カタール戦の周辺をチョロチョロと…

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なんか上手な表現が思い浮かびませんが、「ボールがワサワサしているときはカタールのペースで、ボールが落ち着いているときは日本のペース」という感じでしたね。で、危うく”落ち着き”が”ワサワサ”に飲み込まれそうになってしまった、と。

吉田については、いろんな意味で密度の濃いぃ大会になりましたね。それも経験。で、日本のアタッカー陣が輝いたのは、吉田の退場に伴い前田がアウトになってから。前田、頑張れ。

それでも特筆しておきたいのは、前半の終了間際に前田のポストから本田が抜け出すってシーンがあった点。こういうシーン、絶賛募集中でございます。

印象として、前田と白三角形さんカッケーと香川の三人の組み合わせが、”こなれてない”ように見受けられるのです。 なんと言うか、新しく高校生になって同じクラスになった、目立つタイプの三人が、お互いをビンビン意識していて、かつ「友達になりたいなぁ」とそれぞれが思っているのに、なかなかキッカケがなくて、打ち解けられずにいる、そんなイメージがあります。そういう中で、誰とでもすぐ友達になれる岡崎君だけが、楽しげにワイワイやっている、みたいな。

永遠にギコチなさの残る3人となってしまうのか、ヒョンなことから親友になっていくのか、ザックのマネジメントを注視いたしましょう。

もっとも、この試合なかんずく前半は前田と岡崎の距離感も良くなかったように思います。岡崎は時折ゴール前に突っ込んでいくものの右に開いている時間が長かったですし、前田は左に張り出していくことが多かったですからね。

で、何故そういうことになるか。思うに、白三角形さんカッケーと香川に、前田が遠慮しすぎなのかもしれません。なんとなく、「白三角形さんカッケーと香川のために、真ん中のオイシイ場所は開けておかなければならない」みたいな強迫観念を持ってプレーしているように見えなくもない。

吉田が退場した後の岡崎は、ペナルティエリア内にズケズケ入っていって白三角形さんカッケーや香川と近い位置関係をシッカリ維持していましたので、やはり前田には未だ遠慮があるのかもしれません。謙虚で真面目な好青年なんでしょう。

ただ、その遠慮が前田個人の問題なら構わないのですが、あるいはジーコ時代に見られた「欧州組に対する名前負け」現象が、ここにきて再発しているとしたら、少し厄介ですよね。尤も、あの時は他ならぬ監督様が罹病していましたが、我らがザックさんに、そんなコンプレックスはないでしょうから、合宿を重ねるにつれて解決されていくものと期待しております。