日本の大勝についてアレやコレや概観してみる【日本vsホンジュラス】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■日本 6 vs 0 ホンジュラス[練習試合 11月14日]

ブラジルワールドカップの時のうっすらとした記憶では、「ホンジュラスといえばベングソンとコストリーの2トップが攻撃の牽引役だったはず」なんてことを考えていた前半の5分とか、日本代表が幸先の良い先制点を獲ります。遠藤のコーナーキックに岡崎と森重が合わせにいき、通り抜けたところに吉田が詰めました。決めたのは吉田でしたが、森重と岡崎が相手を引きつけたからこそのゴール。6番の森重と9番の岡崎。「6」と「9」ですね、えぇえぇ。そうです、そうです、下ネタです。

 

 

この日の日本代表は、アギーレ監督が公言している「433」というよりも、局面によっては「4141」的要素が強く感じられるものでした。というのも、本田が低い位置に下がって守備において尋常でない存在感を発揮していたのですね。こういう彼の守備力、カラダの強さを見ていると、どうしても「中盤起用待望論」を提唱したくなる。対するホンジュラスの守備力は酷かった。チェックがゆるゆるすぎる。あれだけスペースを与えるとは、我らが日本代表もナメられたものだ。ってくらい、ゆるゆる。

 

 

なので本田の追加点にも驚きません。香川がチェックにいき空振り。でも、ルーズ気味になったボールに長谷部が飛び込んでクリア。そのクリアが本田へのダイレクトアシストになったような感じでしたね。長谷部のアンカー起用は良かった。前半の終了間際には遠藤が3点目。酒井高徳がサイドからPAに進入。本田がボールを預かり横パスを出すと、満を持して遠藤が思いっきりシュートを撃った。松木さんは「ワールドクラス!」と大興奮。でもワールドクラスの舞台では、あんなチェックゆるゆるにはならない。

 

 

後半の開始とともに日本は乾を投入。その乾が早々に結果を残します。遠藤が起点となって本田に展開すると、大外を内田がオーバーラップ。それを囮に本田はシュートに見せかけたクロスを優しく送り、フリーの乾がソツなくゴールゲット。ここからは、ようやくホンジュラスも攻勢に。何度かヒヤリとする場面もありましたが、例えば内田がゴールマウスをカバーしたり、遠藤が熟練のポジショニングでクリアを綺麗にミートさせたりしながら、しのいでいく。

 

 

そうしているうちに、途中起用された豊田が乾に続いて結果を残す。起点はまたまた本田。そしてまたまた内田が大外を駆け上がり囮となる。フリーでシュートチャンスを迎えた香川は潰されましたが、そとに詰めていた豊田が押し込みました。この時間帯、本田が左、乾が右に流れる時間帯も多かったのですが、その流動性が多くのチャンスを作り上げていました。一長一短あるでしょうけど、こういう流動性こそアギーレとザックの最大の相違点になっていくのでしょう。

 

 

まぁ、日本の良いところがたくさんあったとはいえ、それはひとえにホンジュラス守備組織の未成熟さに起因する部分も大きい。少しでも揺さぶると、それが子供だましレベルの揺さぶりでも、わかりやすく混乱に陥ってくれていましたからね。大勝にそれほどの意義はなさそうです。ただ、ダメ押しの6点目は、乾のこの日2得点目だったんですけど、ゴール直後の喜び方などから香川と乾の盟友関係が伝わってきて、その部分についてはワタクシ的な収穫がありました。