天皇杯の罠〜横浜vs柏(12月23日)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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■前半

いやぁ、師走ですね。こんなワタクシでもなかなか忙しいです。書類を書きまくったり、時節がら毎年恒例で発生する業務に追われていたり、今年だけ発生してしまったお仕事がそこに重ねってきたり、加えてE-1ときたもんだ。あれこれ後回しにしていた作業を、土日を利用して処理してしまわないといけない。というわけで、この日の午前中は年賀状を書いておりました。柄付きの年賀状に宛先はソフト&プリンタ任せ、手書きで一筆を加えるだけなんですけどね。
 
 
とりあえず昼過ぎに新丸子駅に到着します。武蔵小杉でも新丸子でも所要時間はどちらでも似たり寄ったりなのですが、この日に関しては、新丸子。なぜならば「喫茶まりも」でランチを食べてから等々力に行こうと考えたから。まぁ、なてことはない店なんですけどね、レトロな喫茶店の、レトロなナポリタン。フロンターレ戦開催日は地元ファンで混雑してないかとの危惧もあり、今日は横浜vs柏なので、あまりサッカー観戦者は立ち寄ってないだろうと。
 
 
ってなわけで、試合が開始する20分ほど前にスタンドには到着する。指定席を買っていたので、こういう時間。Jリーグチケットでの残席状況の都合で柏ゴール裏寄りの座席だったのですが、天皇杯のレイアウトって、良いですよね。普段のJリーグだとホーム&アウェイなんで、ホームサポ:アウェイサポが8:2くらいの割合になる。でも、中立ですから、五分に近くなる。地理的に横浜サポの方が多かったですけど、応援のがっぷり四つ具合が素晴らしかった。
 
 
応援もがっぷり四つでしたけど、チームスタイルもがっぷり四つでしたね(チームの出来ががっぷり四つだったといってない)。どちらも、まずは守備の組織を整えた上で、攻撃では速攻と遅攻を使い分けてっていう、さほど極端なことはしないスタイル。そうなると、差を分けるのは〝個〟ということになる。前半はレイソルリードで折り返したのですが、それはハモンロペスという〝個〟が見せつけたミドルシュートによるものでした。
 
 
 
■後半

1点リードでハーフタイムを迎えた余裕からか、後半もしばらくは柏の方が優位に試合を進めました。何が良かったかというと、選手同士の距離感。横浜より柏の方が、つねに適正の距離感にあった。どういうわけだか、どういうシチュエーションでも柏の方が数的に優位にあるような印象で、それゆえ、ルーズボールを拾ったときに、横浜の選手にはすぐ柏のプレスがかかったのに対し、柏の選手は丁寧にボールを収める余裕があった。
 
 
マリノスとしては、押し込まれたときにせっかくマイボールにできても、出しどころを探しているうちに、あっという間に取り囲まれてしまっている、みたいなことになります。パクジョンスあたりは低い位置でボールの処理に困っていましたし、柏のプレスにスイッチが入ってしまっていたもんだから、キーパーの飯倉までもその餌食になりかけておりました。それでも、圧倒的に厳しい状況のなか、どうにか追加点を許さなかったことが横浜を生き返らせます。
 
 
前半からマリノスのダブルボランチは出来が良いのか悪いのかがよくわからなかった。母乱築でそういうポジションなわけですが、後半開始直後くらいに、そのダブルボランチの一角である扇原が筋肉系のトラブルかなんかでピッチを去る。モンバルエツ監督が替わりに送り込んだのはFWの伊藤。負けているのでアタッカーの数を増やして、天野をボランチに落とす。それで、特に状況が変わったわけではないのですが、でも、その伊藤が同点ゴールを奪うんですよねぇ。
 
 
これで柏は浮き足立つ。試合はボールが互いのゴール前を激しく行き来する忙しい展開。どちらも決定打に欠く中、90分間+アディショナルタイムが過ぎていく。・・・てっところで天皇杯の罠です。そう、延長戦なんて発想がなかったから、18時に恵比寿に集合する約束をしてしまっていたよ。。。そんなわけで、延長戦の前半のところでスタジアムを後にしたんですが、どうやらマリノスが勝利した模様。そうですか、そうですか・・・(やさぐれ)
 
 
 
■日本代表への推薦状
 
□推薦者
マルティノス

□推薦理由

マリノスサポーターの中でも賛否が分かれる選手のようですが、それでもこの選手の〝速くてしなやか〟って部分は、本当に素晴らしい。普通に考えれば日本代表の候補になりえない選手を推薦しているのは、E-1の内容を踏まえた上での、ハリルホジッチへの皮肉だったりします。要するに、ハリルのサッカーが機能するためには、こういう選手が必要なんですよ。というか、こういう選手が多いチームこそ、ハリルホジッチの手腕が輝く。
 
 
まぁ、見ていて面白い選手ですよね。例えば、レフェリーに相手のファールを取ってもらえなかったり、相手と同じようなことをしているつもりなのに自分だけ笛を吹かれたりすると、地団駄して悔しがりますし、イライラが募ってくると不貞腐れて、接触プレーがあるごとにゴロゴロと倒れ回る可愛いヤツ。こういう可愛いヤツに、鬼の形相でどやしつけて最低限の規律を与えて身体能力を生かしていく、それこそハリルホジッチの手腕が輝くのです。