俊輔の後継者〜横浜F・マリノスvs鹿島アントラーズ(4/28)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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シティフットボールクラブの教育的指導を受けて横浜F・マリノスは、今シーズンから、モンバルエツ体制に終止符を打ち、ポステコグルー体制に移行しました。欧米か‼が関わるとそれなりに合理性があるだろうと日本人は考えがちですが、モンバルエツとポステコグルーでは、あまり継続性がないような。何よりも、ハイラインサッカーだと中澤が可哀想すぎるでしょ。全盛期の中西永輔坪井慶介がCBだと言うならば、いざしらず。


対するアントラーズは昨シーズン半ばより、大岩さん体制を継続しております。あくまで、どこまで現場の空気感とシンクロするのかわからない、一つの独立した言論空間以上でも以下でもないネットという世界の世論によると、あまり大岩さんは鹿島サポから支持されていない模様。鹿島サポが監督に求める平均値ってどれくらいなんでしょうかね? なんか、「歴代アントラーズの監督の中に、アントラーズとしてフィールド相応しい監督は1人もいなかった!」とか言い出しそうで怖いですけど。


■前半


この日は三ツ沢で横浜FCの試合を見てから、日産でナイターを見るというダブルヘッダー。16時に横浜FCの試合が終わって、マリノス戦は19時。その間に食事をとるわけだが、この場合、何ご飯になるんだ? 夕ご飯というには早いし、昼ご飯なら品川駅で立ち食いそばを食べたし。ともあれ、横浜駅に数多くある駅ビル、厳密には、駅直結ビルのうち、海側にあるポルテへと足を運び、そこの「沖縄時間」というお店に入る。


勘の良い人ならわかるかもしれませんが、このお店は、沖縄料理の店です。なので、ポーク玉子やら、ゴーヤの肉詰め天ぷらなどを食べます。もちろん、オリオンビールも飲みます。そして、オリオンビールを、もう、一杯飲みます。税込みで600円とか。少し高いですかね。職場近くの沖縄料理屋さんは、ずっとオープン記念の390円でやっていて、最近、税込み500円になりました。できれば、ゴーヤチャンプルを580円くらいで食べたいところ。


さて、試合。ふだんは4213っぽいと『エルゴラッソ』などでチェックしていたマリノスですが、この日は442でしたね。そして、けが人が出たからなのか、ターンオーバーの都合上か、金井がCBでの出場。対するアントラーズは鹿島伝統の442。ということでミラーゲームとなったわけですが、ポステコさんは、鹿島対策で442にしたのだろうか、それとも前節のバカ試合を受けて微調整してきたのか。伊藤とウーゴを共存したかったのか。


ちなみに、鹿島の2列目は少し興味深くて、まず右SHが遠藤で、これは普通なんですけど、知らないうちに遠藤ってキャプテンマークを巻くようになったんですね。それから、左SHが鈴木優磨だった。やりくりが大変そうですね。で、その影響か、鹿島らしい強さが見えません。具体的には守から攻へのトランジションが今ひとつ。鹿島と言えば、自陣で奪ってから相手ゴール前まで押しかけるオートマティズムの流麗さなんですが、そういうところが影を潜めておりました。




■後半


前半はマリノスが2点リードで折り返します。それにしても鹿島の中盤はスカスカでしたねえ。レオシルバが動き回り過ぎるタイプであることを鑑みても、だとしても、中盤が緩かった。そして失点の仕方がどうにもこうにも淡白。逆にマリノスとしては、遠藤と天野のゴールですから嬉しいところ。〝生え抜き〟という言葉の定義がサッカーの場合、難しいのですが、広義の生え抜きである2人がアベックゴールとなれば、自ずと勢いづく。


後半に入っても、マリノスが試合の大勢を支配します

。特に良かったのは扇原を投入したポステコさん采配。マリノスボランチ陣は、中町も天野も、スペースを埋めてドゥエルを制するといった守り方をする選手ではない。そこに、構えて守ることのできる扇原がアンカーとして入ることで、安定感が飛躍的に向上しました。そして、さらに切り札の仲川がピッチに送り込まれると、その仲川のアシストを中町が押し込んでダメ押し。完璧な采配でしたね。


さて、マリノスの完勝となった、この試合。ワタクシとしては、もう1つ注目していた点がありまして、今さらながら、結局、俊輔の後継者は誰なんだ?と。齋藤学が移籍して10番は欠番なんでしたっけ? となると、背番号的には25ということになって、ならばユン・イルロクなわけですが、この試合の、特に前半だけに限定するならば、なんだかコロコロと転がって、なかなか立ち上がらないってシーンも目立っていたので、むしろ彼はマルティノスの後継者でしょう。


プレー的には、エレガントなゲームメーカーという意味で、天野ということになるのでしょうか。特に、2点目のゴールとなった直接フリーキックのときの、フォームとか弾道は、まさに俊輔の生き写しって感じ。でも、こと〝ゲームメイク〟ってところに限定すれば、マリノスの攻撃を司っていたという意味で、俊輔の後継者は飯倉ってことになったりはしないだろうか? もうね、10番の役割を担っていたのは飯倉なんですよ。ポステコ革命恐るべし‼