「浦和陥落」「Jリーグ人気回復戦略」「なでしこ喧騒劇」2014シーズンを振り返る・サッカー界を彩る人々

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■浦和陥落[浦和vs徳島(4月16日)]

 

ここのところ、埼スタに行った際の振り返るシリーズは、いつもこのネタで恐縮なのですが、やっぱり観客減が気になって仕方ないのですね。ちなみにこの日は平日ナビスコということもあり、16,294人。ついに1万人台ですよ、埼スタなのに。そりゃもう、閑散としているわけです。どれくらい閑散としているかというと、両チームのベンチかピッチに向かって投げかけられる指示の声が聞き取れるくらい。もうね、JFLの試合じゃないんだから。

 

 

個人的に、こういう埼スタ観客動員数の減少を最も肌で感じるのが、東川口。ワタクシは基本的に南北線の段階で地下鉄に乗って、気がつけば埼玉高速鉄道に移行しているってパターンで埼スタに向かうことが多い。そうすると、途中までは余裕を持った人口密度の車内が、東川口で一気に息苦しくなる。土日の試合であっても、「平日かっ!」ってくらいの人口密度まで高まるのですよ。

 

 

浦和とか大宮とか、埼玉の人口集中地域から埼スタに行こうとすれば、埼京線とか京浜東北線とかから武蔵野線を経由して、東川口から埼玉高速鉄道に乗り込むことになるので、ブアアアァァァっとサポが乗り込んでくる。それが、この日にワタクシが乗っていた車両には、ホント、数人レベルしか乗り込んでこなかった。よっぽど永田町とか飯田橋とかでの出入りの方が多かった。寂しいような、有り難いような、複雑な心境でございました。

 

 

 

■Jリーグ人気回復戦略[SC相模原vsU22選抜(4月29日)]

 

この日は相模大野からバスに乗って、ギオンスタジアムに向かったのですよ。そうしたところ、女子大生風の女の子が2人乗っていた。女子美術大行きのバスなんで、美大生かなとも思ったのですが、どうも、そうではないらしい。車窓から見えたポスターを見て、「そういや、高原、いるんだね」と言ってたので、かなりライトな、おそらく招待券による、相模原サポーターと思われるのですが、ひょっとしたら、対戦相手のU22選抜サポーターだったりするのかな、なんて思ったりもして。あくまで仮定ですが、その仮定にのっとって話を進めるならば、彼女たちがU22選抜の応援をするとしたら、おそらく、その原動力は“同世代意識”ってヤツではないかと思うのですよ。

 

 

例えば、彼女世代はきっと西野カナとかを聞いて育っていると思われます。ただ、別に西野カナに限った話ではないですが、ユーミン以降の世代のポップスやらロックやらって、詩の内容が、ほぼほぼ同じですよね。恋愛とか、将来への期待や不安とか。同じ世界観にも限らず、手を変え品を変え、新しい歌手やらアーティストが再生産されるのは、たぶん、その歌手やらアーティストに対して、聞き手が、“世代の代弁者”という位置付けを与えているからだと思います。何が言いたいかと申しますと、U22選抜が、上手く大学生とか、そういう層の“同世代意識”を刺激できないかな、ってことです。大学生って、たぶん、今のJリーグの発信力が最も弱いカテゴリーだと思うので、U22選抜というツールを上手く使ってもらいたいのです。

 

 

 

■なでしこ喧騒劇[日テレベレーザvs浦和レッズレディース(6月1日)]

この試合の何日か前に、浦和の運営が「練習場などでの猶本に対する写真撮影等はご遠慮ください」ってな通達を出していて、試合当日も、これは、リーグ運営サイドのお達しだと思いますが、「望遠レンズでの撮影は禁止します」ってことになっていて、実際に注意換気の声かけもされていました。そんな徹底した猶本ガードも、その直前に、なでしこジャパンがアジア制覇を果たしたからこその喧騒なんで、それ自体は喜ばしいこと。

 

 

ただ、人の心とは移ろいやすいもので、数ヶ月も経ってないってのに、すでにU17が世界制覇したことなんて、まるで、何もなかったかのように意識の外に追いやられている。「そんなのお前だけだろ!」ってツッコミがあるかもしれませんが、少なくとも、この日、西が丘に詰めかけた野次馬の多くは、きっと、忘れていた。だって、長谷川唯がスタメン出場を果たしていたのに、取り立てて「あっ、長谷川唯だ!」感は漂ってなかったんですもん。

 

 

もっといえば、ヤングなでしこに対する記憶も風化しつつあったようにも思える。例えば、この日は柴田華絵が浦和のサイドハーフで先発していたのに対し、田中美南はベンチスタート。藤田のぞみはケガかなにかかもしれませんが、ベンチにも入っておらず。なんか、“やんなでフィーバー”って、最終的に田中陽子仲田歩夢の2人の人気に収斂してしまったような気がしなくもない。それが悪いことだとは思いませんが。