ナイジェリア女子代表のアフリカンっぷりについてアレやコレや試案を提示してみる【なでしこvsナイジェリア】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■なでしこ 2 vs 0 ナイジェリア女子代表[フレンドリーマッチ 09月22日]

ナイジェリアは非常にトリッキーでしたね。リアル桜木花道みたいな選手がたくさんいて。特に10番のオコビ。左のハーフだったと思うのでが、まぁ、自由闊達に動き回ること。ナイジェリアはかなり人に食らいつく守備をしていて、しかも、なでしこが中央突破過多気味に攻めていましたから、SBがやたらと中に絞る。そうするとサイドがガラ空きになるのですが、そこに猛然とカバーに入るのもオコビ。固定観念でモノを言ってはいけませんけど、いかにも‘ブラックアフリカン’な選手。

そんな難敵を相手に、当初なでしこは様子見。ただ、前半も25分くらいを過ぎてから、大儀見をスパイスとした攻撃で決定的なチャンスを立て続けに迎えます。ところが、どうも大儀見の判断が悪い。と、思っていたのですが、先制点を決めたのは、その大儀見。

いやぁ、綺麗な得点でしたねぇ。近賀がボールを奪って宮間が最終ラインに戻す。受けた三宅(弱冠17歳)が鋭いクサビのパスを入れると、高瀬がポスト。そこに宮間が走り込んで、一瞬タメてからスルーパス。で、抜け出して決めたのが大儀見でした。中央突破過多で何が悪い!ってなゴールでした。

おそらくナイジェリアは4231でスタートしていたように見えたのですが、先制されてからは7番のアルコを右のハーフ上げて4141にしたように思われます。で、その分、中盤にスペースが出来ますから、その布陣変更は却って日本に利した。

後半に入ってムービング系の丸山が投入されると、なでしこのお家芸ともいえる‘流動的なパス回し’が発揮され、早々に追加点もゲット。スローインから宮間と中島がパス交換している隙に、丸山が抜け出しクロス。ナイジェリア守備陣がクリアしきれずにいたところに川澄ちゃんが詰めました。

2点差が付いたことで、ナイジェリアの選手は集中力を切らせてしまいます。例えば、途中交代となった左SBのオフィエグブ。確かに痛んでの交代なのですが、見ている限り、ハートが折れてしまって痛みに耐える気力が湧かなくなった、という感じ。

必然的に破れかぶれ気味の危険なファールが増えます。その犠牲者、というと言い過ぎかもしれませんけど、ともあれ、なでしこも中島がケズられて交代を余儀なくされます。代わって投入されたのが田中陽子。小麦色に日焼けしている姿が、往年の早見優やら西田ひかるを彷彿とさせるところまでは良かったのですが、プレー的には「あぁ、気分よく攻め上がる澤の空けたスペースを中島が上手にバランスをとっていたんだな!」って感じで、むしろ中島の引き立て役みたいになってしまいました。