露呈!〜岐阜vs福岡(8/11)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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実家への帰省ついでに、この日は長良川。岐阜と福岡の試合ですが、この両チームといえば、ズバリ、キーパーがヨーロッパ人。福岡はスペイン人のセランテスで、岐阜はドイツ人のジーバース!……ではなくってですね、6ポイントマッチですよ、6ポイントマッチ。勝ち点20で最下位の岐阜と、勝ち点24で19位の福岡。しかも岐阜が1試合消化が少ない状況なんで、わかりやすい裏天王山状態です。

両チームとも低迷しまくりだったので、ともにシーズン途中に監督交代。岐阜は実績十分の北野が大木さんのバトンを受け取り、福岡はコーチから久藤さんが昇格。とはいえ北野さんと久藤さんには、あまり共通点を感じない。というより、久藤さんとカブるのは磐田の鈴木秀人新監督ですよね。どちらも全盛期ジュビロのOBで、シーズン途中にコーチから監督へと昇格、しかもそれがトップチームの監督としては初就任ときたものだ。ついでにいえば、なかなかチームをV字回復させられていないところまで共通している。北野さんは着実にチームを上向かせている印象があります。

 

なんかね、スタジアムから川を隔てた「ナガラガワフレーバー」ってところを覗いてみてんですよ。じゃあ、オシャレカフェとかオシャレスイーツとかの吹き溜まり。どうせ、みんなタピオカってるんでしょうね!みたいな。別にオシャレカフェでもビールがあれば入ったんですが、コーヒーとかしかなかったので、ビールの口になるだけなって飲めないまま、スタジアムへ徒歩移動。物乞いのようなテンションでスタグル屋台村へ転がり込み、珍しくハイネケン樽生の店があったんで、そこで生ビール購入。そしたらですよ、この試合のイベント的なことで、生ビール購入者には、ソーセージ工房のそれ用ソーセージが無料配布されるときたもんだ。当然、列ができてる。ワタクシも並びます。もちろん並んでいる間にビールは飲みきる。そのタイミングで焼きたてソーセージが配布される。そうするとビールが欲しくなるので、また生ビールを購入する。そうすると、再びソーセージ券がもらえる。だから行列に並ぶ。並んでいる間にビールは飲みきる……(以下略)。

 

無限ループのしがらみを断ち切ったところでキックオフ。岐阜のサッカーについて観察してみる。観察しようとしてみる。じっと視線を送ってみる。……サッパリわからん。だって、この試合はバックスタンドで観戦してみた結果、思いっきり逆光なんですもん。あんな直射日光のなか、どんなサッカーをやってるかなんて判断できるわけもなく。とりあえず、水を撒きすぎてパスが繋がらないというあるある的な自爆現象が発生していたことは理解できた。

対する福岡は、なんと言ってもダブルボランチ鈴木淳加藤大ですよ。福岡のバンディエラと新潟の元レジェンド候補。この2人が中盤を組めば そりゃ、J2だったら、監督の手腕とは無関係に中盤は機能するわけですが、2人とも、他サポは相応にリスペクトしているにもかかわらず、自サポ(ドメサカブログとかでエンブレムを表記させて「我こそはサポーターの総意にあらせられるぞよ」って発言をする人)からは文句を言われがち。そんなダブルボランチアビスパ福岡でございます。

 

展開は、まあ、五分五分でしたかね。アビスパサポーターが「おいさ〜」って連呼するほど圧倒していたわけではないです。ただ、アビスパサポーターが「おいさ〜」なシチュエーションを適切に見つけ出していた、それだけサッカーを見る目が肥えているというだけで。でも、結果、先制してのは福岡ですからね。ディフレクションも実力の内。負けられない福岡が先制しました。

後半に入ると、個人的な期待としては「前田遼一が出てきて岐阜が押せ押せになるのかな」とかワクワクしてみたのですが、北野さんはディフェンダーとかボランチを入れ替えて、なかなか前田を出さない。逆に久藤さんは‘おーまいじょーご’を投入し、そして、その‘おーまいじょーご’がダメ押しゴールを決めて勝負あり。岐阜としては‘生々しい相手’と、ガップリよつに組んだ結果、いろいろと課題が露呈することとなりました。

 

前半にも述べたように、この日は岐阜城とか、あのエリアから徒歩で橋を渡ってスタジアムに入りました。そうしたところ、ビジター入口に遭遇。そこから「バックスタンドの入口はどこかしら?」と探した結果、そもそもアウェイゴール裏入口以外には中央ゲートしか存在しないという事実が判明。一回スタジアムを半周してメインスタンドにある入口に着き、そこから、スタジアムをもう半周してバックスタンド席にたどり着く、みたいな。うっかりスタジアムを丸1周してしまったよ。

1周しながらピッチを眺めつつ思ったのですが、長良川競技場って、陸上トラック付きの割には見やすいですよね。それから、もし座席を増設しなければならないとなっても、簡単にできそう。だって、両ゴール裏とか、バックスタンドの一部とか、いまだに芝生席なんですもん。東海圏の太平洋ベルトですから、それなりに都会なはずなんですけど、平野部の余裕なのか、平地に見えて実は湿地で開拓困難地が多かったというか、これだけ立派な施設を山の中ではないところに、しかも無理矢理感なく擁している、トヨタおこぼれ地域、恐るべし!