長友の健闘を見てアレやコレや溜飲をせめて下ろしてみる【ミラノダービー】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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ミラン 1 vs 0 インテルセリエA 05月05日]

前半。イタリアのチーム同士ですから、当然、どちらかが一方的にガンガン攻めるって雰囲気にはならないのですけど、敢えていうなら、若干ながらミランが攻撃で存在感を示していましたかね。時間とともにバロテッリに存在感が増していきましたし。

最近は地上波だとバイエルンとかバルセロナの試合が多くて、セリエAの試合は久しぶりに見たのですが、なんというか、互いに順番に攻め合う、あるいは、几帳面なまでに攻守のターンを交互に繰り返していくスタイルが、野球の表裏みたいというか、囲碁やら将棋やらのようで、日本人の“勝負観”にフィットします。

後半になっても、しばらくゲームはフリーズ状態。「さすがイタリア、審判まで伊達男やな」くらいしか感じるものはなかったのですが、唐突にスコアが動きます。バロテッリがFKからクロス。それにデヨングがピンポイントで合わせて、ヘディングシュートを突き刺しました。

ようやく試合が動き出したかと思えば、大地も動く。地震速報のテロップがひっきりなしに入る。震度5弱ですから、都内在住のワタクシとしても怖かった。「我ながら度胸が足りないなぁ。」なんてことを、ちょうど地震速報のテロップと同じくらいのタイミングでピッチに乱入した、度胸ありまくりのサポーターさんと自分を比較してみたりして。

リードされてからのインテルは1ボランチ気味、3322っぽくなったと思うですが、却って、形を崩してしまいましたね。もともとこの試合では、なかなかビルドアップできずに、かといって2トップにボールも収まらず、攻撃の形らしい形を作れていなかったように見えましたが、より一層、その傾向が顕著になってしまったように思います。

そんなわけで、ミランが10で逃げ切った、まことカルチョの国らしい試合。本田は最後まで出番を与えられず、「ダービーにおける日本人対決」はお預けとなってしまったわけですが、インテルの長友は頑張ってましたね。颯爽と左サイドを上下動している姿が小気味よかった。「オラオラオラ」っていう悲壮感がないところがオシャレ。

何よりも、白のハイソックスが、とても眩しいじゃないですか。なんだか足が長く見えますよね。アイドル全盛期の80年代には、白のハイソックスといえば健康的なオシャレの代名詞でしたが、なんとなく、そういうのを彷彿とさせる。

気づけばファッションの本場・ミランでオシャレにプレーしているんですもんね、愛媛の元ヤンが。なんか、最近、どっかのスポーツ新聞のweb版で見たんですけど、長友って、「明るいヤンチャ坊主」というよりも、中学時代は、スクールウォーズ状態だったんですってね。ということは、「眉間に皺を寄せつつ、右の眉毛を上に、左の眉毛に」みたいなことができるんですかね(ビーバップを見ていた世代としては、「ヤンキー=眉毛が上がり下がり」なのですな)。