博多と小倉2011年シーズンのJリーグを振り返る・スタジアム道中記

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というわけで別館4thDayMarketCentreよろしくです。マッチレポになるとアクセスが激減するのですが、まぁ、それは致し方ないとして・・・

「ロボ=グッドショッピング」説の界隈をサラッと。ちばぎんカップ、その6

【急募】:心優しい大分トリニータサポへのお願い、、、の界隈をサラッと。

「大分=左サイド」説の界隈をサラッと。大分vs草津(03月04日)、その1

福岡県には2つのJクラブがあります。で、それぞれのスタジアムが余りにも好対照だったので、その辺りのことを。

福岡vs新潟(03月05日)を見に行ったのですが、いやぁ、あの頃は花粉がひどかった。そんな時節の思い出話でございます。福岡に行ってきました。昼間は天神で豚骨ラーメンを食べ、夜も天神で屋台の焼きラーメンを食べる。瓶ビールを飲む。芋焼酎の水割りを飲む。日本人なんだから米を食え、と。

たっぷり福岡の街を満喫したわけですが、試合当日の午前中も観光すべく、地下鉄をあっちこっちに行ったり来たり。で、朝、最初に地下鉄に乗る際、呉服町から天神に行く切符を買ったのですが、その直後、「1日乗車券」なるものの存在に気づきます。500円。レベスタの最寄りである福岡空港駅を往復するだけでモトが取れる。

わかっていれば「呉服町→天神」切符は買わなかったのにぃと駅員さんに相談したところ、自動券売機には凄い機能があるんですね。取り出し口に切符を突っ込むと、購入したときと逆ルートで物事が進み、払い戻されるのですよ、これがまた。知ってました?

ともあれ、あちこち寄り道をしたあと、福岡空港行きに乗って、さらにシャトルバスに乗ります。このシャトルバスが、なかなかのやり手。なんてたって、アビスパの選手が入れ替わり立ち替わり、車内アナウンスをしてくれるんですもの。もちろんテープですが。

ワタクシが乗ったときは中町選手バージョン、松浦選手バージョン、和田選手バージョンが流されました。他のバージョンもあるんでしょうか?

ともあれ、この3者のアナウンスを聞いていると、やっぱりプロのアナウンサーって原稿読むのが上手なんだなぁと感心します。

主に松浦選手なんですが、いくらなんでも原稿読みが下手すぎるだろうと。なんか喋り方がフニャフニャしている。滑舌もハキハキしてない。喋り方だけで判断すれば、確実にイジられ役ですね、雰囲気的に。それが一旦ピッチでボールを持つと、あんなにキビキビとドリブルを仕掛けるのですから不思議なもんです。

そうやって人体の不思議(?)に思いを馳せているうちにシャトルバスはレベスタに到着します。この後、縷々述べていきますが、レベスタのホスピタリティは全体として非常に充実しています。が、1つだけ不満を述べさせていただくならば、シャトルバスを降りたあと、出て右に行けば良いのか左に行けば良いのかが分かりづらいってところは是非とも改善して欲しいのです。

シャトルバスを降りるとスタジアムの全体図的なものがあるのですが、そこに図示されているのは、スタグルの案内図なんですね。もちろん、そういうところをキチンとプレゼンしてくれるのは大変ありがたいのですが、その前に、まず席割り表を提示してくれないか、と。

ここまで重箱の隅をつつくような難癖をつけてきましたがが、先に述べた通り、基本的には居心地の良いスタジアムでした。イロイロと取り組みが意欲的なのですね。例えば選手紹介。もちろんホームチーム限定ですが、このスタジアムの選手紹介、とにかく長いんですね。1人1人の選手に対して、非常に懇切丁寧な説明を加えてくれる。

シーズントップということもあり、というより旅のお供に『エルゴラッソ』のポケット版選手名鑑を携帯していったのですが、スタメン出場した選手については、それと同等の情報量が与えられていたと思います。

また、これまたシーズン開幕戦だったからかもしれませんが、大変やる気を感じさせるVTRが試合前に流されたのですね。昇格した前シーズンの戦いをダイジェストにして放映し、スタジアムの雰囲気を醸成していました。こういうVTR作り、関東圏では川崎が上手だという印象を持っていましたが、なかなかどうして、福岡も負けていません。

そして、川崎より優れているのが、点が入るときに表示される得点者名、背番号、時間などの掲示が圧倒的に見易い。一世を風靡した、シルバー層向けのシンプル携帯電話があるじゃないですか、あれをイメージして頂ければ大体よろしいかと。この辺り、大型ビジョンの使い方が巧みなのはネーミングライツをお買い上げ下さっているレベル5さんのノウハウなんですかね?川崎も親会社が富士通だし。

ちなみに、開幕戦でしたから、レベル5の社長さんが挨拶していました。髪型とかはホリエモンとかに象徴される、いわゆるIT社長。とはいえ、ホリエモンほどゴーイングマイウェイではなさそうでした。奥菜恵の元ダンナさんに近い感じですかね。

ただ、ご挨拶=演説の技術という意味では、その後に登場した福岡市長さんの方が一枚上手でした。この人、観衆にメッセージを伝える能力が凄く高いです。不見識なもので存じ上げませんが、名物市長さんなんでしょうか?行政・立法の実力は云々できませんが、明るく朗らかでノリノリですから、選挙には強そうな人ですね。

さて、ハード面ではなかなか恵まれている福岡戦の翌日、ワタクシは北九州vs千葉(03月06日)を観戦すべく本城を訪れたのですね。シャトルバスの発着駅は「折尾」駅。上から読んでも下から読んでも「おりお」。駅前には、古式ゆかしい「百貨店」っぽいビルが7割方廃墟になりながらも、一応、町の玄関口としてワタクシをウェルカムしてくれました。うん、昭和感満載!

で、折尾駅からスタジアムまではバスで230円。なかなか微妙な値段ですが、あれこれ計算式があるのでしょう。出来ればキリよく200円とかにして貰いたいってのはありますが、市バスだと、なかなかそうもいかないのでしょう、たぶん。というか、シャトルバスが市バスってのも珍しいですよね。でも、それはそれで、いろいろ新鮮だったりします。前日のレベスタ行きシャトルでは、中町選手や松浦選手が、面白アナウンスを聞かせてくれたのですが、この日の本城行きは全く趣が異なりました。

まあ、なんともアナウンスがお役所的なこと。そりゃ市バスですからね。「ようこそ北九州市へ。北九州市は人口…」みたいな車内アナウンスがおもむろに始まったかと思えば、その後、地域の特産品やら歴史やらを一通り説明してくれます。そして、道中のちょうど半ばくらいで、そのテープが終わると、あとは無音。ひたすら無音。競技場に着くまでスピーカー君は黙りこくります。スタジアムまでの所要時間から逆算なんて知ったこっちゃないってクオリティ。民間のサービス業者には思いつかない発想でしょう。