選手は変わらないのに成績が落ちる現象についてFC東京vs岐阜FCの周辺を岐阜目線でウロウロと…

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あるサッカーチームにおける強さって、どれくらいの割合で選手なり監督に負っていると思いますか?

なんてことをシミジミ考えた一戦となりました。やはりスモールクラブは、監督力て生きていくしかないんじゃないか、と。選手が変わっていないのに成績が落ちたとしたら、やはり、何らかの意味で監督力の影響が否めないのではないか、とか考えちゃったりなんとかして、みたいな。

ワタクシ、常にブログ内で公言しているように小倉隆史さんのファンです。何故かと問われれば「理由なんてない」としか答えようがありません。だって、好きとか嫌いとかに理由なんてないじゃないですか!うふ(はあと)

ええ、キモいですね。ただ、さっきの言葉を川島なお美さんのお言葉と捉えて下さい。マンガ道場もお笑いするってもんです(意味不明)

というわけでオグの故郷のお隣にある岐阜FCにも興味があるわけですね。そんな岐阜FCは今シーズンはJ2の最下位街道をビックリするくらいの勢いで一目散だったりします。

で、この試合を見た結果、確かに最下位街道を邁進しますよね、と妙に納得してしまいました。なんといっても、守備がルーズ過ぎる。特に相手が繰り出す縦への攻撃への対応が緩慢すぎる。

なかでもクサビのパスなりドリブル突破なり、縦へのアタックに対する対応に、いろいろツッコミ所がありすぎる。というよるもツッコむ暇もなく突破されてしまう。素人発想ながらコースを限定するなり、奪い所を明確にするなりすれば、もう少し何とかなりそうだと想うのですが。

ちなみに「思う」ではなく「想う」を使ったのは、携帯の予測変換的な事情です。

また、相手がボールをレシーブしたときの対応的にも、少し足りない部分があったように思います。後ろ向きのFC東京アタッカーにチェックに行っても、簡単に前を向かれるか、露骨な反則が審判にバレてファールを取られるかのどちらかでした。

要するに、FC東京から見れば「効果的なパス」「効果的な突破」に対して、岐阜FC守備陣は全く対応できていなかったわけです。言い方を変えるならば、基本的にFC東京の攻撃陣のやりたい放題状態だったということですね。

どれくらい、やりたい放題状態かと言うと、FC東京ショートコーナーが、なんのプレッシャーもなく、10秒近く放置されて、ショートコーナーを受けた田邉選手や羽生選手が、「さて、何をやろうかな」と熟考モードに入るくらい、やりたい放題状態でございました。

一般的にショートコーナーって、レシーバーがあたふたしながら、「だったら普通にコーナーキックを蹴れば良いじゃん」ってクロスを入れるのが関の山なんですが(ドーハでのイラク代表を除く)、この試合では、余裕綽々に狙いすました、トリッキーなパスを入れ続けていました。これは、なかなか非日常茶飯事だったりします。

ただ、そういう圧倒的なハーフコートゲームだったにも関わらず、FC東京は、前半途中までゴールを決めることができませんでした。その理由は幾つか考えられますが、最大の理由は、いわゆる1つのFC東京シンドロームでしょう。

FC東京シンドロームってなんじゃらほい?」って感じられる御諸賢も、いらっしゃいますかと思います。その疑問も尤もでございます。なんせ、ワタクシが勝手個人に今さっき考えついた言葉ですから。というわけで…

説明しよう、「FC東京シンドローム」とは、人もボールも観客の心を動かしながら、FC東京の中盤と前線の選手たちが、シュートを全く撃つことなく、横パスを回し続けることを言うのだ。

相手をナメ腐った挙げ句(実際に、それくらいの実力差はあったわけですが)、パス成功率の向上に自己陶酔を起こし、気がつけば、全くゴールの予感がなくなっている。うん、2010年シーズンに、どこだかよく忘れましたが、西調布と武蔵野台の間あたりで見かけた気がします。

そして、2011年の、調布と多磨霊園の中間点には、もう1つ厄介な問題があります。それを、巷間では、「セザー問題」という。なんといってもCFとしては何の役にも立たないわけですから。というか、ヘディングの競り合いに消極的ならば、せめてゴールを決めることくらいには積極的であってくれ、と。

とにもかくにも、岐阜FCは、なんだかんだで前半半ばまでは無失点でやり過ごせたわけですが、それにしても守備が酷かった。往年の横浜ベイスターズサード古木くらい酷かった。

ただ、ですね、岐阜FCの面子って、去年までと、さほど変わらなくないですか?

敢えて去年との相違を考えるなら、この試合ではワタクシ一押しの橋本選手が出ていなかったことくらいでしょうか。彼の正確な「止める蹴る」はチームに、かなり大きな安心感を与えていたと想像されますので、この点は大きいのだろうと。

ただ、それを勘案しても、いくらなんでも、いきなり守備能力が減退しすぎだろうと思うわけです。個人の技術が突然さほど衰えるとは考え難いので、ならば、これは何らかの意味で組織に破綻がきたしているのではないか?なんて推察されるわけです。

直球で述べれば、去年までと今年で変わった差、それは監督(はじめとする首脳陣)なのではないか、とか思われるってことです。

20位という順位がワタクシに先入観を植え付けているのかもしれませんし、そもそもFC東京が強過ぎのかもしれませんが、それにしても岐阜FCの首脳陣が、いくらなんでも酷すぎるからこその守備崩壊ではないか、なんて感じた一戦でした。