熱きゴール裏の周辺をウロウロと…2013年シーズンのJリーグを振り返る・スタンドの住人達

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フクアリ埼スタ化[千葉vs松本(5月19日)]

 

この試合のフクアリは、いわゆる‘2011年の埼スタ状態’になっておりました。なんてことを突然言い出しても誰も分かってくれないでしょうから補足をば。いやですね、00年代後半の犬飼バブルが弾けて、成績も低迷したこともあり、2011年の浦和って、劇的に観客動員を減らしたのですね。

 

 

アジアの頂点を極めた頃の浦和は50000人とか普通に集めていて、そういう動員力を背景に埼スタでは、いわゆる自陣ゴール裏だけでなく、向こう側のゴール裏も、半分はホーム自由席になっている。必然的にアウェイゴール裏は、ゴール裏席の横幅からホーム分の半分を削って、そこからさらに緩衝帯を差し引いたスペースしかない。

 

 

当然、アウェイが人気チームだとパッツンパッツンになるわけですが、2009年とかは、それで良かったのですよ。アウェイゴール裏も含めて360度満席の壮観になるわけですから。問題は観客動員を減らした2010年とか、2011年。アウェイ側は一定していますよね、相手クラブの動員力の問題ですから。ただ、ホーム自由席は、浦和の動員力減少の影響をモロに受けてしまう。向かって右側には入りきれないアウェイサポがいるにもかかわらず、左側はガラガラに近いという、まことに理不尽な状態が出来していたのですよ。

 

 

で、この日のフクアリも、そんな感じ。J2屈指のサポーターを擁する松本ゴール裏は立錐の余地なし。他方、アウェイ自由席に隣接するホーム自由席ゾーンには、随分と余裕があった。このあたり、緩衝帯の調整など、もう少し柔軟にできないものでしょうか。

 

 

 

■ゴール裏模様[横浜FCvs札幌(6月1日)]

 

毎年毎年、一試合くらいはコンサドーレの試合を見るのですが、ほんと毎度毎度、アウェイにおける札幌サポの応援は素晴らしい(ホームでの様子については見たことないので判断不能)。この試合においても札幌サポはゴール裏の端から端まで立錐の余地なく詰めかけていて、一糸乱れぬコール掛けで選手を後押ししていました。ワタクシがスタンド観戦するようになって10年間ちょっと、本当に頭が下がる思いを、いつもさせられます。

 

 

一方の横浜FCのゴール裏は少し寂しかったですね。ここ数年、ゴール裏の人口密度は、ほぼ横ばい、場合によっては減っているんじゃないでしょうか。三ツ沢の場合、レイアウト的にホームよりアウェイ側のゴール裏が狭くなるので、同じ人数ならアウェイの方が混雑しているように見えるのですが、実数の上でも札幌ゴール裏の方が多かったかもしれない。

 

 

じゃあ横浜FCサポーターが極端に少ないかというと、そうではない。ゴール裏の人数が条件に左右されず一定なのに対し、増減があるのはバックスタンド。そして、この日のバックスタンドはかなり混雑していた。つまり、ニッパツにおいては、流動層におけるバックスタンド一極化が進行しているようです。これが何故起こるのか、良いことなのか悪いことなのか、ワタクシには成案がありませんが、ニッパツに特異な現象として覚え書いておきたいと思います。

 

 

 

■平日の駒場[浦和vs山形(10月16日)]

 

この日は平日開催でした。で、前日の深夜から午前中にかけて、「10年に一度クラス」という鳴り物入りの台風が首都圏を直撃して駆け抜けていきました。で、試合が始まる夜7時には、まさに‘台風一過’、、、にはならず、青空でしたけど風がビュンビュン吹いていました。ピッチに撒き散らすスプリンクラーの水が二階席にまで飛んできたり。

 

 

そうですね、完全にスタンドガラガラのパターンです。さしもの浦和と言えども、直前のJリーグでも2万人ちょっとの動員でしたし、聖地とはいえ、空席が目立つ。ワタクシは、月給取りのクセに一般的な職場からみると有り得ないような職務体系で働いていますから、この日は午後から職場に行って、夕方にはサッサとスタジアムへ。まあ、そのしっぺ返しは自分に返ってくるんですけどね。

 

 

ともあれ、最寄りの駅から地下鉄に乗って、JRに乗り換え。目的地が浦和駅ですから湘南新宿ラインに乗ります。そうしたところ、クリビツ仰天な表示が。16時40分の電車の次は17時30分までないらしい。そんなバカな、と。本数が少ないことで有名な湘南新宿ラインとはいえ、この時間帯なら一時間に4本は走っているはずだぞ、と。

 

 

携帯サイトをピコピコ調べてみたら、どうやら快速が運転を休止していたらしい。むむむ、こういう、「ダイヤは利用者のためにあるんじゃない。管理する側が楽チンするためにあるんだ!」って感じが如何にも親方日の丸な電鉄会社らしくて、それはそれで御一興ですけど、危ない危ない。無酸素運動をしなくなって、早10有余年、久々に階段ダッシュをしましたよ、勿論、安全に十分な配慮を加えつつ。