前半戦、上手くいかなかったチームの周辺をウロウロとしていたら、Jへの愛に目覚めました

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なんのこっちゃ、つうタイトルですが、言いたいことは記事の最終盤にあったりします。もし、暇で暇で仕方ないって方がいらっしゃいましたら、最後までお付き合いくださいな。

今年のJリーグは、前半と後半とで、がっぱり2分割されます。言うまでもなく、ワールドカップ中断があったからですね。1ヶ月とちょっと、J2は多少短いですが、ちょうど夏休みと同じくらいの期間でした。

夏がすぎると風があざむわけですが、夏休みは夢花火です。そして、なぁつのおぉわぁりぃひ、ってことになります。

もう一度アサガオを育てたかった。ひまわりの成長を観察したかった。なぜ、あの頃は平気でセミを手づかみできたのでしょうか。

ともあれ、3月6月のリーグ戦は、言うなれば1学期だったわけですね。中高生の頃って、1学期がむやみに楽しくなかったですか?

春の陽気のなか夏を迎える準備をして、夏服に衣替えなんかしちゃったりして、結局は何もないのに、何かあるかもしれないと胸をときめかせたり。夏そのものよりも、「そろそろ梅雨明けです」なんて天気予報をみている時間が、一番楽しかったような気がします。

さて、そんなウキウキワクワクな1学期、すなわち前半戦を失意のうちに過ごしたチームもあるわけで。

例えばカターレ富山ですね。

2009年シーズンは、J2参入初戦ながら大健闘し、一時期は6位とか7位とかまで成績を伸ばしたカターレですが、2010年シーズンは、見事なまでにスタートダッシュで躓きました。

2009年は朝日(7番)、上園(10番)の2列目コンビを中心に、無駄のないカウンターアタックなどが冴えていた富山。今年は更に苔口・黒部の強力2トップに江添まで補強して、更なる躍進が期待されたのですが、全く上手くいきませんでした。

ワタクシが観戦したのはジェフ戦でしたが、しっかり守りを固めながらも結局、守備は決壊しましたし、PKにつながったカウンターも、狙い通りというよりも、たまたま運が味方した、という印象が残っています。

去年は、まだまだ「JFL仕様」のままで、その「JFL仕様」でどこまでやれるか挑戦していたのに対し、今年はステップアップすべく「J2仕様」にモデルチェンジしようとしたところ、思いの他にてこずったといったところでしょうか。

次に大宮ですね。

大宮といえば、早くも監督が更迭されましたので、当然、苦戦はしているのですが、ワタクシが観戦したのは、監督が交代した後の広島戦です。

監督の交代については、そもそもチャンさんが続投になった時点で、「じゃ、なぜ樋口さんはクビになったの?」という疑問がありましたので、予想された結末だったりします。

そんなことより、ワタクシの想像力で理解できなかったのは、

「なんで、セットプレーに一切、得点の匂いがしないんだ?」

という点ですね。

大宮にはマトという的があって、、、ダジャレじゃないですよ、確信犯ですが。余談ながら、そのうちセクハラとかパワハラとかと同じ系列の語として、ダジャレについてのハラスメントを指す言葉とか、出来そうですよね。

話が逸れました。えと、、、そうそう、セットプレー。

マトという的があって(しつこい)、この日はラファエルもいた。しかもキッカーは橋本。なんなら村上に、やけっぱちのドッカンを撃たせるという選択肢もある。素人発想の理屈の上では、もう少し、期待感を持たせてくれても良いのではないかと。

最後に愛媛。

愛媛自体は全体として悪くない成績を維持してます。ただ、ワタクシが見させて頂いた、これまたジェフ戦に限定するとGKの山本選手が余りにも残念でした。

3失点したのですが、1失点目は、混戦の中、味方DFが股抜きされて、ただそれを見送るという感じですね。この表現ですと味方DFの責任のように思われるかもしれませんが、スタンド目線で言えば、GKが充分にフォローできるパターンのヤツでした。

3失点目は、遠目からふんわりヘディングされたシュートに頭上を越されてしまったもの。ポジショニングについては素人なので迂闊なことは言えませんが、多分、どうにかなったパターンのヤツかと思われます。

何よりも残念なのは、山本選手、パントキックのミスが多い。実はミスキックに見えるように狙って蹴っていて、普通のキックに見えているのが、実際にはミスなのではないかとの疑惑さえあります。

とはいえ、これぞ、Jの日常。愛すべきJの日常でございます。あれやこれやのトホホもアトラクションの一つとして楽しめてこそのJリーグサポーターなのです。

相手の長所に惹かれているうちは恋、あばたをえくぼとして解釈できるようになって、はじめて愛なわけですね。

フットボールに恋をしている人たちは、これからもスカパー!でヨーロッパのリーグ戦を観戦することでしょう。間違いなくそこには、心を豊かにしてくれる美しい刺激が満ち溢れているかと思います。

しかし、自分以外の誰か、何かに愛を与えたいと思っている方がいらっしゃいましたら、きっと身近なスタジアムが、あなたの愛を求めています。

またまた話は逸れましたが、とにかく、Jリーグの日常に慣れておくと、ワールドカップなんて1から10まで、全てがスーパープレーの連続です。この非日常的な祭典が如何に素晴らしいパーティーであるかが実感できるかと思われます。

普段、Jリーグを見慣れている人は、そうじゃない人に比べて何倍もワールドカップを楽しめるのです。

そうだ、J、行こう。

って話ですね。非日常も素晴らしいですが、日常もなかなか魅惑的ですよ。

さて夏休みも、もう終わりです。いよいよ今週からは2学期。一学期の、新しい出会いだらけな初々しさの勢いでは恋を始められなかった人たちも、二学期末の、「エックスマスいぶ」という大一番をめがけて、リスタートしなければなりません。

本エントリーで述べた3チームを含めて、1学期に恋の花を咲かせられなかったクラスメートが、いかに新たなラブチャンスを開拓していくか、注目していきましょう。