2010年シーズンを振り返る、サポーターの横顔編札幌サポの周辺をウロウロと…

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間もなく準々決勝ですね。ここをサクッと勝ったらザックの株もワタクシの中で急上昇することでしょう。非常に教科書的なチーム作り、ゲームコントロールしてきたザック、正攻法だけでベスト4に進出したら、なかなかのものです。

まぁ、宣言通り、弊ブログは通常営業モードなのですね。7月の話でございます。ええ、毎度恒例のタイムリーさの欠片もないエントリーでございます。フクアリに行ったんですよ。相手はコンサドーレ札幌

ワタクシ、割とよくフクアリに行きます。自宅からは少し遠いのですが、というよりも、「なぜ錦糸町で、もう一回乗り換えなきゃいけないんだ?」って部分が釈然としなかったりするんですが、あのハードは魅力ですから、ついつい足が伸びてしまいます。

「見やすさ」という意味では、関東でもNo.1のスタジアムではなかろうかと。それに加えて、そもそもジェフというクラブが比較的好きなクラブだったりもします。

幣ブログの初っ端のエントリーで自己紹介をしたのですが、そこで述べた通り、ワタクシ、オグヲタでございます。小倉隆史さんのファンなんですね。だからオグが所属したクラブを、なんとなく贔屓にしてしまう。どういうわけだか、名古屋やヴェルディには、あんまり愛着が湧かないのですが、これは何なんでしょう?

ともかく、フクアリは大好きだし、ジェフへの好感度も高いので、はるばる蘇我まで、しばしば出向きます。しかも、この日の相手は札幌。コンサドーレもオグが在籍したクラブですね。しかも伝説の背番号17番を背負って。そりゃ、見に行かざるをえないってなもんですよ。

ワタクシ、フクアリに行くときは、いつもアウェイのコーナー自由席に陣取ります。陣取ると言っても別に合戦をするわけではありません。誤解なきよう付言しとおきます。「「陣取る」なんて言っている不審者がいます。きっと武器とか持って、イロイロ狙っているに違いないので、とっつかまえくれ!」なんて、お巡りさんに通報された大変なことになります。それだけは避けねばなりません。或いは、「不穏分子は消せ」みたいな指令が闇社会のボス的な人から発せられ、デューク的なスナイパーにロックオンされるのも、極力、避けたいところです。

あるいは「戦国自衛隊」の逆バージョンみたいなことが起きて、武田の騎馬隊やら、時代変わって白虎隊やら奇兵隊に勝負を挑まれても困ります。挙げ句の果てには、奇兵隊内閣によってピンポイントに増税攻撃されかねません。「基本的に消費税は5%だけど、お前だけは32%」とか言われたら、たまったもんじゃございません。380円の生中のはずが、501円のお支払なんてことは、是が非でも御免こうむりたい。

・・・なんの話でしたっけ?

アウェイのコーナー自由席の話ですね。このカテゴリーって、当然ながら基本的にアウェイチームを応援するための空間なわけですが、アウェイまで駆けつける熱心なサポーターは、ゴール裏(アウェイ自由席)に詰めかけますので、比較的すいています。

ポツポツ座っているアウェイサポも、「さすがにゴール裏は…」って感じなので、なんとなくリラックスして応援している雰囲気があります。だから、コーナー自由席にいる限り、どうしてもアウェイチームを応援しなければならないって圧力は、あんまりないんですね。千葉がゴールを決めたときに歓声をあげても、少しだけしか浮いてしまわない。少しは浮きますけどね。

ところが、この日はまるで様子が違いました。アウェイ席がちゃんとアウェイ席として機能しているんですね。飛び跳ねたりこそしないものの、コーナー自由席にお座りの皆さんも、熱く札幌を応援しているんです。ゴール裏自由席の端の方と同じ感じと言いますか、ゴール裏の延長としてコーナー自由席もある、そんな表現の相応しい雰囲気を醸し出してました。間違っても千葉の好プレーに拍手なんて送っちゃいけない。そりゃ、ワタクシもニワカ札幌サポになるってもんです。

いやぁ、あの一体感は素晴らしかったですね。札幌って特別にホームでの動員が多いクラブじゃないですよね。にもかかわらずアウェイでの、あの熱気、なんか飛びっきりの秘密でもあるんですかね?

ともあれ、ニワカ札幌サポとなったワタクシですが、札幌のチャントを聞いていると、1つ釈然としないことがありました。それは、札幌サポって「っ」に対して、余りにも冷たすぎやしないか、という点です。

コンサドーレのチャントの多くは、「札幌」のことを、「さっぽろ」ではなく、「さぽおろ」と発音するんですね。そうです「っ」のことが全く無視されてしまっているんです。

木村拓哉さんのことを「キムタク」と略したりしますが、ならば「ら」と「や」の立場はどうなるんだ、と。「ら」と「や」のことが不憫でなりません。

それでも、まだ「ら」と「や」は、ひとりぼっちではないので恵まれてます。昔いたアイドルの千葉麗子さん。彼女の略称は「ちばれい」でした。こうなると、ただ1人だけ無視されることとなる「こ」が余りにも可哀想だと憤慨を禁じ得ません。「さっぽろ」の「っ」だって、同じことです。何もみんなでよってたかって「っ」をシカトすることないじゃないか!

しかもですよ、「さぽおろ」なんです。本来なら「ぽ」の母音に過ぎない「o」(←「おー」です)が、「ぽ」のみならす、直後にさらに「お」として独立を勝ち得ている。「o」の寵用たるや、まことに甚だしい。つまりですね、札幌サポは「っ」を不当に軽視し、「o」を涯分以上に取り立てているわけですよ。「っ」の心情を察するに余りありますよね。

ただ、そんな「っ」にも、心温まる瞬間があります。コンサドーレのチャントの中に、「ウィッ・アッ・サッポロ、ウィアサッポロ♪」ってのがありますよね。これだけは「o」を過分に贔屓せず、「っ」に対して適切な評価を与えています。

だから、「っ」よ。このチャントを心の支えに、強く生きていくんだぞぅ!

全く以て「何のこっちゃ」って話ですが、今後も暫くは、こういうモードで行きますよ!!