■ラジャ・カサブランカ 2 vs 1 モンテレイ[CWC準々 12月15日]
両チームともに行儀が良いというか、あまり極端に手数をかけすぎることなく、さしあたりショートカウンター気味にシュートを撃っていく展開。その中で先制したのが、まさかの開催国代表ラジャ・カサブランカ。右サイドでメトワリが起点となりスルーパス。オーバーラップしてきた右SBのがエルハシミが追いついてクロス。最後はシテビが押し込みました。
その後は基本的にモンテレイが主導権を握って試合が進みます。カサブランカはなかなかはっきりとしたクリアができず、すぐにボールを奪われるという無限ループ状態。そんな危機的状況の中、モンテレイ攻撃陣の前に立ちはだかったのが、カサブランカのGK、アスカリ。
例えばスアソが虚を突くタイミングで無回転シュートを撃っても、しっかりキャッチし、それ他さまざまな種類のシュートを全て確実にセービングしていく。かと思えば、カルドソとの1vs1を見事な反射神経で制す。楢崎の判断力と、川口のアグレッシブさの両方を併せ持っているといったら言い過ぎでしょうか。
で、このアスカリ。見てくれが、なかなかインパクト大。オヤジくさい顔して、スキンヘッド。誰かに似ているなぁ・・・と思案していたところ、思い浮かびました。そう、かつて横浜フリューゲルスで活躍したモネールにそっくりなのですよ。
そのモネール、もとい、アスカリの活躍でなんとか前半は耐え凌いだカサブランカでしたが、後半、セットプレーから同点に追いつかれてしまいます。レーザーポインター攻撃にも負けず、スアソが正確なFKで見事なアシストをしましたね。
この試合、カサブランカで目立っていたのがアスカリだとすると、モンテレイで特筆すべき活躍を見せていたのがスアソ。かなりゴツい選手なのですが、足下も正確だし、中盤に下がってゲームメイクにも参加する。フォルランに近いイメージでしょうか。
そのフィジカル系オールラウンダーの脇を、カルドソ、デルガドというテクニックと突破力に優れたセカンドトップ系のサイドアタッカーが固める。この組み合わせも、どこかで見たな、と。これまた思案してみたところ、そう、「本田・松井・大久保」という南アフリカにおける日本代表の前線トライアングルに構成が似ているのですな。
え、、、それでですね、HDの容量が尽きて見れなかったのですが、試合はカサブランカが延長戦を制したようです。。。