本領発揮!〜SC相模原vsガンバ大阪U23(6/30)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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なんだかですね、今シーズンはワタクシ的に相模原の当たり年らしいのですよ。よくわからないのですが、いろいろな巡り合わせにより、やたらと相模原戦を生観戦している。残念ながら敬愛する西ヶ谷監督率いるチームの調子は、今ひとつ上がりきらないでおりますが。まあ、あれこれ浸透するうちに、尻上がりで上り調子になっていくものと、個人的には強く確信していますが(「確信している」という表現を用いるときは根拠がないとき)。

本節の相手はガンバ大阪U23。2018年シーズンに限れば、関西のU23チームは健闘していますよね。ガンバもセレッソも一桁順位で頑張っている。宮本監督の手腕によるのでしょうか? これまでのJリーグの歴史では、指導者としての将来的を嘱望された選手が必ずしも名伯楽になっているわけではないですが、近年では風間さんとか相馬さんとかが指導者としてもインテリジェンスを発揮しているので、ツネ様にも期待です。

 

■前半

 

この日のキックオフは17:00。絶妙に中途半端だったので、朝からロマンスカーで本厚木とか行ってしまったよ。シロコロホルモンやトン漬けを挙げるまでもなく、B級グルメ天国な厚木、実は地ビールも美味しい。というか神奈川県の相模地区は隠れた地ビール天国。ってなわけで、本厚木から徒歩20分くらいのところの「ランビック」という地ビールメーカー直営店で、御自慢のラガーとIPAを頂戴してきましたよ。美味しかったね〜。ペールエールが切れてしまっていたのが本当に残念。

本厚木から原当麻までは、実はバスで一本。原当麻でもあれこれさんさくして、で、歩いてギオンスタジアムへ。お昼でビールは満喫済みだったにもかかわらず、先着順で無料のケンタッキーフライドチキン配布とかやっているので、貰ってしまう。揚げた鶏肉を貰った以上、必然的に生ビールを買ってしまう。そして、生ビールを買ってしまった以上、思わずWステーキとかも買ってしまう。ケンチキ1切れで、まんまとスタグルの奴隷になってしまったよ。

 

ケンチキの魔の手から逃れるようにスタンドにもどり、キックオフ。スタメン表を見る限り、相模原は3421っぽかったのですが、実際には442でした。しかも右SBが丹羽竜平で、左SBが工藤。CBを4枚並べた最終ライン。そしてSBが本職だと思われる保崎が左SH。かなり守備を意識した配置となっておりました。西ヶ谷監督といえば代名詞は人数をかけたサイドアタックだと思うのですが、当座は封印ということでしょうか。

他方のガンバ大阪U23もやっぱり442。しかも相模原に比べて、手数をかけずにシュートまでいこうという意識が高い。ローリスクでやっていこう、みたいな。なんだか最近、よく似た光景をみたなぁと考えていたら、ポーランド戦の代表に近いですかね、もちろん、残り15分の戦略的時間帯になってからではなく、それまでの時間帯における。そうなると、当然のことながら、縦に速く、デュエルを制そうという感じになるので、ハリル・ジャパンにも似てなくはなかった。

 

■後半

灼熱のもとの省エネサッカーだったので、静かな立ち上がりになるのかと思いきや、前半から得点がたくさん入ります。まず、遠目で詳しくは見えませんでしたが、相模原守備陣がクロスの処理を誤って失点すると、よそ見をしているうちにガンバ大阪U23が2点目も決める。追いかける相模原もコーナーキックから押し込んでハーフタイムへ。後半頭から成岡を投入して一気呵成に攻めたてようとするも、逆にゴール前でモタモタしてしまい突き放される。それでも谷澤が得たPKをジョンガブリエルが決めて再び1点差に追いすがる。・・・ってスコアだけは激しく動きましたが、実際には狂ったように早く梅雨明けしてしまった関東地方。釣瓶落ちない直射日光のもとの試合らしく、残り30分くらいは両チームともにヘロヘロな感じでタイムアップとなりました。

 

そんなわけで、どうにか逃げ切ったガンバ大阪U23ですが、やっぱりU23チームにはU23チームとしての楽しみ方があって、大前提として育成用の組織ということがある。チームとして好成績を収めることより、一人でも多くの選手をトップチームデビューさせることに主眼が置かれているので、ベースとして個を生かしていくチーム作りをします。個を生かすチーム作りに関して、かつてガンバのトップチームを率いた監督が日の丸のもと脚光を浴びていますが、むしろ、そういう側面において、西野イズムの遺伝子を継承し、本領を発揮しているのは、U23なのではないかと思えてきた。

もう一つ、むしろU23チームの方が本領を発揮している、という意味では、ガンバサポの応援スタイルも同じことが言えそう。というのも、ガンバサポの応援で特徴的なのはゴールが決まった後に右へ左へ民族大移動するアレですが、この日のギオンスタジアムをはじめ、J3のスタジアムではゴール裏が芝生席ということも多い。もうね、右へ左へ民族大移動し放題なわけですよ。ガンバサポの応援スタイルが見事に本領発揮されておりました。