ポヤトス仕込みの一撃必殺〜町田vs徳島(5/1)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□胸のワサワサ

町田と鎌倉って、そんな近くはないんですけど、流行には乗っておきたいので『鎌倉殿の13人』の大河ドラマ館などに行ってみた。で、大船・藤沢と経由して小田急で鶴川を目指す予定にしていたのですが、藤沢でランチを食べながら乗り換えサイトを覗いてみたら、なんと「小田急江ノ島線は人身事故のため、運転を休止してます」とか出てる。オーマイガっっ。

迂回ルートを調べると横浜から横浜線のルートとか、川崎から南武線のルートとかが出てくるものの、あかん、遅刻や。ワンチャンにかけて、大和までは走っていた小田急に乗って相鉄で海老名に行って、大和と海老名でそれぞれ3分しかない乗り換えの2連続成功を目指そうと決意する。なかなかのミッションなわけで、強い心を持って各駅停車に乗り込んだのですが、そしたら、「ただいま運転を再開しました」と絶妙な福音。ギリギリとはいえキックオフに間に合いましたよ、やれやれ。良かった良かった。

 

□緩やかな回復基調対決

さて、ホームの町田ですが、ロケットスタートを決めながらも、4月くらいからは失速気味。とはいえ、ここ2〜3試合ではわずかながらも上向きの兆候が見えているような現状でしょうか。町田の場合、トップ下の人選がラストピースになるんですかね。当初は長谷川アーリアジャスールでしたが、安井が使われたり、なかなかコレっていうハマり方をしてない印象があります。ってこともあって前節あたりからは3バックになったと『エルゴラッソ』に書いてありましたが、この試合では山口がチョンテセの周りを衛生的に動いていました。

アウェイの徳島は、スタートダッシュに大失敗。ここのところは、ようやく加速してきた印象もありますが、よくよく数試合のスコアを眺めてみると、勝った試合の圧勝っぷりが印象強いだけであって、相変わらず勝ったり負けたりを繰り返している。昨シーズンがずっと思ってるんですけど、ポヤトスよりも甲本さんの方が良かったりしない?っていうか、去年の成績から甲本さんが獲得した分の勝ち点を差し引くと、なかなかまあまあな数字になるのではあるまいか、、、

 

□結局、町田のシステムは⁇

さて、オンザピッチ。町田のシステムは少し判断しづらかったですね。442と考えると奥山と翁長の高さが違うし、太田がSHのわりには5バックっぽく下がる。じゃあ3421かとすると、そうすると奥山と今度は太田が非対称に見えるし、平戸が右に張る一方で山口はセントラルにいるし。攻撃的な右SBと献身的な左SHによる442だったと解釈しておく。

徳島についてはシンプルな4123。見所はカカ、、、というかカカvsチョンテセのバチバチ。片方が片方を突き飛ばす応酬がキックオフから続いていて、カカのヘディングクリアがチョンテセの顔か頭に至近距離から直撃して「脳振盪?大丈夫⁇」みたいなシーンがあったり。攻撃では散発的ながら杉森が異彩を放ってましたね。その分、裏のスペースを翁長に使われまくってましたけど。

 

□ボールは町田が持つ

試合内容としては前半から面白かったですよ。どちらもトライアングルを作りながら斜め前方向への小気味よいミドルパスを繋ぎながら、「レシーブ、トス、アタック!」みたいなリズムでクロスまで持っていけてました。その中でもボールを持つ時間は町田のが長かったかも。中盤でのプレスからショートカウンターってシーンが続出しておりました。逆に徳島は意図的に引き込んでからの疑似カウンター狙いだったのかな?あるいは単純に押し込まれていただけ⁇みたいな感じでしたけど、決して縦ポン運任せではなかったので、引き締まった展開の前半戦となりました。

ハーフタイムが明けて後半になっても、構図としては前半と変わらない。前半もそうでしたが、町田は山口が推進力を発揮する。エレガントなテクニシャンという感じではないのですが、本田圭佑中田英寿のような重心の強いボールさばきが魅力的な選手ですね。

 

□得点は徳島が奪う

スコアを動かしたのは、意外な伏兵。前半と同様に徳島が狙いすました鋭いアタッキングを仕掛け、最後に決めたのは坪井。……坪井って、誰やねん?選手名鑑を調べてみたら、高卒で徳島に入団し、まだ22〜3歳だというのに、高知やらシンガポールやらから這い上がってきた苦労人とのこと。ともあれ、徳島の「ドゥエルを制して最短距離ででゴールを目指すのだ!」っていうスタンスがヨーロピアンで、そのあたりはポヤトスがちゃんと仕込んでいるらしい。

徳島はさらに追加点を決まる。町田が前掛かりになったところをカウンターで仕留めたとかではなく、ゴール前のセットプレーから。なんならSBの新井が決めたゴール。人数をかけるときにはかけるというメリハリが素晴らしかった。こうなると町田は厳しい。そもそも水たまりの場所的に後半は厳しいサイド?エンド?になっていたので 尚さら厳しい。ポポさんも手を尽くしてフレッシュな選手を投入していきましたが、スコアが動く気配は時間とともに薄まるばかり。町田的には「こういう日もある」と割り切らないと仕方のない敗戦となったのではないでしょうか。