「4年に1度の風物詩。」ってな試合【日本vsシンガポール】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■日本 0 vs 0 シンガポール[WC予選 06月16日]

シンガポールのフォーメーション、わかりやすかったですね。クリアな4141。しかも「4」と「4」のラインが、相当に綺麗。テレビだと、時々、フォーメーションがとても確認しづらかったりして、特に南米のチームにその傾向が顕著。翻って、ヨーロッパ系のチームは、わりと把握しやすい。「柔軟性で戦う南米と、きっちりとした組織で戦う欧州」というサッカー観の相違が、そういうところにも反映しているってことだとは思いますが、シンガポールに関しては、完全にヨーロピアンスタイル。

 

 

知り合いの女性に、商社マンの奥さんをしている人がいて、その人は一時期、シンガポールに住まわれていた。その方が仰るには、「シンガポールって、明るい北朝鮮って言われているんだよね」なんだそうです。確かに、我々が中学生だった頃、社会科の先生が「シンガポールでガムをペッってすると逮捕されるよ」とか言っていたような。

 

 

要するに「ルールを守る」とか「組織の一員として振る舞う」という習慣が、シンガポールの人々には身についているであろうと言うこと。そりゃ、組織的なでラインディフェンスとか、システマティックにブロックを形成するとか、そういう守備は上手ですよね。

 

 

いやぁ、良いチームでしたよ、シンガポール。ワタクシみたいなオールドファッションドなサッカーファンとしては、「はっ? シンガポール?? シンガポールにサッカーってあんの?」って発想してしまいますし、一方で「イラクには、過去、何度(ドーハとか)も苦杯をなめさせられているよね」って印象がありますので、ついつい「シンガポールイラク<日本」と認識してしまう。

 

 

だから、「どうした、ハリルジャパン!?」となる。でも、単純に現時点でも力関係では「イラク<<シンガポール」でしたよね。シンガポールより格段に弱いイラクには40で勝てたけど、引き分け狙いを遂行するだけのトレーニングを受けているシンガポールには、その術中に嵌まってしまった、ただ、それだけのことかと。

 

 

もうね20年以上もサッカーの応援をしていると、「ん? アジア予選の序盤で格下相手にやっちゃった? それって4年に1度の恒例行事だよね。でも、なんだかんだで、予選は突破できているんだから、通過儀礼みたいなもんでしょ。」って発想になるんですけど、どうもテレ朝さんは危機感を煽るのが好きらしい。「絶対に・・・」とかで煽りまくるから、ついつい「全勝しないとワールドカップには出られないんじゃないか?」とか若いサッカーファンのみなさまは感じてしまう。中には「全勝しても本大会には出場できないに違いない!」と信じ込んでいる人もいるんじゃないか、なんて感じてしまいます。