■日産スタのカレー屋さん［横浜vs仙台（03月17日）］
皆さん、「ヨコハマ」という響きを聞いて、何を連想しますか？
ワタクシとして、街の光がとても綺麗で、ついつい振り向けば、港のヨーコがヨコスカっている印象が強いです。或いは、田舎モン的には、ボーリング場でカッコつけて、埠頭的な場所でシーガーディアンするためだけの都市というイメージがなくもない。ええ、ワケがわかりませんね。
ともあれ、オシャレがコジャレている町、デートで出かけて、オープンカフェに入っても、容姿による判断により、オープンしていない奥地に案内されるような、生活感が全くなさそうな浮き世離れシティというのが横浜の印象。
そういう場所では、えてして、メシが美味くない。「ランチ」とか「ディナー」とか「コース」とかは美味しけれど、ロクな「メシ」は無いと、相場は決まっております。なので、日産スタジアムのスタグルにも期待なんぞしておりません。
ただ、この日はスケジュールの都合上、どうしても昼メシは、ここで食わねばならなかった。というわけで、スタジアム改札内の売店を駆け足で物色していたところ、カレー屋さんを発見。お隣の海鮮丼屋の方がイチ押しされている雰囲気もありましたが、スタジアムで海鮮丼を食べるのは、山奥の温泉一軒宿で刺身の舟盛りを出されるくらい切ないので、当然、却下。
ちなみに、そのカレー屋さんには、ステーキ丼なるものもあって、確か、1000円近くしたような。スタジアムの丼もので、夏目さんなり、野口さんなりを旅立たせようとは、なかなかイイ根性をしている。さすがはヨコハマ、あるいはハマヨコ。大都会はブルジョワで溢れているらしい。
■鶏肉・キノコ・根菜［大分vs草津（03月04日）］
ワタクシ、兼ねてからの持論がありまして、それは「九州に行ったら筑前煮の具材になる食物を食べておけば外れない！」というものです。具体的には、根菜類・キノコ・鶏肉ですね。なんせ「筑前煮」というくらいですから、もう、九州を背負っているといって過言ではない。ただし、鹿児島（＝薩摩）では「サツマイモ」を「からいも」（でしたっけ？）と呼ぶように、福岡（＝筑前）では「筑前煮」と呼ばないらしい。
ともあれ、鶏天にせよ、水炊きにせよ、辛子蓮根にせよ、九州名物は、軒並み筑前煮の具材で出来ている。大分の代表的な物産品は椎茸ときたもんだ。辛子明太子とか、カステラとか、トルコライスとか、キビナゴとかは、この際、捨象。
で、鶏肉・キノコ・根菜ときたら、基本は「しょっぱい」味付けになるわけで、そう、つまり、ザ・Ｂ級グルメ。温泉旅館の懐石料理やコース料理より、吉野家の十勝風豚丼に魅力を感じるワタクシとしては、まさに「なに食べても旨い」状態ですね。
というわけで、大銀ドームに到着するや、スタグルを物色。あまり時間に余裕もなかったので、ホームゴール裏の後ろにある屋台で、日田やきそばと唐揚げを購入します。普段はスタジアムでビールを飲まないワタクシですが（真夏を除く）、このラインナップを前にしたら、否が応でも「ナマヲヒトツ」と発言せざるをえない。それを計３回ほど繰り返さざるをえない。
特に唐揚げは旨かった。念のため確認ですが、この場合、「おいしかった」は相応しくない、どこまでも「うまかった」なわけですが、ともあれ、モノの本によると、大分の唐揚げには骨が付いていると見ていて、少し面倒くさいのかなと心配もしたのですが、それも杞憂。非常にジューシーで食べ応え十分な骨無し唐揚げを堪能することができました。そりゃビールも進むっちゅうねん。
■牛タン焼き［柏vs新潟（05月26日）］
この日は昼間、神奈川県大和市でＪＦＬの試合を観戦して、そこから東京都をまるまる横断するように柏に移動しました。で、日立台に到着したのは17時30分くらい。試合開始の１時間前です。これはワタクシの行動パターンとしては、けっこう奇跡的なことだったりするんですね。基本的には試合開始20分前くらいに飛び込むことを以て尊しとしていたりしますので。
なので、ここは一発、行列に並んででも、美味しそうなスタジアムグルメを堪能してしまおうってことで、人生において２度目か３度目のスタグル行列参加をしました。スタジアムグルメってのは、要するに、屋台の味なわけですね。いわゆるお弁当との最大の違いは、その場での作りたてであるというところ。
必然的に少しでも人気がある出店には行列が形成されます。この時は25分くらい並んだでしょうか。おそらく、開門前から列をお作りになられる熱心なサポーターの皆様などは、「それ込みの、キックオフまでの２時間」ってことだと思われますが、ヘタレ三十路日本代表のワタクシ的には、やはり、なかなかしんどいですね。
ただ、並んだ甲斐は間違いなくございました。もうね、メチャクチャおいしかったのですよ。レイソルサポの皆様的には超有名なんだと想像されますが、牛タンやら炙り焼豚やら地鶏やらを、その場で焼いて供食してくれる屋台があるのですね。しかも、その３つを纏めて堪能できるミックス丼なんてものがある。
焼きたての牛タンやら豚肉やら鶏肉やらを、甘辛く味付けして白ごはんにのっければ、そりゃ、漏れなく美味しいですやん。そんなん反則やっちゅう話なわけで。ええ、部活から帰ってきた男子高校生みたいなテンションで見事に完食してしまいました、ええ、ええ。
