西野、おるやん!〜セレッソ大阪U23vsガンバ大阪U23(10月7日)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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もうひとつの大阪ダービーを見てまいりました。

■前半

去年のキングオブコントで優勝したんでしたっけ? コロコロチキンペッパーズ。我々世代には懐かしいSURFACEの「さぁ」を流しながら卓球やっているヤツ。いろいろある賞レースの内、ブランドとなったM1は別格として、R1やキングオブコントの場合、優勝しても、イコール大ブレイクって感じではないですけど(小峠とかは大ブレイクしましたが)、コロチキの場合は、それまでの知名度の兼ね合いでいけば、大ブレイクしたといって良いでしょう。

 

 

そのうち「じゃない方」である西野の相方(つまり、「じゃある方」)たるナダルが、良い味を出してますね。「アメトーーク」でのいじられ方的に。いまや、出川・狩野に続くある種のエース候補。そのナダルが、「アメトーーク」でドッキリを仕掛けられた時に呟くボヤキ、それが「西野おるやん・・・」。で、この試合でワタクシが抱いたファーストインプレッションが「西野おるやん・・・」。ガンバユース出身で、千葉とかにも移籍していた西野が、出戻りでU23要員なんだそうだ。

 

 

ただし、「〇〇おるやん・・・」という印象を、より強く抱いたのは、なんと、U23の試合であるにもかかわらず、この日の会場となったヤンマースタジアムでは、東京ドームとかにいる、タンクを背中に抱えて生ビールを売る売り子さんがおったのですよ。缶ビールの売り子さんは、わりといろんなスタジアムで見かけますけど、Jリーグの場合、生ビールの売り子さんって、そんなに多くないですよね。味スタにはチラホラいたかなって気もしますが。

 

 

その反面、せっかくスポンサー様になってくれているシンハービールの樽生はおらんやん、ってな話だったのですが、そんなことはどうでも良いのです。サッカーの内容なのです。簡単にいうと宮本恒靖率いるガンバU23は、超攻撃志向。ほとんどFWな両ウイングが特徴的な、ほとんど3125状態。パスワークで圧倒して、多くクオリティの442なセレッソU23をコーナー地獄に追い込みます。でもね、先制したのはセレッソなんですよ、これがまた。

 

 

 

■後半

いやね、後半になっても一貫してそうだったんですけど、とにかくガンバU23は攻撃的。なかでも素晴らしかったのがアンカーの芝本蓮。もともと攻撃的な選手なんですかね、さながら“リトル憲剛”とも言うべきゲームメイクを繰り出してました。この選手の良さは、まずは視野の広さ、それから一歩退いた感じでボールを貰うポジショングも絶妙。さらにいえばショートパスは勿論、ミドルパスとかサイドチェンジとかの球筋に惚れ惚れする。

 

 

そんなリトル憲剛がタクトを振るうガンバは、他の選手も足下の技術がしっかりしているようで、パスを繋いではサイドチェンジを繰り返していく。横幅の使い方は、もはや“エゲツない”という形容詞にふさわしいレベル。しかし、そんなガンバU23にも欠点があって、それはですね、得点経過を確認して貰えればわかるように、1点取るのに2点失うというような法則があるのです。セレッソの鋭いカウンターの前に、失点がかさんでいく。

 

 

要は、横幅の使い方が“エゲツない”反面、3バックを中心とする守備陣、カウンターの際の自陣でのスカスカ加減も“エゲツない”のですよ。カウンターの危機で、「(さすが)西野おるやん」ってシーンがほとんどなかった。一見すると、とてもポカの多い守備陣のように思える。思い起こせば、監督の宮本恒靖も、現役時代、最終ラインを預かるディフェンダーとしてはポカが目立つ選手でした。そういう部分が監督になってからも遺伝させてしまっているのか?

 

 

とはいえ、だからといってガンバの最終ラインを責めるのは酷ってもの。だって、アンカーがリトル憲剛であるように、中盤の逆三角形がザックジャパンでたとえるならケンゴ・遠藤・香川みたいな組み合わせで、そしてFWのようなWB。そりゃ、シュートまで持ち込めなかったときのカウンターには抗いようがない。高木琢哉とか長谷川健太みたくFW出身の監督が守備的なサッカーをするのと同じ論理で、DF出身の監督は攻撃的なサッカーをするということだろうか??

 

 

■日本代表への推薦状

□推薦者

・山根永遠

□推薦理由

セレッソU23のサイドハーフ。後半に入ってセレッソ2点目のゴールを決めたのですが、そのときのガッツポーズがいっちょまえだったんですよ。ジャンプしながら胸を張る、みたいな。画になる選手ですね。ちなみにアシストは米澤令衣。この選手も、いろいろと遍歴してますよね。もともと神戸のU18にいて、なぜかセレッソ加入。そして、そこからJ3やらJ2やらで武者修行するも、途中で切り上げて、セレッソU23で研鑽中。

 

 

話を山根に戻すと山根巌の子息ですよね。石崎チルドレンの。つい最近まで現役だったイメージがあるんですけどね。ちなみに現在41歳で、息子さんは18歳。結婚が早かったんですねぇ。曾孫くらいまでは見られそう。ともあれ、この選手をスターティングボードで見て思うのが、「永遠」と書いて「とわ」と読ますのって、一昔前ならいざ知らず、いまやぎりぎりキラキラネームではないですよね。そういうところに時代の移り変わりを感じる今日この頃・・・