步夢と書いてウォーキングドリームと読む?〜ノジマステラ神奈川相模原vs大宮アルディージャVENTUS(11/6)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□(うまい)ラーメンショップ(うまい)

何週間か前、SC相模原の試合を見に来たとき、せっかくだからと思って、もはや聖地なのか観光名所なのかわからないアナーキーでクレイジーなスポットである「相模原中古タイヤセンター」に立ち寄って、で、そこから歩いて30分くらいかけてギオンスへ向かったのですが、その道すがらに懐かしい看板を発見しましてね。それが「ラーショ」こと「(うまい)ラーメンショップ(うまい)」です。90年代半ばには多かったですよね。特に都心を少し外れた郊外に。まさに、90年代半ばに都心を少し外れた郊外で大学生活を送ったワタクシにとっては青春の思い出そのものです。ってわけで、この日のお昼ご飯は「(うまい)ラーメンショップ(うまい)麻溝台店」でございました。

 

ヤングなでしこvsゴルフクラブ

もうね、歳をとるとね、記憶がなかなか更新されないわけですよ。いまだに、ノジマステラと言えば田中陽子なワタクシ。そういや、相手の大宮には仲田步夢がいますね。田中陽子と仲田步夢、彼女たちが「ヤングなでしこ」と呼ばれていた頃の(ルックス的)2枚看板。あの頃、最も評価が高かったのは京川舞だったように記憶してます。圧倒的実力派であったにもかかわらず、今ひとつ地味だった田中美南が出世頭なのかな。

大宮から京浜東北線武蔵野線横浜線、相模線を乗り継いで乗り込んできた(わけない)大宮ですが、「VENTUS」って何やねん?ってなわけでGoogle先生に聞いてみたところ「フジクラ VENTUS」ってのが出てきた。ちなみにゴルフのシャフトのようです。ゴルフをしないワタクシ的には「シャフトとは何ぞ?」と更に調べてみたら、ゴルフクラブのヘッドとグリップの間の棒なんだそうです。素人的にはゴルフクラブのメインに見える箇所ですが、どうやらゴルフクラブの主役はヘッドとグリップらしい。

 

□サンデイ・ロペスvsサイドアタック

ゴルフクラブの主役がヘッドとグリップだとしたら、相模原の主役はサンデイ・ロペス。なんせデカい。ちょっとやそっとデカいのではなく、めっちゃデカい。男子サッカーで言うところのクラウチのレベル。だけど、それ以上に近い存在は、かつてジェフに所属していてオーロイ。あるいは名古屋のシモビッチ。そして、オーロイやシモビッチがそうだったように、この選手の出色は高さではなく強さ。どうしてもアジリティで劣るので、落下点に入る競争には負ける。だから、ジャンプできないことが多い。ただ、ゴツいので、自身は手で押さえ込まれながらも相手はジャンプしているシチュエーションで、普通に相手を吹っ飛ばす。というか、気づけば相手が吹っ飛んでいる。

対する大宮は、至極模範的なサッカーをやります。SHとSBにボランチやらFWやらが絡みつつ、サイドを丁寧に丁寧に崩してクロスを入れるサッカー。物足りなさがある一方で、ツッコミどころも少ない感じですね。特に前半は大宮がサイドからクロスを入れては弾きかえされ、そこから相模原が縦一本で抜け出すロングカウンターを仕掛けるも精度が足りない、ってのを延々と繰り返していました。

 

 

□大宮が逃げ切る

大宮について、もう一つ挙げるなら、GK望月のコーチングが目立ってましたね。女性の声なんでよく通るのですが、通る声の中では低めなんで、落ち着きがあるというか、威厳があるというか。しかも、指示の内容がいちいちクリアで、具体的。コロナ禍の観戦では、こういうところが楽しめて面白い。

試合は後半になって、ゴール前のファーストアタックの跳ね返りを拾った井上綾香がミドルショットをテクニカルに決めて大宮が先制。そのあとは相模原が押し込み続けますが、大宮も凌ぎ続ける。って中で大宮はカトラー、相模原はケーニヒ・シンディと外国籍アタッカーを投入。とはいえ試合の流れを変えるような存在感は示せず、そのまま1ー0で大宮が逃げ切りました。

 

□目立った選手

最初にも触れた仲田步夢ですが、少しプレースタイル、変わりました? 昔のイメージではゴリゴリのドリブラー、略してゴリドリ君の印象が強いのですが、なんか、パサーでしたよ。サイドでもらって少し中央に構え直してからボランチっぽいパス捌きがをする。そもそも視野が広いのか、ときどき視野の広さが覚醒するのか、むしろ視野が狭いから周りが声を出してくれて選択肢が増えるのか、ともあれ、斜め方向に球足の長いスルーパスを出して局面を打開するってなシーンが散見しました。

相模原からは途中出場の北方沙映を推したい。後半開始から右SBとして投入されたのですが、このタイミングで守備の選手を交代させるのですから、まずは守備のリズムを再構築しようとういうことだったんでしょうけど、実際に後半は仲田步夢と鮫島の大宮左サイドコンビの勢いが止まった。さらに後半半ばにはボランチへとスライドして、そのあたりを境に相模原は猛攻モードになったので、相当利いていたということではないでしょうか。改めてチェックしたい選手です。