■歩いて小瀬に行ってみた[甲府vs水戸(08月12日)]
皆さん、味スタに行くときは、どういうルートを採りますか?
そうですね、ほとんどの人は京王線の飛田給駅を用いるものと思われます。しかし、稀に西武ナントカ線の多磨駅から歩くって人もいるでしょう。また、BMWスタジアムに赴くときは、一般的には平塚駅から徒歩もしくはバスだと思われますが、少なからず伊勢原駅経由というルートの愛用者もいるでしょう。NACK5スタジアムについても大宮駅からではなく大宮公園駅を使う人もいるでしょうし、国立に足を運ぶ際、大江戸線でも、総武線でもなく、外苑前からって選択もありうる。
つまり、公共交通機関でスタジアムに向かう祭には、一般的なメインルートの他に、裏ルート的なものも、多くの場合、存在するということです。では、甲府の中銀スタジアム(小瀬スポーツパーク)はどうか。
この場合、かなりの確率で甲府駅からシャトルバスを用いるものと思われます。往復チケットを500円で買うに違いないのですね。しかしワタクシ、発見してしまったのです、地図を眺める限り甲斐住吉という身延線の駅から歩けそうなことを。
そこで早速、実験をしてみました。その結果わかったことは!
・・・かなり歩きます(30分程度)。しかも、延々と直線が続き、一回だけしか曲がりません。君の心に続いているのか!?ってくらいの一本道。ただし細くはない。バシバシ車が走ってます。
そして、唯一曲がる交差点の名前が「南甲府警察署南」。「甲府警察署」が「南」と「南」で挟まっているのです。もうね、どんだけ南なんだよと。甲府をドンドン南に行って、もはや静岡かと。盛岡あたりを「北東北南部(〈北+東北〉の南部)」と表現するくらい程度の想像が難しかったです。
■味スタへの裏道[横河武蔵野FCvs藤枝MYFC(10月27日)]
この日は武蔵野陸上競技場で、この試合を見てから、味スタに向かいました。いわゆる一つのWヘッダー。このブログでも何度か述べてきましたが、ワタクシ、味スタが竣工したとき、京王線沿線に住んでおりました。なので、味スタへのアクセスは「京王線で飛田給」の一択。
ただ、うっすら、中央線沿線界隈からバスという選択肢もあることは、なんとなく知っておりました。とはいえ、「こんなルート使う人おんのかな?」くらいの感覚。
てなわけで、三鷹にいたわけですし、バスに乗ってみました。気分的には「誰も知らない秘密の通路を通る勇者(15歳)」くらいの感覚です。念のためリレミトくらいは覚えてから来た方が良いのかな、みたいな。ところが、ですよ、けっこう皆様お並びになられておりまして、いや、中央線ユーザーをナメちゃいけなかった。そりゃそうですよね。出来る限り新宿駅では乗り換えたくないでしょうから。
そんなこんなでバックスタンド裏にたどり着いたわけですが、この日は、試合開始前に「ちびっ子チアリーダー250人によるナンチャラ」的なパフォーマンスがありました。いやぁ、壮観ですね、250人もいると。
しかも皆さん、きっちりトレーニングしてきてますから、声の張りとか、頗る宜しい。もちろん、その中で群を抜いてキレがあったのがドロンパ(の中の人、なんていないと思いますけど)だったのは公然の秘密ってヤツですけど。
ちなみに、ちびっ子のパフォーマンス以上に関心したのは、札幌サポが声出しをちびっ子が退場するまで自重してくれていたこと。近年は、こういう部分に関するサポーター同士の思いやりが、ずいぶん荒んできた印象があるので、非常に好感度が高かったです。
■平塚の吉幾三[湘南vs松本(0701)]
この日、試合開始は18時30分くらいだったんですけど、いろいろあって16時00分くらいに平塚駅に到着しました。
そうしたところ、梅雨空がご機嫌を損ねて雨が降り出した。念のためレインコートは持参していましたが、降らないかもしれないと思い傘は持ち合わせず。降ったら100円ショップに行きゃいいやくらいに思っていたので早速、関西風に言うところの100均(ひゃっきん)を探します。
ところがドッコイ、平塚って駅近くの分かりやすいところに100円ショップがないんですね。何が悲しくて、同じ傘をドラッグストアで200円も出して買わなきゃいかんのだ。
で、雨降りだし、早めにスタジアムに行っても、たぶん微妙。なので、ファミレスで腹ごしらえ&時間潰しをしようと思いきや、それもない。携帯に最寄りであろうサイゼリヤを御教示いただくも、地図を一見しただけでハートは折れました。
仕方ないので、ほとんどのメニューが480円の町食堂みたいなところに入ったのですが、そこには「納得します!感動します!」というビラがベタベタと貼り付けてあります。
確かに納得はしました。コストパフォーマンスはかなり良い。ただ、感動はしない。むしろ、初老の夫婦らしき人たちが切り盛りしている店内の雰囲気、より厳密には、その雰囲気に余りにもマッチしたBGMに激しく感動しました。
そう、BGMは吉幾三!
期待を裏切らない、このセンス。零れる涙が止まらないとは、このことを言う。