなポップな案内看板がお出迎えしてくれます。
ただ、その看板が置かれている乗り場には、人っ子一人いない。逆に、その向こう側の乗り場には、「車社会であろうこの駅のバス乗り場で、これだけの列が出来るのは、こういうときくらいなんだろな」って人数の行列が出来ています。「これは、あの行列に並んでおいた方が無難だな」と近づいていくと、案の定、サックスブルーのタオマフを巻いた人々の集団でございました。・・・、っていうことは、あの案内看板はフェイクだったのか?
釈然としない思いを抱えながら、シャトルバスに乗り込みます。ちなみにバスを運営しているのは、遠鉄バス。ちょうど、SuicaやらのICカードの全国共通使用が解禁になった当日でしたので、思いっきり東京人ぶってPASMOでお支払いしてやろうかと企んでいたのですが、なんと遠鉄様、SuicaやらPASMOに対応する以前に、ICカードというものに参加していないっぽい。要するに、そもそもTOICAが使えない公共交通機関だったらしい。
「旅先の乗り慣れないバス」という、ICカードが最も効力を発揮するシチュエーションで使えないとなると、これは、なかなか共通使用の効果も半減ってもんです。関西の私鉄など、自動券売機で切符が買える地域では、共通化したって、もちろん便利ですが、便利の量はさほどのことはない。「ちょっきり払わないと何かともたつかせてしまう」って場面でこそICカードは活きるわけで、地方のバス会社への行政支援は、こういうところから始めて頂きたいものです。
■岡野町という選択肢[横浜FCvs熊本(4月7日)]
2013年はですね、少し環境が変わったのですよ。職場というか、労働環境というか、が。で、プチ引っ越しというか、MY歯ブラシ(を置くスタンド)とか、そういう細々したものを買い換えることになりまして、せっかく横浜に行ったのだからってなわけで、東急ハンズなんぞを訪ねてみました。
西口の商店街を進んでいくわけですね。そうすると「岡野町交差点は直進」みたいな看板がありまして、ふと思ったのです。「てゆうか、横浜駅前からよりも岡野町のバス停からバスに乗った方が良いんじゃないか!?」と。
三ツ沢に行くバスって、岡野町のバス停へと出るまでに、もの凄く時間がかかりますよね。渋滞だかなんだか知りませんけど。「恐らく歩いた方が早いのだろう」と、以前からウスウス感じていましたので、一度、使ってみることにしました。
バス停で待っていると、最初に来たのが三ツ沢直通。当然、素通りしていきます。しかし、直後に大口駅行きがやってきて、そこに「三ツ沢グランド」と掲出されていましたので、乗り込みます。そうしたら、随分とすいていました。
そこで確信したのですよ。横浜駅の「三ツ沢グランド方面」と誘導されるバス乗り場に止まるバスが、実際に三ツ沢グランドを経由するバスの全てではない、と。つまり、あのバス乗り場に止まるバスだけが、不当に混雑すると言うことです。地元民以外は、事情を理解していないので他の乗り場のバスでも三ツ沢に行けるなんて思いもしませんからね。今後は岡野町ユーザーになろうかと決心いたしました。