今シーズン生観戦2試合続けてドローとか〜セレッソ大阪vs京都(2/26)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

                                  にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村

□京都への洗礼?

先週の開幕節、さっそく京都がJ1の洗礼を受けてましたね。J1には浦和レッズというチームがあって、1993年から30年間かけて積み上げてきたカルチャーがある。ある意味セリエAチックに「クラブやチームや選手や関係者より、フーリガン(マフィア?)の方が偉い」というカルチャーなわけですが、京都のフロントさんよう〜(←シバター風)、いちいちそんなことで過敏になってんじゃないよ、と。去年1年間の実績蓄積で浦和のウルトラスは治外法権だという慣習ができちゃったんだから。

……もちろん、クラブやリーグに対して皮肉っているというか、批判を浴びせかけているんですよ。アナウンスで注意を呼びかけたくらいで実効性なんてあるんかい‼と。それで聞くようなタイプなら、最初からルールを守るでしょう!と。対策がそれだけじゃ、実質的に黙認しているのと同じだよ? 村井さん、そして野々村さん、それで良いのかい?って言いたいのです。良いって言うのなら、偉い人がそう言う以上は仕方ないけど。

 

□刮目せよ⁈

……ついつい熱くなってしまいました(反省)。ともあれ、セレッソの現況ですが、監督は昨シーズン途中から引き続き小菊さん。いまや「ヨドコウ桜スタジアム」ですが、長い間(長居だけに、、、)、「キンチョウスタジアム」でしたよね。そんなキンチョウの正式会社名は「大日本除虫菊」です。そう、“菊”つながり。なので「“菊”つながりの縁故人事ではないのか〜〜!!」ってな批判が起きるかもしれませんし、そうならないように、小菊さんには、是非とも結果を残してもらいたいですね。

対する京都はチョウキジェ政権の2年目。まあ、いろいろありましたよね。誰がどう評価しても「ダメなことはダメ」ってことをやらかしたわけなんで、そこを擁護する気はさらさらないですけど、心のどこかで、帰宅部や文化部だったと覚しい人たちが、体育会の論理を理解しないまま、「そんな野蛮なこと!」ってドヤッていた状況が、少し釈然としたりしなかったりする体育会出身者だったりします。大事なことなので繰り返しますが、ダメなことはダメですよ。だから罰せられたんですよ。

 

□どちらも442の変形

さてピッチ内。セレッソは、ここしばらくのスタンダードだった442ではなく、清武をトップ下に置いた4231でしたね。確かに左WBをやりたい選手と、右WBをやりたい選手とトップ下をやりたい選手がいるのだから、4231も合理的ではある。中原も良かったですね。セレッソは古橋・徳重の時代から下部リーグから選手を引き上げるのが上手い。

他方で京都ですが、『エルゴラ』脳的には4123と思い込んでいて、実際に攻撃では4123なのですか、守備では442になるんですね。それから注目はウタカ。38歳の大ベテランにはそぐわないですけど、すっかりキジェ監督の“チルドレン”感が漂っている。アベレージはともあれ、要所要所での守備への貢献は軽視できません。

 

□劣勢の京都が先制

試合は、さしあたりセレッソがイニシアチブを握りました。中盤の選手の技術面におけるクオリティの差がそのまま出た感じというか、崩しの形に関して、より練習での成果をそのまま表現できていたのはセレッソだったと思います。ってなると、そういうことです、京都かセットプレーから先制しますね、えぇ、えぇ。サッカーにおける絶対の方程式が発動するのです。コーナーキックから、「オウンゴール?」みたいな謎のグダグダ感がなんとなく発生するや、武冨が最後は決めたらしい。京都リードで折り返しました。

リードして折り返したはずの京都は、後半の頭からFWの豊川に代えてDFの長井を投入し、それに伴いシステムも352(3322)にトランスフォーム。前半から乾と中原の両WBを、どフリーにしていたので、そのあたりのケアですかね?何にせよ、スコアはともあれ内容ではセレッソが京都を圧倒していたので、京都が先に動くというのはありえない話ではない、って感じだったと思います。

 

□攻勢のセレッソが追いつくも、トーンダウン

一方で、とにもかくにも追いつかないといけないセレッソは、前半から猛威を振るっていた、翼&岬を彷彿とさせる清武&乾のコンビプレーで同点に追い付くと、畳みかけるようにブルーノ・メンデスと、北野を投入。……北野って誰やねん?  エルゴラのアプリにも登録されていなかったので、スポナビのアプリで確認したところ、育成組織出身の18歳だそうだ。

そういえば、セレッソも含めてJ3からU23チームがなくなりましたね、、、ってことを北野には感じた。随所に光る部分がある一方で、「そのプレーをそのままやろうとしても、大人は許してくれないよ」ってな未熟さを隠しきれかったんですよね。U23を経験してれば、もう少し“ひねた”プレーもあったと思いますが、あまりにもユースのまんまにプレーしてて、案の定、大人に大人の処理されてしまっていた。終盤には、清武とポジションチェンジしてFWに上がり1対1の大チャンスを迎えましたが、それも決められず。京都は京都で悪いなりに中央の強度を高めて形勢を整えたこともあり、試合は1対1のドローとなりました。