オーバーエイジも含めたワタクシ的五輪ベストメンバー(2月11日現在)の周辺をウロウロと…

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■緒言

五輪本大会への出場権を獲得した、我らが若き日本代表。そこにオーバーエイジが必要かどうか、こもごも意見がありますね。ワタクシとしては「どちらであろうと、こちらの期待度を微調整しつつ応援する」というスタンスですが、本エントリーでは「仮にオーバーエイジを活用する事となった場合」という前提で、「だったら、こういう選手が」ってことを述べていきたいと思います。

 

 

レジスタ

オーバーエイジの選ぶ基準というのは、簡単に言うと、最終予選で今ひとつだったポジションをどのように補完していくか、ということになる。ワタクシ的に最も物足りなかったのは、前エントリーでも触れたとおり、ボランチ。というか大島遼太。なんか、彼、雰囲気からして本番に弱そうじゃないですか? となると原川ですけど、移籍した川崎で出場機会を確保できるかどうかが、なかなか不透明。なんせ独特なサッカー観に適応できない選手が続出するスタイルのチームですから。

 

 

つまり遠藤の相棒に、ちと不安あるってことです。補強すべき第1ポイントはレジスタ系のボランチかと。で、このチームにおいて決定的不足している要素は、実は「闘将的なキャプテンシー」なんじゃなかろうかって思いもあるので、この選手はどうでしょうか? そう、小笠原満男! 過去の事例をみても、オーバーエイジ枠は「実力のわりに代表に縁が薄い」って選手が良さそうですし、大人しいチームへの劇薬として、小笠原、ポジション的にもどうですか? (そうすれば、いざというときに遠藤を最終ラインの便利屋としても使えますし)

 

 

ターゲットマン

現在の五輪代表候補で、タレントが不足しているもう一つのポジション。それはターゲットマンタイプのCFではないでしょうか。鈴木武蔵が完調になればどうなるかってところもありますし、オナイウや久保も頑張っていましたけど、やっぱり十分ではなかったかな、と。久保はあまり競り合えてなかったですし、オナイウは踏ん張りの利かないシーンが目立った。

 

 

要するにワントップタイプのストライカーが欲しいのですが、それは日本サッカー界に永遠の課題のような気がしないでもない。10年に一人でるかどうかですよね、「これぞワントップ!」って選手(高木琢哉とか西澤とか)。で、ここ10年くらい、「七色のポストプレー」で我々を魅了してきてくれたのは、前田遼一。この選手も国際的な大舞台に縁がない。どうですか、リオ、行きませんか?

 

 

■キープ力のあるアタッカー

最後に、実は2列目も固めきれなかったですよね、南野のコンディションもありましたし。中島がMVPに選出されましたが、ワタクシ的には、そこまで圧倒的なパフォーマンスには見えなかった。シュートは素晴らしかったですし、仕掛けの部分では世代屈指だと思いますが、「中盤でタメを作って、攻守に余裕を与える」ってことに不満を感じました。

 

 

なので、二列目でキープ力を発揮できるアタッカーが求められるのではないだろうかと考えたとき、ワタクシの頭に思い浮かんだのは、家長昭博。この選手のキープ力はハンパない。しかも、年々そのハンパなさが深化しているような気がする。大宮ではFW(少なくともボード上は)ですし、大分時代はボランチだったユーティリティ性も込みで、オーバーエイジとして面白いんじゃないでしょうか。

 

 

 

■結語

結論でもなんでもないんですが、実は、もう一つ課題のあるポジションがあるような気がします。それは左SB。ここに徳永ってのもアリかなぁとか考えたんですけど、そこは関根に台頭してもらいましょう。攻撃は大丈夫。守備も1vs1は鍛えられつつある。普段はミシャ流の特殊なスタイルでやっているので、代表との擦り合わせが大変でしょうけど、ぜひ急成長してください。そんなわけで、現時点でもワタクシ的五輪代表は以下の通り。

 

 

FW 前田 久保(浅野)

2列 家長 矢島(中島、南野)

3列 遠藤 小笠原(原川、大島、井手口)

DF 関根 植田 岩波 室屋(奈良)

GK 櫛引(中村)