ブロック崩し完遂〜横浜F・マリノスvs名古屋グランパス(5/7)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□奇々怪々

この日は神奈川県某所におりました。ランチの後、電車の時間まで15分弱あったので缶コーヒーでも飲もうと駅近くにあるコインパーキングの自動販売機に吸い寄せられる。芸能人などがときどき呟くように、コインパーキングって受難があるんですよね。両替機がほとんど設置されていないことによって発生する受難。そういうこともあってか、両替機がてらに自販機が置いてあったりする。

で、そこの自販機で「Fire 贅沢デミタス」を買おうとしたのですが、何かがおかしい。3段あるうちの最下段に缶コーヒーが並んでいたのですが、「Fire 贅沢デミタス」は自販機限定ということもあってか真ん中の段の列にも並んでいた。で、最下段の値段が「120円」で、真ん中の段だと「130円」に設定されている。……何かがおかしいのです、、、

 

□因縁の対決

この試合、昭和ならば「日産vsトヨタ」ってことになるんですよね。当時は子供だったので記憶が曖昧なのですが、トヨタのサッカー部って、あんまり耳に入ってこなかったような。逆に日産は超名門。読売か日産か、あるいは、ヤンマーか日産か、みたいな時代がありました。イッツ・ナインティーンエイティーズ。ちなみに日産サッカー部末期に名を馳せたゴリゴリ系ウイングが名古屋の長谷川健太監督。それは、もう、スカイラインのようだったさ(その当時は子供だったので実際のプレーは見てないけど。車に興味がないのでスカイラインも名前くらいしか知らないけど)。そういう意味ではこの試合はハセケンダービーと言えるかもしれない。

さて、そんなハセケンですが、まあまあ名古屋では苦労してますね。ハセケンといえばチームを素早く仕上がげるタイプ。尻上がりに深みを増していくチーム作りをする系の監督さんではないので、ちと心配。一方でケビン・マスカット監督率いる横浜FMは、それなりに堅調。ACLグループリーグからの帰国初戦というディスアドバンテージはありますが、そのあたりはマスカット監督の手腕に期待。なんせ、愛してマスカット。素直な気持ちをもっと伝えてくれれば、たちまちフォールインラブになること間違いなし。

 

□ブラジル人祭り

さて、ピッチに目を向けると、横浜FMの前線は左WGにエウベル、CFがレオ・セアラ、右WGがアンデルソン・ロペス、そしてトップ下がマルコス・ジュニオール。ブラジリアンカルテットですね〜。もちろん「6人で守って4人で攻める」という感じではありませんが。岩田と喜田というWボランチがともに守備的なタイプだけ、攻撃に厚みを持たせるキーマンは疑似ボランチになる両SBですかね。

対する名古屋の攻撃は、さしあたり「マテウスがんばれ!」。それにしてもFC東京時代のレアンドロといい、ハセケン監督は猛獣系ブラジル人にハードワークさせる術に長けてますね。ちなみに名古屋で「ブラジル人」「ハードワーク」といえばレオシルバなわけですが、ネットでの評価などを見てると、あまり芳しくない。でも、すごく効いてるように見えるんですよね。攻守に奮闘している。空けたスペースを使われるのは仕方ないというか、チームのオートマティズム、成熟度の問題のような気がします。

 

□名古屋が先制してマリノスが追いつく

序盤から構図としては、わかりやす過ぎる構図。マリノスがボールを握るのに対し、名古屋はプレスにメリハリをつけつつ、しっかり構えて守る。攻撃はカウンター主体ですが、こういうチームはセットプレーが命。果たしてマテウスが蹴ったCKに中谷が合わせて名古屋が先制します。靴磨きパフォーマンスとか現場で見たのは始めてかも。

ACL帰りのマリノスは選手の疲労もピークなのか、前半の早い時間帯に岩田が負傷交代。藤田じょえるチマが投入されます。潤沢な資金があれば今頃ヴェルディは渡辺皓太・藤田じょえるチマ・三竿健斗の逆三角形になってたのかもしれないんだよなぁ。ともあれ巧みに裏抜けしたエウベルが同点弾を決めて、1ー1で折り返します。低く構えたチームに限ってエアポケット的に裏を取られるってのは、サッカー版マーフィーの法則(死語?)でございます。

 

□名古屋の勝ち越しは幻で横浜FMが逆転

ちなみに前半の40分過ぎにマリノスはエウベルも傷んでピッチを後にしたのですが、交代の回数を温存してハーフタイムまで粘るみたいなことがありました。で、後半開始とともに仲川輝人が投入される。また、後半開始早々にマテウ

スのCKから先制点と同じようにゴールを揺らしながらもVARで取り消される、みたいなこともありました。

とはいえ、なんやかんやでスコアは動かない中、ハセケン監督は「勝てる」と踏んだのでしょう、柿谷を入れて3421としてアタッカーの数を増やすと、さらに相馬をWBとして投入。なかなかのファイヤーにしたのですが皮肉にも、これ以降、押し込まれっ放しになります。ここからは名古屋の堅牢なブロックをマリノスブロック崩しするといった展開になります。で、そうなると、当然のことながらマリノスは攻めあぐむのですが、そこは愛してマスカット。しっかりブロック崩しをやりきりって、アンデルソン・ロペスが決勝ゴール。点差は1点差でしたが、タテホコ対決で正面からタテをぶち抜いたのだから、マリノスの完勝だったと言って良いでしょう。