ジェフも利弥も伸び代あり〜ジェフ千葉vs愛媛FC(6/16)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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夢の島での試合を見終えた後、京葉線でササッと蘇我まで移動。ジェフvs愛媛FCを観戦する。ホームのジェフですが、なんとも低空飛行が止まらない。前年シーズンの終わり方が悪くなかったので、「今年こそは!」との期待を待たせながらも、なんだか、「例年通りの・・・」感を否めない。このままいくと、マンガ家の能田達規さんもネタ切れになってしまわないかと心配が尽きません。『ぺろり! スタグル旅』、面白いですよね。単行本を買おうかどうか、真剣に検討中。

アウェイチームは愛媛。本当ならば、「間瀬監督ダービー」になるはずだったんですけど、、、さよなら間瀬さん。また、どこかで捲土重来を期していただきましょう。で、跡を継いだのが川井さん。朧気な記憶で相当に怪しいですが、確か、愛媛には「青野・赤井」の青赤時代があって、川井さんも、その時代に現役だったんじゃなかろうか。ともあれ、Jの中でも特筆レベルの若手監督。注目せずにはいられません。

 

■前半

 

ご飯を食べるには微妙な時間。それでも小腹が減っていたので、ジェフサポにはお馴染みかと推察されるスパニッシュバルっぽい雰囲気のスタグル屋さんで、小難しい名前の、要するに生ハムとチーズのマフィンを購入。なぜ、そんな小洒落た真似をしたかというと、“マオウネグラ”という、あまりお見かけしないビールが売っていたから。まあ、瓶ビールですけどね。せっかくなんで。なるほど、“ネグラ”は“ネグロ”で、要するに黒なのね。

それにしても、この日は6月だというのに、ビールを飲むには、かなり寒い。ただし、こういうときこそ、先日、ワークマンで買った、1000円くらいのウインブレが効力を発揮する。ペラッペラな分、クシャクシャにしてカバンに放りこめるので、いつでも携帯できる。そして、ウインドをブレークしてくれる。身の安全を確保したので、調子に乗って、さっきと同じスタグル屋さんで、もう1種類売っていた“ガリシアビール”というのも飲んでしまった。こちらは、普通のラガービール。順番的にはガリシアビールを飲んでから、マオウネグラにすべきだった。

 

そんな悔恨を抱えながら、それでも試合は始まる。ピッチの風景で、まず驚かされたのがジェフのフォーメーション。ジェフのファンエスナイデル監督といえば、“絶対にWボランチやらないマン”として名を馳せています。アンカーを置くシステムが機能せず、昨シーズンも終盤になってWボランチにしたら快進撃。にもかかわらず、今シーズンも4123大好き。そんなエスナイデル監督が、ついに禁断の442を発動させてきましたよ。4231でなく、442。あれこれカスタマイズしていてら、結局、最も平凡な形に戻りました、みたいな。

他方の愛媛。有望なSBとして鹿島に引き抜かれた経験を持つ前野が3バックの一角で起用されている。「これは相当に攻撃的にくるなかな?」なんてファーストインプレッションは見事に裏切られ、それはそれは行儀の良い堅守速攻でジェフを苦しめます。

 

■後半

 

行儀の良い愛媛の攻守に苦しみながらも、前半のうちにジェフは、愛媛GK岡本の牙城を崩すことに成功します。セットプレーからのこぼれ球を高木利弥が押し込んだもの。そうやってジェフリードで折り返したことが、後半の戦いに大きな影響を与える。ハーフタイム明けと同時に両チームとも選手を交代させるとともに、ラインの高さが前半とはまるで真逆になる。愛媛がリスクを恐れぬハイラインで攻撃的な姿勢を示す一方で、ジェフは、「結局、普段のあれはエスナイデルの哲学ではないのか?」ってくらい慎重なライン設定に。それでも、カウンターの牙を隠さずラリベイが追加点を決めたのは、地力というよりありません。

2点差となったことで愛媛はボランチの野澤を下げてFWの有田を投入して352のスクランブルアタック。ジェフもカードを切って、為田と清武弟という、なんだかトリニータ臭のする両SHで対抗したりしつつ逃げきりを図る。試合終了間際に、愛媛FC神田のスーパーゴールで追い上げられながらも、そのまま試合はクローズ。ジェフサポとしては、フラストレーションが全くなくはなかったでしょうけど、ジェフが勝ちきった試合となりました。

 

ちなみに先制ゴールを決めたのは“ジェフの大砲”こと高木利弥。クラブからオフィシャルでお父さんイジリをされているわけですが、この試合のキックオフ前にJリーグ通算100試合のセレモニーがありました。「ご家族から、花束が贈手されます」とのことで、「よもや、リアルアジアの大砲が出てくるのか?」と期待しましたが、さすがに琢也は登場せず。おそらく、高木利弥からみて祖父母にあたるお二人だったんですかね。

しかも、おそらく琢也パパママはそれなりに長身だと想像されますので、母方の祖父母ではなかろうか、決して大柄ではなかったし。だとすると、利弥が177㎝なのも頷ける。ただし、母方も運動神経はだいぶ良さそう。だって高木利弥のジャンプ力、尋常じゃないですもんね。まだまだ上り詰められるでしょうから、さらなる飛躍を期待しましょう。