「セビージャの貫禄。」ってな試合【EL決勝】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■ドニエプル 2 vs 3 セビージャ[EL決勝 06月01日]

ELの決勝戦は、常連のセビージャに対して、ダークホースのドニエプルが挑むという構図。ちなみにドニエプルはウクライナの強豪、、、だと思う、聞いたことある響きだし。きっとシャフタールディナモキエフに続くくらいの強豪、、、なんじゃないかな・・・。

 

 

よくわからないのでウィキペディアで調べてみた。どうやら正式名称を日本語のカタカナであらわすと「FCドニプロ・ドニプロペトロウシク」となるらしい。「ドニプロ」「ドニプロペトロウシク」って・・・。昔、サンフレッチェで監督をしていたガジ・ガジエフを思い出したぞ。

 

 

ともあれ、そんなドニエプルが先制したのですよ。縦ポン的にサイドのスペースを使っていく弱者の戦術を多用するチームですが、その形でマテウスが右サイドを突破し、クロスにカリニッチが合わせました。どこか、この日曜日にスタジアム観戦したアビスパ福岡の攻撃を彷彿とさせるような。

 

 

対するセビージャは、我々アラフォー世代がイメージしやすいスペインサッカーのクラシカルスタイル。ショートパスをこねくり回し気味に繋いで、また繋いで、そしてサイドチェンジ、やがて攻め倦ね、ってパターン。なんですけどセットプレーからウリホビアクがテクニカルなシュートを叩き込んで、試合を振り出しに引き戻します。

 

 

それにしても、レジェスが素晴らしいですね。メッシとかクリロナとか、もはや異星人としか形容の仕様のない選手とは違って、いつの時代にも安定的に存在する才能あふれるファンタジスタですよね。そして、なんだかんだで無事是名馬系。藤田俊哉のイメージに近いのかしら。セビージャの勝ち越しゴールは、このレジェスの足の長いスルーパスにバッカが抜け出して決めたもの。

 

 

「これで勝負あったのかな、このまま時間が潰されていって、終盤にダメ押しゴールが入って13とか14とかでセビージャが押し切りそう・・・」とか思っていたら前半のうちにドニエプルが同点に。ロタンによるノーステップのFKがゴールに吸い込まれていきました。

 

 

その後は、試合が均衡状態へとなっていきましたが、試合を動かしたのはバッカ。この日2点目のゴールをビューティフルに突き刺すと、その後はマテウスが担架で運ばれるなど、少し心配なシーンもありましたが、試合そのものはセビージャがEL4度目の戴冠を果たしました。