HONDAの爆勝〜東京武蔵野ユナイテッドFCvsHONDA FC(11/27)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□中央線のクオリティ

久々の三鷹ということで、中央線を満喫しようと、さしあたり荻窪へ。タウンセブンという商業ビルの「倉式珈琲店」に行ったんですけど、このチェーン店って、どこの店舗でも下膳が遅いですよね。ってことを考えながら、荻窪に2つあることでお馴染み、荻窪ラーメンの巨塔こと「春木屋」に行こうと企んでみる。どっちが本家でどっちが元祖か忘れましたが、ともあれ駅前の春木屋をちょっくら偵察。してみたところ……めっちゃ行列してますやん。時間がなかったので、今回は断念しました。

そんなわけで、駅前春木屋から道を渡ってちょっと入ったところの「呉さんの台湾料理」という店に行くことにした。いやあ、大満足でしたよ。まず旨いでしょ、これは当たり前。そして、それなりに上品というか清潔というか、OLさんとかが一人で入りやすい感じというか。そして、そして、とても安い。びっくりするくらい安い。春木屋が行列してくれていたことに感謝すら覚えたよ。またいつかの夜に、流行の「町中華飲み」を敢行しようと強く決意したお昼でございました。

 

□プロになるのは難しい

横河武蔵野FC」「東京武蔵野シティFC」と装いを変えながら伝統の糸を紡いできた横河電機サッカー部ですが、今シーズンから東京ユナイテッドと合併し、最新進化(進化かどうかは知らん)版の「東京武蔵野ユナイテッドFC」となっております。東京ユナイテッドについては、いかにも慶応由来らしい〝政商〟っぽさが感じられ、竹中平蔵と同じ臭いもしますが、まあ、置いておきましょう。とにかくM&Aは得意なわけですね。

アウェイのHONDA FCは、どこまでも製造業の職人魂。頑としてプロ化を拒否し、「JFLの門番」キャラも板についたもの。井幡監督の退任や古橋の引退など昨シーズンいっぱいで「アマチュア最高峰軍団」としての性格をより純化させ、これまでみたいにJFLを異次元の強さで独走するという感じではなくなりましたが、今シーズンも元横河電機サッカー部から見れば、圧倒的な格上となります。

 

□442vs4231

さて、ピッチに目を移すと、まずは東京武蔵野ユナイテッドFCですが、システムは442ですかね。3年前くらいまでのイメージでは3421だったんですけど。Wボランチが2番と10番ってのが、なんか好き。ジョルジーニョとレオナルドのコンビみたいで。10番の金守はまだ現役なのか。たぶん横河の社員選手だと思いますが、四中工ですからね、頑張って欲しいところ。

他方、HONDA FCは4231でした。これまた数年前の印象だと揺るぎない442志向にも思えたのですが、時代に応じて変化していく。システムは、ウイングにストライカータイプが入っているという意味では新潟チック。左WGの14番が新潟における谷口みたいな感じ。他に特徴的だったのは、ボランチの7番がCB間に落ちることと、そのCBの片割れの背番号が11番だったといったところでしょうか。

 

□前半で勝負あり

試合は、まあ予想通りですけど、HONDAのワンサイドゲーム。横河も必死にカウンターで食らいつきますが、そのカウンターを裏返されたショートカウンターからあっさり9番に決められる。前半の13分のことでしたが、この時点で横河はレイトタックルが目立っていた。ペンペンにされていたわけです。

で、先制点を許したことで、雪崩を打つように早くも敗色が濃くなった横河は、ハーフタイムを待たずに失点を重ねる。HONDAはクサビを入れて戻してレーンを横にずらして、またクサビを入れて戻して横にずらして、そしてクロス。再び9番が決めます。あまり綺麗なフォームではなかったですが、ヘロヘロであっても、いやヘロヘロのロビングだからこそヘディングは決まるもの。HONDAの猛攻は、まだ止まない。個々の仕掛けで横河守備陣を引き寄せ配置バランスを崩させ、フリーになったところで4番がどっかん。前半だけで3ー0となりました。

 

□ただ時計の針が進んだ後半戦

HONDAのさすがなところは、縦への意識が非常に強いところ。とはいえハリルホジッチ的なロングボール多用スタイルではなく、クサビやスルーパスを連発する、縦意識の強い遅攻といった印象です。それで前半から横河を圧倒。惜しむらくは、3点リードした後半になって、大味というか淡白になりました。あの手この手感がなくなったというか、要するに「相手の組織をバラす」という作業が雑になったのかもしれません。

なんとか抗いたかった横河はハーフタイムに魂の3枚替え。左SHに入った5番がSBのさらに大外に構えることが多かったので、少し5バック風な雰囲気もあったかも。そうやって人数をかけてそれ以上の失点を防ぐとともに、攻撃はひたすらシンプルにアーリークロスを浴びせかける。アーリークロス戦術はあまり好まれないかもしれませんが、戦術は戦術、「こうやって攻めよう」という意図は伝わりました。ただしスコアを動かすには至らず、3ー0のままタイムアップとなりました。