「あえて旬じゃないときにアップする」というモットーを持つ幣ブログ。単に筆が遅いだけとの説もありますが、そんな雑音には耳を貸さずに、なぜか、この時期にこの夏のワールドカップの各試合レポ(地上波限定)をします。
の、第二弾。
まずは、イングランドvsアメリカ。
これはイングランドのGKのポロリ事件が強く印象に残っている試合ですね。尤もワタクシの基準はJ2を含めたJリーグですので、個人的には「ときどき、あるよね。」くらいの感じでしたし、ミスは付き物。
「あんなことをこんなこと、なんとかをどうにかするな!」
…大変です。当時大流行していた名作映画「ROOKIES」の名セリフが、1フレーズたりとも出てきません。
「額に汗しろ!あなたの夢を諦めないで!!」
みたいな感じの、こういう「頑張ったけど成果のでない人」を励ますような内容でしたよね…
そんなことはどうでもいいんです。ここで問題とすべきは、そのポロリをしたGKの名前と、イングランドのGKユニのデザインについてですね。
思い出してください。ポロリをしたGKの名前はグリーンでした。では、そのときグリーン選手が身につけていたユニは何色でしたか?
そう、緑色なんです。これを悪ふざけと言わずして、何を悪ふざけと言うんだと。試合の準備段階で、そんな悪ノリで油断しまくっている時点で、この日のイングランドの命運は決まっていたのです。
失礼ながら、とっても地味なカード。しかし、何かと言えば、「絶対にどうとかこうとか」な局ですから、絶対に手を抜かないわけです。
こんな地味なカードであっても、エースを投入します。テレ朝のエースといえば、セルジオ越後さんですね。松○安太郎という説もありますが、松木○太郎氏には、このカードは荷が重いでしょう。
「危ないですよ、危ないですよ!だから危ないって言ってるんですよ、ボクは!!」
って、アナウンサーや視聴者を通り越して選手に気持ちをぶつける解説を、アルジェリアなりスロベニアなりに放り込んでくれれば、それはそれで見モノだったかもしれませんが。
一方、セルジオさんは、辛口で、「そうは言ってもイロイロあるんですよ」って部分への斟酌のなさ加減がいかついだけで、サッカーに対する見識はシッカリしておられますから、知らない選手×22人であっても、仕事キッチリです。
むしろ、過剰感溢れる「愛の鞭」がないぶん、非常に落ち着いて、素人のワタクシにも理解しやすい解説をしてくれました。テレ朝の皆さん、セルジオさんは、「知らないチーム同士」の試合の解説が適役みたいですよ。
セルビアvsガーナ
こちらも比較的地味なカード。やはり放送人の職人芸が求められます。この試合で健闘が光ったのは、NHKのアナウンサーさん。お名前は存じ上げません。
旧ユーゴスラビア諸国は、なんとかさんの息子たちが揃って「なんとかビッチ」を名乗るのでワケがわかりませんよね。その中、さすがは某国営放送。皆さん強制的にガリ勉マジメ君になっております。そりゃもう予習は、バッチシなわけですよ。流暢に、
「なんとかビッチ1号がボールを奪い、なんとかビッチ2号に渡す。追い越すなんとかビッチ3号を囮にして、なんとかビッチ4号にセンタリング。こぼれ球になんとかビッチ5号が飛び込み、最後はなんとかビッチ6号が詰めきれない!」
みたいな実況をスラスラしちゃってます。日本人に置き換えましょう。
「染太郎がボールを奪い、染五郎に渡す。追い越す勘九郎を囮にして勘三郎にセンタリング。こぼれ球に玉三郎が飛び込み、最後は直太朗が詰めきれない!」
みたい感じですよ。スゴいっすよね。
オランダvsデンマーク
前からなんとなく疑問に思っていたんですが、日本代表も韓国代表もユニの背中にはアルファベットで選手名をいれていますよね。あれは、何かFIFA的な規定があってのことなのかな?って思っていたんです。
ただ、この試合、デンマークのユニの選手名を見ていたら、「O」(「オー」か「ゼロ」のどちらかです)に斜め線が入った文字とかが使われていました。ワタクシが知っている限り、アルファベットに、そんな文字はありません。「キラキラ星」を何回歌っても出てきません。つまり、デンマークは何語ですか?仮にデンマーク語として、そのデンマーク語の文字を使っているわけですね。
まさか、人種差別にうるさく、ブブゼラを「それが、その地域の文化だから」と容認したFIFAが、「ヨーロッパ語圏の言語は良いけど、アジアの言語はダメ」みたいなお達しをするとは思えないので、JFAが自主的に「英語の方がカッコよくね?」みたいな判断をしたのでしょう。
「なんだ、その欧米コンプレックスは?」と。
日本人なんだから日本語で良いじゃないか、と。
ただ、そうした場合、漢字派とカタカナ派とひらがな派の3派に、日本が大分裂してしまう恐れがありますよね。ひょっとしたら、JFAは、祖国がバラバラになるのを悲しんで、泣く泣くアルファベットを採用したのかもしれません。