カレーと元選手に注目しつつ、千葉と浦和の周辺ウロウロと…

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さて、前回のエントリーで、サマラナカレーについて熱く語ってしまいました。

本当は、今回の内容と併せて1回分になるはずだったんですけど、パッサパサな鶏肉のことを思い出すと、ついつい興奮を押さえきれなくなるようです。

ところで、皆様すでにお気づきかもしれませんが、前回そして今回の記事のタイトルには、抜本的におかしな点があります。少なくとも今年に限れば、「てゆうか浦和と千葉は試合とかしなくね?カテゴリー違うじゃん。」ってことですね。しかし、試合をしないからといって、同じ土俵で物語ってはいけないという決まりなんてございません。ひっそりと、共通点があるのですから。しかも2つも。

1つは、比較的、ワタクシがよく観戦に出かける両チームってことですね。基本的に「公共交通機関をお使いの方」というカテゴリーに分類されるワタクシですが、その場合、電車のアクセス的に埼スタが便利なんですね。しかも埼スタのSC指定席は、二階席なれど2500円という庶民派プライスだったりしますし。

一方、千葉の場合、もう、フクアリというスタジアムってだけで、若干、遠めの道中であっても駆けつけてしまうってもんです。

ごく個人的な共通点の他に、もう1つ、さらに個人的な共通点があります。それこそ「カレー」なんです。

つまり「スタグルでカレーを食べたことがある」っていう、この上なく個人的な共通点があるのです。別に浦和のスタグルでカレーが有名ってわけではないのですけどね。

浦和美園駅から埼スタへの一本道は、いつも僕を勇気づけてくれるくらい長い一本道ですね。もはや「君の家に続く」と言っても過言でない。ただ、その一本道、長いけど細くはないですよね。ゆえに、ひっきりなしに屋台やら移動販売車やらが並んでいる。

5月5日(こどもの日)の名古屋戦のことでした。いつものように一本道を歩いていたワタクシは、特に屋台やら移動販売車に目をやることもなく埼スタに突撃します。そして、漸くスタジアムの喧噪が五感に伝わってきたあたりで、意外な事実に気づいてしまいました。

「あれ!?もしかして空腹かも…」

これには虚を突かれました。まさか、ね。油断しておりました。あがらえない運命ってヤツです。神様っていたずらものですね。

ともあれ、何か食べようと、スタジアム周りを徘徊していたら、まさに五月晴れの子供の日。「にいまるまるにい」は、そりゃもう大混雑ってなわけですね。

移動販売車も大盛況。スポナビブロガーの中でも指折りの行列嫌いであることを、なんの根拠もなく勝手に自認しているワタクシ、なんでも良いからすいてる店を探します。で、たどり着いたのが、カレー屋さんだったわけです。

ねっ、浦和と千葉には共通点があるでしょ?

ちなみに、祝日ですし、試合前はいろいろとイベントが企画されていたようで、すいているという理由だけで並んだカレー屋さんの隣はイベントスペースになっておりました。

当然そこでもイベント真っ最中。どこかの中学校のブラバンだか軽音だか合奏部だかの皆さんが、レッズ熱烈応援な演奏を披露してました。

「浦和ガンバレ、オー!!」

みたいな、当の中学生(たぶん13歳、あるいは14歳ないし15歳、場合によっては12歳)の女子的には、恥ずかしいっちゃありゃしないことを言わされたりするわけですね。こういうときは恥ずかしがらずに、やりきるしかありません。

そんな青春の1コマもひとしきり終わると、後片付けが始まります。浦和のスタッフが45人、ウダウダかつテキパキと作業を進めます。そんな様子をカレーの列に並びながら眺めていると、見覚えのある姿が。

サラサラな髪に、スラッと伸びた長い足。浦和サポの方は、もうお分かりですね。内舘さんです。

低迷期からビッグクラブへと変身を遂げる浦和を橋渡しするかのような現役生活を送られた、かつて主将。スタッフになったって話は、言われてみれば、なんかの記事で読んだ気もしますが、「本気」と書いてマジで、フツーにスタッフしているんですね。なんか少し得した気分になりました。

ただ、「元選手が見れてラッキー」というジャンルでは千葉も負けてません。そうです、浦和と千葉には、ごく個人的な、3つめの共通点があるのです。

同じ5月5日。実は、ダブルヘッダーを敢行しておりました。浦和戦の後、フクアリに急行し、草津戦を観戦したわけです。

この日も、いつも通りアウェイ側の「コーナー自由席」に陣取ったのですが、ただいつもと違って、一階席に座りました。そうしたところ、すぐ隣がどうやら関係者席になっているらしく、ユースだがジュニアユースだかの中高生が、ジェフな感じのジャージを着て観戦してたりします。

その様子をぼんやり眺めていると、穏やか且つ爽やかな笑顔で、ユースとかの選手と談笑するメガネのお兄ちゃんがいます。

よく見ると、どうやら去年引退された斎藤大輔さんのようです。下部チームの指導者になられたようで、未来のJリーガーに慕われている様子が伝わってきます。というよりも、お人柄なんでしょうか、次から次へといろんな人から話しかけられていた斎藤さん、おちおち試合を見る暇もないご様子。

かく言うワタクシも、そんな斎藤さんを90分間、チラ見し続けておりましたので、全く試合に集中できておりませんでしたけどね。

ともあれ、ダブルヘッダーをしたところ、埼スタでは内舘さんをお見かけして、フクアリでは斎藤さんをチラ見し続けるという幸運に恵まれたわけです。こういうラッキーにはなかなか巡り会えません。やはり浦和とジェフにはなんらかの見えない糸で結ばれているようです。

そんなわけで、カレーを食べると、長身で爽やか系の守備的な元選手に会えるというお話でした。