ワタクシのライフワークは徐々に別館4thDayMarketCentre寄りになっておりますし、ぜひ是非よろしくお願い申し上げます。
石川と羽生をナメちゃいけません、とか何とか言っちゃって。FC東京vs名古屋(03月17日)、その1
最終的に長谷川アーリアジャスールってHAJだよね、とか何とか言っちゃって。FC東京vs名古屋(03月17日)、その2
梶山あなたはか弱き大人の代弁者なのか!、とか何とか言っちゃって。FC東京vs名古屋(03月17日)、その3
今回は、自然環境とか、運とか、子宝とか、人類の叡智を越えた部分で我々のサッカーライフに影響を与える諸要素について。
07月30日に栃木SCvsファジアーノ岡山を観戦するべく、栃木GSに初めて訪れたのですが、新興の住宅団地のド真ん中にあるんですね。住宅団地と言えば「○○が丘」とか「○○台」とか、つまり小高い台地の上、要は山の中にあることが多いわけですが、ここもまた、そんな雰囲気。シャトルバスはドンドン山の中に進んでいきます。
遥か昔に友人と北海道旅行をしているとき、せっかくだからと、旭川競馬場にナイター競馬を見にいきました。その旭川競馬場ってのが、市街地から随分と離れた山奥にありまして、そのときの感覚と、今回の感覚がワタクシの気持ちのなかで何故だかシンクロしていました。
それにしてもシャトルバスは豪華でございました。一般的な路線バスの車体ではなく、空港とかに行くバスの車体に近い。小学校の遠足とかで乗っていたアレですね。しかも運賃が無料ときたもんだ。
一般的に車社会に立地するクラブは公共交通機関で来場するサポーターに対して大変に冷たいことが多かったりします。水戸とか徳島とか。もはや「マイカーにあらずんば人にあらず」ぐらいの勢いだったりするのですが、そんななかで、こんなに厚遇されてしまうと、否が応でも、栃木SCのことが、ちょっと好きになっちゃうじゃないですか。気だてがよくて誰にでも親身に接する女子に、思わず惹かれてしまっていた、あの頃の日々を、ついつい思い出してしまうってもんです。
そんなリムジンバス風のシャトルバスは、少し競技場からは離れたところが乗降場となっています。微妙な勾配の坂道をエラシャコラシャと登っていかなければならず、この部分に関して言えば不親切かもしれません。ただ、これはこれで意外に悪くなかったりもします。
というよりも、現代人は歩くことを遠ざけた結果、失ったものがイロイロあるのですね。自動車や電車で移動していて、季節の匂いは感じられますか?って、雑誌か何かに書いてありました。
いや、ですね、乗降場からスタジアムに向かって歩いていると、ヒグラシの鳴き声なんてものが、そこかしこから聞こえてきまして、それこそ季節というものを実感したのですよ。
それと、スタジアムは周囲の道より少し窪んだところにあるんですが、その窪んだエリアに降りていくと、屋台が広がっている。その感じが、普通のスタグル売り場というより、どことなく縁日とか夏祭りとか、そういう夜店な雰囲気を醸し出していて、ワクワクした気分が自ずと高まるようになっている。好きです、こういうの。
一方、自然との格闘を強いられたのがFC東京vsFC岐阜(07月17日)。この試合が行われたの7月の半ば、夏至から数えて1ヶ月くらい経ったあたりですね。陽が長いのですよ、つまり。キックオフは18時30分でしたので、18時00分ちょっと前には味スタのバックスタンドに陣取っておりました。そうしたら西日(西陽?)の強いこと、強いこと。西寄りの地域に生まれ育ったワタクシ的には、東京って日暮れが早いよなといつも感じているのですが、さすがに、この時期は長い。なんてことが実感できました。
えと……ここからは自然がどうのってこととは余り関係なく。。。
まず、この試合はルーカスの復帰戦でした。試合前の練習段階から、繰り返されるルーカスコールに期待の程が伺えました。
優良外国籍助っ人の代表格であるルーカスですから、その復帰はFC東京サポーターからの全面的な支持をもって受け入れられたわけですが、実は、その熱狂の背景には、ルーカス・ケリー・ジャーン以降の外国籍選手が(カボレはそれなりに活躍しましたが)軒並みハズレだったフラストレーションが隠れているんじゃないか、なんて邪推したり。
まあ、ルーカス選手の屈託ない最高の笑顔を見せつけられると、そんな邪念は、どうでも良くなるんですけどね。話は変わって選手入場へ。選手が入場するときって、だいたいキッズたちにエスコートされつつピッチに入ってきますよね。ときどきベイビーを抱きかかえていることもありますが。
で、当然、今野選手にもキッズが付くわけですが、どの子どもが,
どの選手とペアになるかって、どうやって決めるんですかね?
失礼ながら岐阜の選手と今野選手とでは、余りにも一般的な知名度が違いますよね。そもそも味スタでの試合でしたから、アウェイ側のエスコートキッズだってFC東京サポーターのお子さんでしょうし、同じような抽選とかで選ばれながら、実は案外そこには不公平があったりするのかな、なんて思ったりした次第です。
さてさて、選手入場といえば甲府。えぇ、またまた話が変わるのわけですが、ともあれ甲府には8月6日の広島戦を見に小瀬に行きました。で、感じたのですが、甲府の選手入場って、なんだか勇壮ですよね。流れる音楽とか。
やはり、この辺りは武田信玄が意識されているのでしょうか。というか山梨の人って武田信玄のことが好きですよね。熊本の人が加藤清正のことを好きなのと同じくらい好きですよね。昔、山梨をドライブしていたら、県境を越えるときにある「また来てね」的な看板の武田信玄っぷりにビックリした記憶があります。ワタクシ、有力な戦国武将を輩出しなかった地域の出身なので、そういうのが少し羨ましかったりするんですよね
ともあれ、そんな勇壮な演出のもと、パウリーニョ選手が、おそらく息子さんであろう男の子を抱きかかえながら入場してきました。ときどき見られる風景ですね。それ自体は、さほど珍しいことではないのですが、この日に関しては目を奪われた景色がありました。それは同じブラジル人であるタヴィ選手やダニエル選手が、その子どもに何やら一言話しかけてからピッチに散っていったのですね。
日本人だと、どうしても真剣勝負の前に集中力を乱しちゃいけないなんていう武士道精神を発揮して、そのまま素通りするなんて非人間的な対応をとってしまいがちですが、その辺りブラジル人は、良くも悪くも「人間くさい」感じがあって、ワタクシ的には好印象です。
それと、この試合には、もう1つお子様関係のトピックがありまして、ちょうどハーフナー選手に女のお子様が生まれたらしく、練習開始の少し前にアナウンスされておりました。選手名鑑のアンケートとかを読む限り、単なるチャラ男としか思えないハーフナーもパパなんですね。というか既婚者だったんですね。
アンケートではチャラくても実際は真面目なナイスガイなのかもしれませんね。じゃないと、代表に選ばれるほど努力できないか…
というわけで、人類たるもの、自然と共生せねばならない。そして自然環境というものを克服しなければならない時もあります。でも、自然の摂理に従うことでしか、子孫繁栄はありえないわけで、みたいな話でした。