這々の体で同点に持ち込む〜ニッパツ横浜FCシーガルズvsFC十文字VENTUS(11/1)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□瓶ビールの魔力

本日は横浜に女子サッカーを見に行ったわけですが、13時キックオフということで、ランチは簡単にトンカツ屋さんで済ませてから三ツ沢に向かいました。ちなみにトンカツ屋でオーダーしたのはトンカツ定食。当たり前ながら白米が付いてくるのだけれど、ついつい瓶ビールも併せて発注してしまった。BSーTBSの『町中華で飲ろうぜ』愛好者になってからというもの、瓶ビールの魔力にすっかり取り憑かれてしまった今日この頃なのです。

これまでは生ビール至上主義(「瓶ビールも生ビールだ!」という無粋なツッコミはご遠慮。樽生中ジョッキのことでございます)だったんですけど、最近は休日のランチに限れば瓶ビールを頼むのが習慣化しつつあります。生ビールと違って、自分の好きな間合いで泡を作れるので、料理が届いたタイミングで写真映えするよう調整できるのが良いですね。何よりも手酌のやさぐれ感が休日のお昼にちょうど宜しい。

 

□ルヴァンについて

話は変わりますが、皆さん、ルヴァンカップのチケット争奪戦に参加しましたか?Jリーグチケットユーザー的には2回、購入のチャンスがあったものの、どちらも週末の20時発売とか。そんな時間、政府の権力者に従順なワタクシとしては、GO TO EATしてますやん。そらもう完敗ですよ。……っていうか、1アカウントあたり6枚って…。何もなければ8枚とか12枚だったんでしょうけど、6枚であっても「転売してください!」とお願いしているようなものじゃないか。

というか、今シーズンは、どこのクラブもチケットがとりづらい。なかでも柏は困難を極める。ファンクラブ会員でないと、なかなか厳しい現状なんで、ルヴァン決勝という機会を捉えて見に行こうと企んだのですが、まさに画餅でございました。というか、日立台なんてキャパが怪しいスタジアムでやるからこういうことになるのであって、コロナが収束するまでの期間だけでも柏の葉でやってくれないですかね⁇

 

□前半の展開

よそのチームのことはともあれ、三ツ沢のピッチ上に視線を移しましょう。ポゼッションのイニシアチブを握ったシーガルズですが、スタイルはアグレッシブなサイドアタック。牽引するのは、超攻撃的な左SBの宮下(8番)。SHの小原を追い抜いている状態がデフォルトなんじゃないかっていうような位置取りで、流れの中で、普通にゴール前でクロスを待ち構えていたりする。

そんなシーガルズのアタッキングにビビったわけではないでしょうが、十文字はリトリートした守備から、「クリアだっ!前線、走れ‼」ってなぐあいのカウンターサッカー。割り切った弱者の戦術で応戦します。大きな声で指示を送り続けた監督さんの言葉の中で、最も頻繁に発せられたのは、押し込まれた状況での「切っていいよ‼」だったのではあるまいか。でも、それで先制するのだから、正義なのです。

というわけで、先制したのは十文字。右コーナーキックから、なかなかシーガルズがクリアしきれず、シュートを連発。決めたのは左SHに入っていた小島(11番)だったらしい。粘り強く守って、セットプレーで得点する。お手本のような先制点でした。とはいえ、それで流れが変わるわけではなく、その後もシーガルズが攻める。しかし、前半に何度かあった決定的なシーンで、遠目からではあまりアスリート体型には見えない十文字のGKなんちゃらスキーが、ことごとく的確に対応。十文字の1点リードのままハーフタイムを迎えます。

 

□後半の展開

追いかけるシーガルズは後半の開始から切り札の山本絵美を投入。この選手を見に来たといって過言でないのでないので、ワタクシのテンションはうなぎ上り。実際に上手い。ヘディングまで含めてワンタッチのパスが悉く受け手にジャストフィット。さすがは“女ロナウジーニョ”ですが、他方で前半に比べて十文字がボールを持つ時間が僅かに増えたような気もしますので、ひょっとしたらフォアチェックは緩んだのかもしれません。もちろん、それを補ってあまりあるエスプリを攻撃に加えてはいましたが。なんで、いまや“女ロナウジーニョ”といより“女遠藤保仁”といった方が相応しいのかも。

全体としては、やはりシーガルズが攻めまくる。ただ、前半から攻撃を一身に牽引していた小原が時間の経過とともに、少しずつトーンダウンしていく。あれだけ、ボールに絡みまくって奮闘していたら、そりゃHPやらMPも尽きるやね。その分、逆サイド、右サイドが後半のシーガルズの猛攻を下支えした。右SHは13番の内田だったのですが、なかなかテクニカルですね。ボールをアウトサイドで扱うみたいなこしゃくなプレーを織り交ぜます。ただ、肝心のスコアが動かない。ゴール真ん前中央での正確さやら思い切りの良さといった部分でやや不足があったかもしれません。それでも、徐々に残り時間も減って敗色か漂いだした後半の44分、セットプレーから発生したゴール前のスクランブルで超攻撃的左SBの8番宮下が乾坤一擲のボレーを突き刺し、シーガルズがどうにかこうにか同点に持ち込みました。