灼熱の消耗戦に思いを馳せる【イタリアvsウルグアイ】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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ウルグアイ 2 vs 2 イタリア[コンフェデ3決 07月01日]

この試合が行われたスタジアムって、日産スタジアムくらいに大作りなんですかね。カメラの位置が異様に高い。ずっと、えらい遠いところからの鳥瞰撮影。真っ昼間の強い日差しに反射したということも相まって、背番号がさっぱり把握できない。

また、どうもカメラワークとの相性が宜しくなかったらしく、並びもよく把握できない。ウルグアイは433かなぁと最初は思ったのですが、たぶんフォルランは左SHの位置にいましたよね。イタリアに関しては2列目のエルシャーラウィが4231の左ウイングのように張り出している一方で、ディアマンティはクリスマスツリーの2列目右っぽいポジショニング。2列目に関しては、非対称でしたよね。このあたりは、ミラノコレクションとか、伊達男とファッションの国だけあって、あえて近年流行のアシンメトリーを気取っているに違いないのですね。

得点の経過を追うと、先制点はイタリア。直接狙うには少し遠いかなってところのフリーキックディアマンティが鋭く狙うと、虚を突かれたウルグアイGKムスレラがかぶってしまいました。最後はアストーリが押し込みましたが、それがなくても跳ね返りがムスレラの肩に当たっていて、そのままオウンゴールになっていたでしょうから、ウルグアイとしてはメンタル的に、「まだ、マシ」って感じだったでしょうか。

しかしウルグアイも同点に追いつきます。アストーリがボールコントロールを誤って、それをキエッリーニがフォローしきれずウルグアイガルガノにボールが渡ると、ガルガノがそのまま持ち上がり、ラストパス。フォルランカバーニが分身の術っぽくシュート体勢に入り、蹴ったのはカバーニ、すなわち決めたのもカバーニ

イタリアの勝ち越しゴールは2列目2人によるもの。エルシャーラウィがファールをもらって得たフリーキックを、ディアマンティが鮮やかに叩き込みました。往年の中村俊輔を彷彿とさせるような、芸術的な弾道による美しいゴールでした。

しかし、目には目を、埴輪顔。フリーキックを叩き込まれたら、フリーキックを叩き込み返せば良いのです。ってなわけで、カバーニがこの試合2点目。それにしてもカバが2頭でカバーニ、凄いですね、単なる長髪長身長顔ではないらしい。

試合全体としては、ハードスケジュールやら灼熱地獄やらで、キックオフ早々から両チームともヘロヘロ。そんなヘロヘロな両チームが延長戦を戦って、退場者を出した上にPKまでもつれ込むんですから、内容的に見るべきものはありません。ブッフォン祭りということにしておけば良いんじゃないでしょうか。